ある日、てっちゃんは、ママに叱られて、家出をすることにしました。リュックにおもちゃをつめて、三輪車に乗って、キーコ キーコ
その様子をみて、たばこ屋のおばあちゃんは、
「おげんきでいいこと。」
クリーニング屋のきよしさんは、
「今日のてっちゃんは、とびきりだ。」
さかなやのおっちゃんは、
「おとこをあげな。」
そんなことばに励まされ、三輪車を、キーコ キーコ
勢いあまって家出をしたものの、その気持ちが変わっていく様子は、本当にあり得そうな状況で、思わずにんやりです。
いつもと違う様子を見て、近所の人たちが、何かと声をかけてくれる環境、今でも、残っていてほしいと思うことでした。
こんな経験をして、こんな思いをすることで、またひとつ成長するような気がします。改めて、人と接することの大切さに気づかされました。