娘がおもしろかったよ!と教えてくれた幼年童話です。
さし絵も多いので3・4年生なら楽しめるかな?
小学5年生の木影まひるはお父さんの会社の人から頼まれてこかげ美術館にバイトに行く事になりました。
この美術館は有名な人の作品がない小さい美術館で人気も今いち。
そしてなんだか不思議な事がおこるのでますます人は入らない、今にもつぶれそうな美術館なのです。
が・・・・
まひるにはいえ、子どもには違ったのです。
絵の中の人物が出てきたり、騎士や鎧兜の武者が動き出したりするのが
子どもなら見えるんです。
武者が小さな子供からジュースを巻き上げようとしたりはちゃめちゃなんです。
はちゃめちゃなおばけたちが起こす事件にドキドキしながら、まひるがちゃんと統制を取っていくのが分っておもしろいです。
まひると一緒の5年生の娘は『私が館長したかったなぁ・・・』と
すっかりこかげ美術館のファンになったようでした。
さて・・私はもう・・・このおばけたちのいたずらを見る事は出来ない年だろうなぁ・・と思うと残念です。子どもに戻りたいなぁ
さし絵がお話の雰囲気にぴったりで楽しさを倍増しています。