レビューの評価が大きく分かれていたので、少し気になって娘に読む前にひとりで読んでみました。
まず物語よりも先にキラキラのうろこや幻想的な海のブルーがとても美しく絵画を見ているようで。それだけでも娘に見せてあげたいな〜と思いながらあらためて物語を読んでみました。私はひととおり読んで考えた結果、この谷川俊太郎さんの独特のリズムを読み聞かせしてあげたいと思いました。
他の魚たちがどうしてそんなに人のものを(キレイだとはいえ)欲しがるのかが分からなかったですが、にじうおがまわりから疎まれたのは特別なものを持っているからではなく、そのせいで知らず知らずに身についてしまった強いプライドや傲慢な態度のせいだったのですよね。うろこを分け与えることによって、「自分だけが決して特別ではない」ということを認識できたというお話で、その表現の仕方が少し極端だっただけなのかなと思いました。
5歳の娘はきれいな絵を見て喜んでいました。