美しいです。
表紙も、中のページも、物語の文字の配列も
全て美しいです。
千本桜は、初音ミクの曲というイメージが強くあったのですが
先日テレビで、初音ミクと歌舞伎がコラボしたという番組を見て
急に興味が出ました。
テレビで端折りつつみたその舞台は、
客席でオタ棒なんかも振られていて
ちょっと際物っぽかったのです。
(それはそれで、とても興味深い舞台でしたが・・)
で
実際の義経千本桜って、どんな話なん?と思った時に
「これは絵本か児童書みたいなのがわかりやすいんじゃないか・・」とあたりを付け
この本を読んでみることにしたました。
現代風になおした直球の表現が随所にされていて
すごくわかりやすいお話です。
歴史上の人物の登場するフィクションでありながら
お話の筋が実によくできていて
昔の人も、想像力たくましく二次創作していたのかなぁなどと
思いをはせました。
平易な文を求めて読みましたが
これは、子供向けではなく、大人向けの絵本だと思います。