ブロンズ社の「ファーストブック・シリーズ」の1冊です。
このシリーズが出たばかりの頃、ほかの本は読んでいたのですが、この1冊は読んでなかったみたい…。
どれも可愛くて、単純明快なお話ですが、小さなお子さんたちならこの絵本に同調できるのではないでしょうか?
というのも、自分の子どもの頃や子どもたちの小さかった頃のことを思い出しても、こういう「ごっこ遊び」で遊んでいた気がするんです。
全体的な本の作りも子どもの頃を懐かしく思えるような感じで、単純で優しいクレヨンみたいな線の描き方と、たくさんの色を使っていないところに好感が持てました。
西巻かやこさんの「まこちゃんのおたんじょうび」とか、
バージニア・リー・バートンの「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」とかって、こういう感じの描き方ですよね?
私はこの手の絵の感じが好きです。
特に、この絵本の中ですごいところはお買い物に行こうとしたら
“雨が降ってきた”とこ。子どもの創造力のすごさを見事に表現してくれてますって感じで、ページいっぱいの雨粒がすごいです。
とっても素敵な絵本です。まだ読んだことのない低年齢のお子さんたち、とくに女の子たちにお薦めします。