図書館で出会い、ふようどのふよこちゃんの表情にやられました。
こどもたちは話の内容をどこまで理解できたか疑問はありますが、
それ抜きにしても、
キュートなふよこちゃんの表情や、お母さんに抱かれる様子はとても愛らしく、気持ちがゆったりしてくるようで、ニコニコしてみています。
それとは別に、
私の実家の風景の移り変わりにとても似ていて
不思議な気持ちになりました。
季節の節目にだけ賑やかになる家の様子
そして年月を経る毎に、
訪れる人が少なくなり、声が少なくなり、空き家が増えていく様子。
環境問題もですが、過疎化の現実も痛く感じられます。
幼い頃、ふよこちゃんにはたくさんであいました。
地域のお祭りのときだけ、深い草木の中から現れる土地の神様。
神主さんが祝詞をあげ、皆が頭をたれるその下で。
祖母に連れられ、キノコをとりに分け入った山の中で。
ふよこちゃんは誰にも気付かれずにあちこちにいたんでしょう。
そして人間達を見ていたのかもしれません。
何回かこの先繰り返して読み、
子どもが理解できるようになったなら
お母さんが育ったところもこんなところだよと
言うんだろうな。