『ももたろう』、『だいくとおにろく』、『かさじぞう』などなど、赤羽末吉さんの描く昔話のイラストが大好きです。
こちらは特に芸術的な作品だと思います。
迷い込んだ山奥のお屋敷で、「一の蔵から十一の蔵までは、覗いてみても構いません。けれども最後の十二の蔵だけは、決して見ないでください」と言われた若者のおはなし。
一の蔵から、お正月、節分の豆まき、桃の節句、花見、端午の節句、田植え、七夕、夏祭り、大嵐、刈り入れ、秋祭りのシーンと続いて……。どのページもうっとりするような美しさでした。
これはやはりどうしても、見てしまいますよね。