グリムにしてはストレートな立身出世物語
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投稿日:2011/08/25 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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ちびの仕立屋さんの立身出世物語です。
仕立屋さんが買ったジャムに群がるハエ。
ハエを一度に7匹も殺したことが、ギネス級だと自信を持った仕立屋さん。
周りの勘違いもあって、やることがトントンとうまくいきます。
そしてとうとう王様の娘と国の半分を手に入れてしまいます。
グリムにしては愉快でストレートな成功譚。
グリム作品を見てきた中で、スベン・オットーの絵は初めてですが、単純明快でバタ臭い絵(?)がこの話にピッタリ。
物語の突っ込みどころとしては、王様となった男とお妃となった娘の行く末。
この男が単なる仕立屋だと知った娘は、自分の夫を追放しようとするのですが失敗するのです。
仕立屋は一生王様として過ごしたというのですが、幸せだったのかな?
読み取れば子ども心にも理解しづらい結末でした。
ところで「ちびの仕立屋さん」という主人公設定に、小さな主人公を想像したのですが、ここでは若造と読み替えた方がすんなりするかも知れません。
一寸法師だったら、きっとお妃様も疑心暗鬼にはならなかったでしょうから。
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身近な何故?に答える
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投稿日:2011/08/25 |
きゃべつさん 40代・ママ・埼玉県 男の子10歳、男の子7歳
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頂いたお金があったので、好きな本を買いに息子たちと書店へいきました。
そこで、理科好きの夢中になって読んでたのがこの本
身近な「何故?」という疑問がこれ一冊で解決できそうです。
葉脈を浮き出すとか、ろうそくを使った実験など家庭でも簡単にできそうなことも
たくさん収録していて大人が読んでも楽しいです。
歴史好き夫婦の私たちは「歴史館」と随分迷いましたが
今回は息子たちの意見を尊重しました(笑)
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重いテーマを綴った絵本
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投稿日:2011/08/24 |
ジュンイチさん 40代・パパ・広島県 男の子12歳、男の子6歳
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絵は「よるくま」で知られる酒井駒子さん。
文の湯本香樹実さんは、映画になった小説『夏の庭 The Friends』がつとに有名です。
物語は、仲良しだった小鳥が死んで、悲しみに暮れる熊のシーンで始まります。
小鳥の死を現実のものとして受け止め切れない熊は、小鳥の亡骸を小箱に詰めて持ち歩くようになるのです。
その行為に森の仲間は閉口し励ますのですが、とうとう熊は心を閉じ、家に引き篭もってしまうのです。
ある日、久しぶりに良いお天気に誘われて外に出ると、山猫と出会います。
この出会いから大きく舵を取り、最後は、熊は山猫と旅立つのです。
死という重いテーマを描いた作品です。
大切な人が亡くなった時、誰の慰めも届かないことがあるもの。
やはり、自分自身で立ち直るしかありません。
死というのは、終わりではなく、何かの始まりとは良く言ったもので、熊は山猫との旅立ちが始まったのです。
最後のページの二人の後姿に、明るい未来が期待できそうな感があり、余韻の残る終わり方が良かったと思います。
灰色の紙にモノクロームで描かれた絵は、死というテーマに相応しいものでしょう。
ところどころ、絵がないページがあったり、逆に文章のない絵があるのも、巧妙な仕掛けだと思いました。
子供の読み聞かせというよりは、自らが読んで考える類の絵本です。
対象年齢は難しいところですが、小学校高学年位からが適齢かと思います。
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事故やトラブルがないように
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投稿日:2011/08/24 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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地方に住んでいると、電車に乗ることがほとんどないので、めずらしくておもしろかったです。仮眠して出勤、これなら遅刻はなさそうです。
一番電車は早朝から、たくさんの人が利用しているんだなと思いました。車掌さんの仕事の内容はいろいろで、気配りが大変そうです。
東京に行ったときに電車に乗ると、路線、本数の多さに圧倒されます。事故やトラブルがないように、車掌さんが働いていることがわかりました。
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おめでたナンセンス
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投稿日:2011/08/22 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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ナンセンス絵本は何冊も見てきましたが、これはひとあじ違うおかしさでした。
なぜ、だるまが海からやってきて、
なぜ、だるまが歩くのか、
なぜ、町の人は驚かないのか、
なんて考えちゃいけないんですね。
ありえない展開に、子どもといっしょに笑ってしまいました。
おめでたいだるまさん、わたしもいっぱい拾って帰りたいです。
そして空から、またまた縁起物が、、、
だるまやまねき猫の意味がわかってから、読むとおもしろいですね。
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弟は兄貴の奴隷か?
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投稿日:2011/08/22 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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私は長男なので弟の苦労は分かりません。
多分子分扱いかおもちゃ扱いにしていたのだろうな(自分にはそんな気はないのだけれど)。
おかげであまり今は仲が良くありません。
息子は一人っ子なのでお兄ちゃんがわかりません。
弟を欲しがっていたから、弟がいたらやっぱり子分にしていたのでしょうか。
両親が二週間外国旅行に出かける間、ぼくとお兄ちゃんはおばさんの家に預けられます。
その間お兄ちゃんはせっせと弟を世話し、弟のぼくはお兄ちゃんについて回ります。
過激なほど微笑ましいエピソードの連発。
スパイスがきいているのですが、笑ってみていられるゆとりあたえてくれるほどのエンターテイメント。
楽しく読ませていただきました。
幼い時にはお兄ちゃんは強い味方で絶対的な存在なのですね。
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へた、なんて関係ないよ
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投稿日:2011/08/21 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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なんでもいいから、自分が好きなことを見つけられたら幸せですよね。それが、上手い、へた、なんて全然関係ありません。
最初は、だれでも「っぽい」からはじまります。それより、描きたい、という気持ちのほうが大切なんだなと思います。
子どものやる気、どんなことでも伸ばしていきたいです。
誰になんといわれようと、自分の楽しみを見つけたもん勝ちです。ラモンがうらやましいです。
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飛躍的に増える数
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投稿日:2011/08/21 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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1+2+3、、、の計算はわかりますが、1×2×3、、、になると、もうわからないです。
むずかしいことはわからなくても、安野さんの絵は楽しくて、いろいろなものを数えてしまいます。
後半の、赤のドットは、もうなにがなんだかわからなくなってしまいました。ただ、飛躍的に数量が大きくなるなることが、感覚的に伝わってきました。
最後まで読んで、表紙を見返すと、ちょっと不思議な気持ちになりました。
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私の町にも来てほしい
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投稿日:2011/08/20 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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「あさたろうの」のこてこてワールド以上の、こってこてなお話です。
表紙の3人(3個?)を見ているだけで、笑ってしまいます。
劇団のオーデションに来るのも、おかしなものばかり。
私は、審査員たちのまったりした会話がおもしろかったです。子どもは、幕をもつ黒子が気にいっていました。
「まくわうりのもんたときくよ」のくだりは、これだけで一冊の絵本ができそうな感じです。ベタな感じが、ぴったりあっていました。
この一座、私の町にも来てほしいです。
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どたばたナンセンス
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投稿日:2011/08/20 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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どたばたナンセンスなお話です。主人公がカッパというのも、ぴったりです。漫才コンビのような、赤と緑です。「なんでやねん」と、つっこみたくなります。
かっぱは、後ろ向きにあいさつをする、なんてほんとぽくておもしろいです。
おさらの代わりになるものが、あまりに突飛なので笑ってしまいます。
絵の描き方も、デフォルメが効いていておかしいです。
つっこみどころがいっぱいの、おもしろい絵本でした。
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驚きのかみなりさまの世界
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投稿日:2011/08/21 |
なお&かずの母さん 40代・ママ・北海道 女の子19歳、男の子16歳、男の子6歳
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雨宿りしようと一本杉の下にかけこんだぼくの目も前に、どーんとカミナリが、いやカミナリこぞうが落ちてきます。おまけにその姿はぼくにしか見えないらしい。
カミナリこぞうの表情は写実的で、赤ちゃんの笑顔や泣き顔、そしていたずら顔そのものです。
雲の上に広がる雷さまの世界は驚きの連続です。
絵は虫眼鏡を使って描かれた部分もあり、精密に描かれています。
話の展開が面白く、スピード感があるのであまり絵本に興味のない男の子にもお勧めです。
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日高教授の学生時代
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投稿日:2011/08/19 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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動物学者の日高敏隆京大名誉教授が、学生時代に作ったお話ということにまずびっくり。
読んでみて、解りやすさとさわやかさにまたびっくり。
最初から子どもたち向けの読み物として書かれたのでしょうか。
とても新鮮です。
カエルが自分の目だま自慢をしているところにギンヤンマが登場して自分の複眼を自慢します。
なるほどこれは素晴らしい。
そのあとにミズスマシが登場して自分の目だま自慢。
なるほど複眼でもまた違った役割があるんですね。
生き物って、生きていくために目だまにいろいろな仕組みを備えていることがわかりました。
どれが一番とは言えないけれど、それぞれに自分の目だまは最高なのです。
子どもの図鑑にもちょっと入っていけない大人でも、このお話はスッと入っていけると思います。
太田八世さんの絵も爽やかです。
夏向きの一冊でした。
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アンジェロの「巣」
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投稿日:2011/08/19 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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壁塗り職人のアンジェロは仕事の邪魔になるからと、ハトをきらっていました。けれど、弱ったハトを看病することに。そこから生まれた固い友情のお話です。
アンジェロが逆さまになって、壁の修理をしている場面を、子どもは気にいっていました。
古い建物の価値を、町のみんなが共有しているのがいいな、と思いました。だからアンジェロが残した「巣」の、すばらしさがわかるのでしょう。100年後の職人は、アンジェロの巣を、どんなふうに見るのかな、と思いました。
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さらり、と言いたい
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投稿日:2011/08/18 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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声に出して読むシリーズの本は、他にも読んでいます。この絵本は、だじゃれ?です。意味はないけど、ひびきがおもしろい言葉です。
つちださんの描くおじいちゃんは、言葉にぴったりな感じでおもしろいです。
絵本に書かれている言葉を今は、「読んでいる」という感じですが、ふだんの生活の中で、さらりとでてくるようになったら、粋なんですよね。
この言葉を言う方も聞く方も理解していないと、おもしろくありません。知的な言葉遊びなんだなと思います。
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思春期の赤ずきん
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投稿日:2011/08/18 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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誰もが知っている「赤ずきん」ですが、ガルドンの赤ずきんちゃんは現代的で、思春期の女の子のようです。
赤ずきんちゃんの個性が、この物語では大きなポイント。
ガルドンのアレンジに新鮮さを感じました。
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安定感のあるワッツ版
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投稿日:2011/08/17 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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『赤ずきん』といえば、自分が幼稚園の発表会で狩人役を演じたことを思い出すのですが、あれから50年以上もたっているのに話は鮮明に覚えているものの、絵本のイメージが浮かばず、初めて絵本を読んだに等しいのです。
赤ずきんちゃんはどんな女の子だったんだろう。
オオカミはどんなオオカミだったんだろう。
そして狩人はどんな人だったんだろう。
そう思って読み比べてみました。
グリムの絵本では、ワッツとツヴェルガー、それにホフマンが主な絵本作家のように思えますが、それぞれに自分の世界があります。
このワッツ版は、赤ずきんちゃんの扱いにおいて一番安定感がある作品のようです。
あどけない赤ずきんちゃんが、お母さんに言われておばあちゃんの家に。
無邪気な女の子だから、オオカミにも無防備です。
道草で花摘みに夢中になる赤ずきんちゃん。
おばあさんの家にたどり着いた赤ずきんちゃん。
そして助けられたときの赤ずきんちゃん。
よく考えると、おばあさんや狩人の存在感は少し薄いようです。
オオカミもあっさりと描かれています。
絵が美しく、安心して見ていられる絵本だと思います。
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無くしてから気がつく
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投稿日:2011/08/17 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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教科書にものっているお話です。
正直、私はこのお話はちょっと苦手です。
青おにの犠牲の気持ちも、赤おにの行動も、しっくりこないのです。
「無くしてから気がつく、大事なもの」のメッセージはよくわかります。
読み終えてから、いろいろなことを考えさせられるのが、名作なんだなと思います。
この絵本の鬼たちは、人間ぽい顔をしているので、しみじみしました
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とぼけ具合がすばらしい
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投稿日:2011/08/17 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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ねじめさんのとぼけた詩と、村上さんのこれまたとぼけた絵。
動物園の姿からは想像だにできないなまけものの活躍ぶりに絶句してしまいました。
絶妙な間合いの絵本です。
わがやにいるなまけものは、本当になまけもの。
この絵本のように、人知れず努力している怠け者であってほしいものです。
(アレ? 自分のことかも…)
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夏の一冊
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投稿日:2011/08/17 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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先に読んだ水口博也さんの『マッコウの歌』が、マッコウクジラを主人公にした物語だったのに対して、こちらは科学の本です。
イルカの生態を中心に、イルカについての知識が凝縮された写真絵本です。
水族館のアイドルであるイルカについての知識が深まるとともに、アクアブルーの中でのびのびとしたイルカの姿に癒しさえ感じさせてくれました。
夏にお奨めの一冊です。
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おもしろきさうしなり
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投稿日:2011/08/17 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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小学校に平安時代の女子が転校してきたら?
そんな異文化交流的なお話です。
独特の話し方、独特の服装、独特の…。
でも、結構友だちになっているところが小学校。
深く考えることもなく楽しめる絵本です。
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