タイトルの“ゆき”の文字に降り積もっている雪に、
洒落てるなぁ〜。
作者が『おとうさんのちず』のユリ・シュルヴィッツさん。
これからの季節、舞ってきます。
雪国の大人は、交通渋滞や除雪を想起し、
暗くなってしまいますが、
子どもは、どこの国でも嬉しいんですね。
どんよりとした灰色の空から、
ひとひらの雪がおちてくるページで、
雪を見つけ「あっ、雪!」と叫んだ息子。
大人の降って欲しくない気持ちと、
子どもの降って欲しい気持ちのコントラストが楽しかった。
描かれている主人公の男の子の可愛らしさに比して、
大人たちの特徴をデフォルメ気味に描いているのが愉快でした。
ラストのページの明るい空と
みごとな雪化粧に、親子で「きれぇ〜〜〜〜〜い」。