4年生という微妙なお年頃の男の子が、母の日におかあさんに手紙を書きました。
「いつもごはんをつくってくれてありがとう」なんて決まり文句じゃなくって、自分の言葉で言いたいことを書いています。そのリアルさが胸にズシンときます。
口うるさくて、勝手に部屋の掃除をしたり、大切にしていたものを捨てたりするお母さん。
だけどちゃんと、子供の味方。子供のこと愛してる。主人公の男の子には間違いなくそれが伝わっているんですね。
恨みつらみのような文章なのに、「お母さん大好き」「お母さんありがとう」って気持ちが隠れているのが分かります。
絵本の中のお母さんは「ぼく」が描いた絵のお母さん。怖くて威圧的な雰囲気のお母さん。なのにラストでは本当のお母さんが登場!びっくりしちゃいました。でもその優しい表情を見た瞬間に、不覚にも涙が出ました。。
ぼくの愛もちゃんと伝わっていて、お母さんもやっぱり心の優しいお母さんなんだなって。
男の子を持つお母さん!ぜひ読んでみてください。心がほっこりなりますよ。