1941年12月に日本軍が真珠湾を攻撃した三か月後、 アメリカ合衆国の西海岸に住むすべての日本人と 日系二世は強制収容所に送られることとなった。 日系人たちは、家、仕事、持ち物を置いていくよう命じられ、 許されたほんの少しの日用品を手に、 有刺鉄線と武装した警備員に囲まれた収容所で 暮らすこととなった。 三人の写真家―ドロシア・ラング、宮武東洋、 アンセル・アダムスーは収容所での日々を 撮影した。 ドロシア・ラングは合衆国政府の依頼をうけ 撮影をしたが、収容所の厳しい生活を アメリカ国民に知らせようとした。
収容されていた日系人のひとりで写真家の 宮武東洋は、持ちこんだ機材を使って 収容所の実態を記録した。
風景写真家として有名なアンセル・アダムスは、 意図的に場面を選びながら、 収容所でも人々がくじけずに生きる姿を撮影した。
三人三様の写真を紹介しながら、 その背後にある物語に焦点をあてた、 戦争の犠牲になる人々の姿を描いた ノンフィクション絵本。
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