川に橋をかけよとする大工。川に住む鬼が,大工の代わりに橋をかけますが,その代償に要求したのは大工の目玉でした。
よく知られている民話です。登場人物は,大工と鬼だけですが,その掛け合いが面白い。特に,大工が鬼の名前をわざと間違える場面は,息子と勝手に名前を考えて言い合って楽しみました。
名前を言ったら消えるというのは,「言霊信仰」の影響だと思いますが,赤羽さんの迫力のある絵の魅力も伴って,永く愛される絵本だと思いました。
息子も,最初は鬼の迫力が怖かったようですが,最後はとても楽しんでいたようでした。