尾張出身の織田信長にあこがれる中学2年生、恩田伸永。
サッカー部のエースFWとして、孤軍奮闘、でも空回りな毎日を過ごしています。
そんなある日、父の仕事の都合で徳川家康生誕の地、三河へ引っ越すこととなりました。
同じ愛知県なのにビックリ。
こんなに気質が違うものでしょうか。
名古屋のあるファッショナブルで革新的な尾張。
岡崎城のあるのんびりとした穏便な三河。
そんな土地の人たちのテンポに少し慣れないどころか、苛立ちが募るノブナガ。
新しい土地でもサッカーをと思っていたのに、サッカー部がない代わりにと紹介されたロボサッカー。
そこで出会ったプログラミングの天才、徳山家康。
水と油のような二人だが、二人一組で戦うロボサッカーのチームメイト。
反発しながらも次第に心を通わせ、仲間とは、チームワークとはということを改めて考えさせられます。
戦国武将にプログラミング、息子が好きのものが物語に織り込まれ、とても楽しく読めました。