ペルーの民話ということでしたが楽しく読めました。
ペルーの象徴ともいえるコンドル。そのコンドルが人間に化けて、お嫁にしたいと思ったマリアを連れ去ってしまう。
そしてそのマリアは、カエルやハチドリに助けられながら無事にお家へ帰る。
何か日本の昔話にもある設定・展開に、どこの国でも同じようなお話があるんだなあとおかしくなっちゃいました。
だからこそ息子も違和感なく聞き入っていました。
コンドルがいつマリアへ追いつくのか、緊迫した場面もありハラハラ・ドキドキだったようです。
ちょっとコンドルの絵がリアルすぎて、最後のページなどは怖い感じですが、すごく読みやすいお話ですし、アンデス地方の雰囲気の伝わってくる素晴らしい挿絵です。
出稼ぎなどでペルーから来ている人もたくさんいますし、これを機に相互理解が深まったらいいなあと思えた絵本でした。