おおかみが近づいてきます。遠くの方から、少しずつ、少しずつ・・・。怖い!食べたれてしまうかも?どうしよう?
読者はおおかみから、逃げなくてはなりません。ページをめくって、本を傾けて、本を振って・・・、あー、でも おおかみはしぶとい!こうなったら、本を逆さまにして・・・。「読み進めること」=「自分がおおかみから逃げること」です。読者は完全にストーリーの中に取り込まれているのです。ドキドキ、ハラハラ。急いで 急いで!
出版社さんの紹介文 「読者のアクションがえほんの世界を動かす」「フランスうまれの新感覚絵本」「遊び心満載の一冊」がすべてを語っていると思います。