やさしい語りで子どもに読んであげると、自分まで癒されるようです。
寒い年の瀬に「かさ」を売りに行ったおじいさん。でも、売れずに帰る途中で雪をかぶったお地蔵さんを見かけます。おじいさんは売れ残ったかさと自分がかぶっていたかさまでもお地蔵さんにかぶせて帰ってくるのです。
おいしいものを持って帰ってくると思いながら待っていたおばあさん。何も持ち帰らず、売れ残ったかさまでもおいてきてしまったおじいさんに対して言った言葉……。とっても素晴らしいです。
子どもに読んであげながら、自分もほっこりしてしまいます。
ちなみに子どもはこの絵本を読んでから、お地蔵さんを見ると手を合わせるようになりました。