「家出編」に続いて、言葉からコミュニケーションに課題を持ち、いつも「わたしの気持ちをわかってよ!」と腹立たしさや悲しさを抱えている(と思われる)娘と。
私はまさに文章で昇華させる人間なので、「手紙編」にググッときたでしょうか。
言葉だけがコミュニケーションではありませんよね。娘には文章でも音楽でもなんでも表現できるものがあればいいと日頃から言っています。
さまざまな理由で、自分の気持ちを閉じ込めてしまって苦しんでいる子供達にどうかなぁ。
内容としては、自分だけの秘密の場所、だけど見守ってくれている大人がいることを知り、その中で子供ながらの理屈で自分を正当化し独りになり、気持ちを届けるというのがいいなぁと思いました。
子供に沿っていると思います。
女の子からの視線、女の子への視線、いろんな角度から女の子の心を浮かび上がらせた音のない挿絵も心を打ちます。
ガブリエル・バンサン、いいなぁ。