縦のページで測ってみると‘ろくべえ’は一年生たちの背の2倍以上も深い穴の中ではありませんか!でも全体を通して「はらはらどきどき」よりも、ちょっとほのぼの(こどもたちにとっては、「はらはらどきどき」でしょうが、、)といった雰囲気で、そんないちねんせいたちを応援しながら読んでいけるのは、小学校の先生だった灰谷さんの子供達へ思いが絵本を通して伝わってくるからなのでしょうか、、。
小学1年生の読者が自分で読むことを意識しているのか句読点以外にも節毎にスペースがあって読みやすい配慮がなされている気がします(もしかすると、ちょっと小学生低学年のつづり方風?)。
私は「こまった。こまった。」、「あぶない。あぶない。」など改行しての繰り返し、句点(まる)で終わる部分を読んだ時の、なんとも言葉では表現しにくい気持ちの部分を子供たちと共有(反芻?)する間を楽しみながら読みました。
最後のページのみんなの笑顔、「いいですよねえ、、」