新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

8channel

パパ・40代・三重県

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8channelさんの声

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よいと思わない 「この子が大人になったら」の観点  投稿日:2013/10/26
ぼくたちともだち
ぼくたちともだち 作: 中川 ひろたか
絵: ひろかわ さえこ

出版社: アリス館
小学校1年の娘(7歳)が学校から持ち帰らされ読んでいたので私も読みましたが、
私は、この話を人におすすめできない立場に立ちます。
主人公「カイ」の子供の気持ち、心の描写が良い、さわやか、素晴らしい…
という評価が親御さんの感想の多数派のようなのですが、
私は、読み終わって、決して気持ちよくはなりませんでした。
もちろん感想なので、いろんな感想があってよいとは思うのですが、
以下が、ネタバレを含む私がこの本をおすすめしない個人的感想です。

急に来れなくなった男の子「りょう」は、果たしてなぜ来れなくなったのだろう?
(私は、病気かもしれないと感じました。)
その「りょう」が来れなくなったこと(ある種の人の不幸)を喜んで、
女の子「ウー」を独占し自分だけのものにできた男の子「カイ」の気持ちや行動は、
果たして肯定されるような善い事なのだろうか…。
本当に気持ち良く共感できる“清々(すがすが)しい事”なのだろうか…。
褒められるような(正しい)事なのだろうか…。

“もし、このまま「カイ」が成長したら、果たしてどんな大人になるのだろう?”
という観点が、この話の創作(された延長線)上には想定されていないような気がしました。
それが、私のこの本の内容に対する最大の懸念です。
ずばり、「カイ」は、このままいけばストーカーのようになってしまうのではないだろうか…。

好き(嫌い)等の「気持ち」以上に、小さな子供に教えるべき優先順位のより高いものがあるとしたら、
もちろんいくつかあるでしょうが、
善悪、良し悪し、「それって善い事なの?」(を考えさせる事)があるのではないかと感じます。
上記のような観点で、小さな子供に対して、私はおすすめ(肯定)して読ませるべき話の内容ではないように感じました。
参考になりました。 1人

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