そろそろ日本の古典にも触れさせたいな、と、娘が4歳の頃に買いました。日本の昔話は、心情が複雑で小さい子どもには結構わかりにくいものが多い、と言われていましたが、その中でも「かさじぞう」は、まだわかりやすい方だと聞きました。
挿絵も、今までの絵本にはない渋いタッチ。語り口調も、方言が混じっていて、「子どもがわかるかな〜?」という気持ちもあったのですが、要所要所わからないなりに、昔話の世界に浸っていましたよ。このぐらいの年齢だったのが逆に抵抗なく受け入れられたのかもしれません。
「清貧」という言葉をいつか知ったとき、このお話を思い出してくれたらいいな、と思います。