タイトルを見て、♪は〜るよ、来い、♪は〜やく、来い♪の歌を思い出し、扉絵のタンポポを見て、やはり春のお話かな?と思い読みました。
おばあちゃんから、靴のプレゼントが届いた主人公の「ぼく」。
はいてみたら、ちょっと大きかったけれど、「ちょうどいい。ぴったりだよ ママ。」って、嘘をついた。
新しい靴で心も軽やか気分で、外を歩いてみたら、・・・。
大き目の靴を履いたときのすぽすぽ感、わかります〜。
でも、新しいって、気分が良いから無理して履きたくなっちゃいますよね。
「ぼく」の嘘がわかっちゃう事件の後、新しい靴はちょっとだけさよなら。
でもでも、ママさん、子どもの足ってすぐ大きくなるから、忘れないでね。
いったん新しいものを目にすると、これまでのものがみすぼらしく見えて、愛着がどこかへっていうのもわかります。
ママさんの素敵なアイディアで、古い靴はもう少しの間「ぼく」と仲良しでいられそうで良かったです。
春にピッタリの作品です。