表紙に描かれた、鮮やかなデザイン。丸と花、光を連想させます。
ページをめくる毎に現われる、丸をモチーフにした数々のデザインは、美しいだけではなく、それぞれに意味を持つようで…谷川俊太郎さんの文章とともに、脳に響いてきて…読んだ後、心地よい消化不良をおこしました。
訳者のあとがきを読んで、納得。それぞれのデザインの奥には広大なインドがひろがっていたんですね。かなうなら、マラヤラム語で聴いてみたいと思いました。
作者のラマチャンドランさんは、秋野不矩さんとも親交があったとこと。こちらも、なるほど、と思いました。
シンプルに、子ども達と形と言葉を楽しむのも良し、インド文化を深く知る教科書にもなる一冊だと思いました。