ねぶた祭りはテレビでしか見たことがありませんが、勇壮で迫力のあるお祭りだと思っていました。あべ弘士が「ねぶた」を作ってお祭りに参加します。輪郭を描いてから、「ロウ引き」と言ってロウソクでその上をなぞると絵の具のにじみを防ぎ透明感もでるという箇所には「なるほど」と感心しました。
一番感心したのは、祭りにただ参加するというだけでなく、「ねぶた」を作って参加するという心意気でした。絵が順番にできていくのは感動もの、職人さんが作ったものにも味わいがあると思いますが、絵本作家が作ったというところにまた別の味わいと親近感があります。