はい、心の狭い私は、この本に出てくる、お花を食い散らす青虫さんの登場に、
「ムムっなんたる害虫!!今すぐ成敗してくれる!!」と思ってしまいました。
でも、もちろん、このお話の主人公は、心優しいトラリーヌですから、そんな野蛮な思考はいたしません。
彼女は、青虫さんのためにご馳走を作ってあげるのです。
それは、庭のお花から花びらを一枚づつ集めて作ったもの。
うーん、トラリーヌ、なんて素敵な女の子なんでしょう。
このフェルトで作られた絵が本当に素敵。
優しくて、柔らかくて。
毎度毎度、どいかやさんの絵本の愛らしさに、ノックアウトされる私たち親子なのですが、
決して飽きることがありません。
この方は本当にたくさんの手をお持ちですね。
いろいろな手法で私たちを楽しませてくれます。
でも…できたら、青虫さんがどうなったかも見せてもらえると嬉しかったかも。