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講談社青い鳥文庫 アカネちゃんのなみだの海 モモちゃんとアカネちゃんの本 6」 ルートビアさんの声

講談社青い鳥文庫 アカネちゃんのなみだの海 モモちゃんとアカネちゃんの本 6 作:松谷 みよ子
絵:伊勢英子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\638
発行日:1999年04月
ISBN:9784061485051
評価スコア 4.25
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    子供の頃から大好きだった、モモちゃんと、アカネちゃんのシリーズ。
    この本が、最終巻になります。
    本当に、最終巻にふさわしい作品でした。

    ちいさいモモちゃん、モモちゃんとプー、モモちゃんとアカネちゃんの三冊が、幼い頃の私の宝物でした。
    お友達のお家へ遊びにいく時も、この子供が持つにはちと重たいハードカバーの本を三冊も持って遊びにいった記憶があります。
    それほど大好きでした。
    離婚の事が描かれているのが、まだよく分からなくて、中学生ぐらいに読み返して、ハっとしたりもした本でした。

    子供を持ってから、未読だった、「アカネちゃんとなみだの海」を読みました。
    アカネちゃん、大きくなったんだね。しみじみと思いました。
    この本には、「お父さんがいないこと」をアカネちゃんが考える部分が、数多く出てきます。
    「おとうさんの名前は?」と聞かれて困ったり、
    「おとうさんがいない子はパンをくばらないで!」とお友達にいわれてしまったり。
    アカネちゃんが泣いていると、モモちゃんが勇ましく慰めて(?)くれるのが、とても面白いです。
    特に、悪いことを言うお友達を、全員ぶっとばしてやる!と言った時の挿絵!
    アカネちゃんに感情移入してしまった私にはとてもとても、頼もしい存在に思えました。

    そんなモモちゃんとアカネちゃんに、悲しい別れが待っていました。
    妹が出来てから、「おねえちゃんだもん おおきいんだもん」の歌を歌って泣くのを我慢してきたモモちゃん。
    今回ばかりは、涙を止められませんでした。
    私も、本を読みながら泣いてしまいました。

    とにかく、たくさん書きたいことがありすぎて、全部書ききれません。
    それほど、このシリーズに対する思い入れは深いのです。

    モモちゃんとアカネちゃんのシリーズ、ずっとこれからも、大事にしますね、松谷さん。

    投稿日:2006/04/11

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