実は、日本の昔話系の絵本は苦手だった私。
今にないもの(カサ、みの、うす、囲炉裏など)が登場することが多いので、子供には理解できないんじゃ・・・とかんじていたのです。
が、読んでみれば、意外とすんなり絵本の世界に入って行く娘。
この絵本は、絵柄も昔話のイメージを大切にしてか、白黒で、はっきり言えば、今風のかわいらしいものはありません。
が、それが逆に、冬の寒さ、おじいさんの貧しさなどを業現しているようで、とてもよかったと思います。
思いやりの大切さを、とても解りやすい話にしてくれている『かさじぞう』。
今のところ、娘のお気に入りの絵本ではありませんが、月に1〜2度、本棚から出してきて、『今日の絵本はコレにする』と、もって来る絵本ではあります。
娘的には、『かさじぞう』ブームはこないけど、でも、時々読む・・・という、息の長い絵本になっています。