「どうぞのいす」の香山&柿本先生の作品です。
お花が綺麗にたくさん咲いてくるこの季節にピッタリ。
うさぎさんの作ったちいさな肩掛けかばん(ポシェット)が、とっても可愛い。
確かにぴょん!と跳びたくなりますねぇ〜。
この器用なうさぎさんが、皆にほめられ作ってあげちゃう優しさが素敵です。
“誰かのために何かをしてあげよう”と思うこの気持ちが,幼い頃から芽生えるものだという、作者の子どもたちへの信頼と愛を感じる作品だと思います。
ぞうさんに作ってあげようと言うところで、私たち親子もうさぎさんと同じサイズのかばんを思い描いていました。
ぞうさんったら〜、可愛いんだから〜。
さて、ラストのページは、登場人物たちと一緒に話し合いたくなりますねぇ〜。
読後、3歳の息子は自分のポシェットをしばらく掛けていましたよ。
女の子なら、「わたしもちくちくしてつくりた〜い!」って、言い出しちゃうかも。
懐かしい思い出の一冊です。