ねずみのおじょうさんのお店の屋根に付いた、サンドイッチの飾りが
強い風で飛んでしまいますが、「それ、私のですから、返してください
」と言えないでいます。動物さんの役にたっているからと思って何も
言わずに帰ってしまう優しいねずみのおじょうさんでした。
そんなねずみのおじょうさんですから、サンドイッチも美味しいものを
食べてもらおうと一生懸命作るから、真心がこもっているし、愛情の
スパイスもいつぱいきいておるので美味しいです。
諦めていたときにとても素敵な出来事がおきました。
なんと、サンドイッチの飾りを森の仲間が返しにきてくれて、みんなで
お店の屋根につけてくれたのです。二度と風に飛ばされないように真っ
赤なリボンでしっかりと結んでくれたのです。
森中の仲間がとっても優しいし、思いやりもあってとても仲間が素敵で
した。優しさも伝染して素敵な絵本でした。