2003年に出版された日本の古くからの説話をもとにした「猿神退治」の物語です。
斎藤吾朗さんの肉厚な絵が印象的でした。
テキスト(文章)が長いので、子どもたちの読み聞かせに使うなら、高学年以上で、読み聞かせの時間を15分以上下さる学校でないと難しいかもしれません。
もともと猟師で狩りをしていた若者が、猿神と戦うために、何日も特訓していたシンーンが入っていたのは、よかったです。
いくらヒーローとはいっても、何の努力もなしにとにかく強いのは納得いかないときもあるので、こういうシーンは大事なような気がしました。