2ひきのむしが、一本橋の上で出会い、互いに道を譲らず、対決します。橋の下には、大きく口をあけ、歯をむき出しにした魚達が、獲物が落ちてくるのを今か今かと待っています。
絵本の大きさといい、絵のタッチといい、対決するときの気合といい、とにかく迫力満点です!こんなにダイナミックな絵本は初めてです。むしから見た世界はこんな感じなのでしょうか。あっという間に、むし達の世界に惹き込まれます。
最初にでてくるむしくんが、「たいへんだ!ちかみちしないと おくれるよ」と急いでとことこ歩く姿に、思わず、一体どんな用事があるのかしら・・とおかしくも、その一生懸命な姿がとても愛らしく感じました。