ある貧乏なお年寄りが亡くなりました。遺産は一羽の雄鶏とわずかな穀物だけ。
2人の息子は「なんでも兄弟でわけなさい」という遺言にしたがって雄鶏も縦にまっぷたつにしてしまいます。兄は食べてしまいますが、弟は必死の看病をして。。
こう書くとグロテスク似感じるかも知れませんが、絵は至ってきれいです。ご安心を。
「長靴を履いた猫」の変形のような昔話ですが、縦2つに斬られたために舌がよく動くようになって(笑)人語を解するようになった雄鶏の活躍は見物です。
私にはきょうだいが4人いましたが、みんなこのお話が大好きでした。