こんな内容があるような無いようなお話が、うちの双子には実に大うけだった。苦笑)
赤羽さんの絵の力か松井さんの言葉運びが良いからか...?!
3歳の双子が大工とおにろくの役割をそれぞれ演じてしばしおおはしゃぎ...。
これが「絵本の力か...」と唸らせる。
「めだまよこせ〜〜〜!!」なんて鬼に攻め寄られたらかなり怖いだろう。
でもこの大工は素っ頓狂に、「俺はどうでもよい。」といい加減な返事をする。
こういう一言になぜか救われる思いがする。
今の世の中は間違いを許されなかったり、とにかく何でもスピードで処理しなくてはならない。
「どうでもよい。」が許されない世の中だ。
でも結局、この大工は「運のよさ」と「心の余裕」で自分の目玉を取られずにやり過ごす事が出来た。
何かとてつもなく大変な状況におかれたとき、ただ、慌てふためくのではなく、落ち着いて考える...。
そういった「心の余裕」を持つ事が、結果的に良い方へと事を導く.....そんなことを教えられるようである。
う〜ん、民話とは実に奥が深い...。