年齢が低かったころは、「うさぎさんがかわいくない」と言っていた娘。今では、かなり気に入っています。
この本の魅力はスプーンではなく、「おさじ」と言っているところでもあると思うのです。普段はスプーンと呼んでいるけれど、ここでは断然おさじ。
なんだか、日本語としてのすわりがとても良い。
ばあばが孫に「はい、おさじ。あら、今はおさじなんて言わないわよね」と恥ずかしそうに言ったことがあります。
この絵本を読んでいたので「スプーンのことだと分かるよ」と会話したのが印象深いです。
最近は日常であんまり使わなくなった単語も、こういうところで生きてくるなあと思いました。