風が吹いて、眠れない。
どこからか、誰かが呼んでる気がして眠れない。
雨漏りの音がして眠れない。
眠れないから…一緒に寝てもいい?
この手のお話は、世にけっこうありますね。
でも、息子は大好き。
この「眠れないから一緒に」発想は、きっと息子も同じで、ふかーく同調できるのでしょうね。
世に、こういう子供たちはたくさんいるから、この手の絵本もたくさんあるのでしょう。
…だからって、そこまでぴったりとくっついて寝なくてもいいでしょうに!!
といつも寝るとき思っている母は、絵本に必ずと言っていいほど出てくる、「一緒に寝てもいい?」といわれてしまうキャラクターの気持ちがよーく分かります。
だって、狭いんだもん。
というわけで、この絵本を読み聞かせる時、思わず、チビねずくんに、「一緒に寝てもいい?」といわれるオオねずくんのセリフには、力がこもります。
「だめだめ、寝相が悪いから」
「自分のベッドでねるのが一番いいんだよ」
息子は大うけ。普段、言われているからかもしれません。
(といっても、いつもたたみに布団を並べて寝てるんですけど…)
王道な展開ですが、いろいろとユーモアの種が蒔いてあって、くすくす笑わせてくれます。
なにより、このねずみくんたちのお部屋がカラフルで素敵。そしてもちろん、ねずみくんたちが、とってもかわいい!
というわけで、「いろいろあって眠れないから一緒に寝ていい?ダメ。だけど最後には一緒にねてあげるハメになってしまう」絵本(長い…)の中では、一番におすすめです。