リズム良く、五十音順に物語が進んでいきます。
そして、文字の大きさが臨場感を表してくれています。
例えば『【そ】ぅっと そばにきて』と小さい字で書かれていたり
『たちつて【と】つぜん…』と 大〜きな文字になっていたり。
あとがきを拝見すると、作者の あべ こうじさんは
小学校の「聞こえと言葉の先生」なのだそうです。
具体的に言うと、耳が不自由で補聴器を使っていたり、上手に発音できないお子さんの
読み書きなどを教えていらっしゃる先生なのだそうです。
だから、楽しくリズム感を持たせて声を出して欲しいのだとか。
読みながらリズムの良さには気付いていたけれど、改めて納得です。
あべさんの自己紹介欄の、自称「レインボーパパ」という表現からも
あべさんのセンスの良さが伺い知れます。
「レインボーパパ?」…虹のパパ?…2児のパパ!、なんだそうです。(笑)