子供向けのアレンジ版
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投稿日:2011/08/07 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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この本はワンダ・ガアグの再話版。
子供向けにアレンジしたのか、わかりやすい構成になっています。
背景にある社会や話の中身に説明が加えられているので、聞く人間には親切だと感じます。
(小さい子にはあまり関係ないかもしれませんが)。
この兄弟はお父さんの連れ子、母親は継母だということもなんとなくわかります。
先に読んだスーザン・ジェファーズ、大庭みな子版と比べると、文章が軽快です。
兄妹も低年齢に設定されているように思います。
しかし、2度目に二人が森に迷った時、二人を魔女の家にいざなった鳥は味方だったのでしょうか?
二人に助けの手を差し伸べるのですが、最初は魔女の味方だったようにも思います。
二人が帰ったとき、継母は子どもたちを思い続ける父親に愛想をつかして、家から出て行っていました。
この展開の方が、あっけなく死んでしまっていたよりわかりやすい。
読み比べると楽しさも出てくる、佐々木マキさんの訳でした。
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悲しみを昇華させて
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投稿日:2011/08/07 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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「泣いてはいけない」ではなく「泣きすぎてはいけない」というのが、よかったです。
泣いて、悲しみを昇華させたときに、人は成長するんだなと思います。
おじいさんが、孫に残していったことは、いつまでも心に生き続けるんだと思います。死別はつらいけれど、命のつながりも感じることができます。このような感情、子どもには、言葉だけではなかなか実感しにくいでしょうね。
少しベールがかかったような絵が、お話にとても合っていました。
表紙の、傘をもった二人の後ろ姿にしみじみしました。
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雪の中の水玉
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投稿日:2011/08/06 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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水玉模様は、かわいいですね。いくつになっても、わくわくする模様です。水玉は、夏の模様のイメージがあるのですが、雪の中の水玉もかわいいです。
みずたまちゃんの小物は、みんなに似合います。水玉はオールマイティです。動物たちのうれしそうな顔が、いいですね。
白い雪と、赤い水玉、コントラストがおしゃれで楽しいです。
みずたまちゃんは、女の子だと思っていたのですが、なんとしろくまだったとは。最後まで、ほほえましいお話でした。
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エルマーの冒険
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投稿日:2011/08/06 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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ジャガーの寝巻を着て眠ったエルマーが夢の中で大冒険。
家を飛び出して町のジャングルへ。
ネコのエリノアとちょっとおませなデートもあって、ウルフ・スタルクの味わいが満載です。
『地獄の悪魔アスモデウス』で味わいのある絵を見せていた、アンナ・ヘルグンドの絵もロマンチックで、スタルクとのコンビネーションばっちりの作品です。
遊び疲れて家に帰るエルマーをだっこしたお母さん。
涙がほっぺにまだ流れているところには、子どもの冒険だけではなく親心も強く感じました。
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仲がいいのか悪いのか
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投稿日:2011/08/05 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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岩瀬成子/田島征三ときおにとってさやかはどんな子なんだろうか。
仲がいいのか悪いのか。
ついついちょっかいを出したくなるんだけど。
どうもさやかの方が強そうです。
話の中に出てくるいじめは決していいことではないけれど、小学校にありがちな話だとも思えます。
そんな話ですが、子どもたちの心の成長とたくましさが描かれていました。
このたくましさってのも大事なことでしょう。
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幼稚園で演じました
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投稿日:2011/08/06 |
ねこの肉球さん 50代・ママ・埼玉県 女の子11歳
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ポップコーンになるとうもろこしと、そうでないとうもろこしの違いがよくわかります。季節感あふれるテーマと絵。読み終わった後は、食べたくなるほどです。小学校の読み聞かせで使いましたが、反応はよかったです。お勧めの科学本です。
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きゅうりに似ているのかな
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投稿日:2011/08/05 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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へちまって、みどりのカーテンとしておなじみですね。我が家では、へちまではなくゴーヤを育てていますが、へちまにも興味があります。
きゅうりにライバル心をもやすへちまが、おもしろかったです。
子どもは、へちまの実物を見たことがないので、そんなにきゅうりと似ているのかな、と言ってました。来年はへちまも育ててみたいなと思いました。
ほとんどのページの緑色が、さわやかでした。へちまの棚が涼しそうです。いまの季節にぴったりの絵本だなと思いました。
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性別年齢の違う友だち
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投稿日:2011/08/03 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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ちょっとノスタルジックな感じで、翻訳絵本のようです。やさしく落ち着いた色合いがすてきでした。
男女年齢を超えて、みんなで遊ぶことは、とてもいいなと思います。社会性が育まれます。
外で遊んで、家の中でごっこ遊び、みんな元気でいいですね。子どもたちの声がきこえてきそうです。
文章はリズム感があって、詩のようです。一枚一枚の絵がていねいに描かれていて見応えがありました。
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ストレス発散
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投稿日:2011/08/02 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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インパクトのある表紙とタイトルが、ずっと気になっていました。
ほげちゃん、ってぬいぐるみだったんですね。とぼけた見た目と名前がぴったりで笑ってしまいました。
思い切りストレスを発散して、きれいに洗ってもらって、
のんびり風に当たっているほげちゃんの後ろ姿が、本当に気持ちよさそうです。見ている私も、すっきりしてきます。
ほげちゃんが、ほげちゃんの作り方を教えてくれるのも楽しかったです。
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なんだかホノボノ
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投稿日:2011/08/01 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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几帳面で思いやりのあるエイモスさん。
動物園の動物たちにずいぶんと慕われているようです。
そんなエイモスさんが風邪をひいてお休みすると、動物たちは物足りなくて、寂しくてしょうがない。
みんなでエイモスさんの家にお見舞いに出かけます。
奇想天外な話ですが、さりげなく当然のように描かれているのですが、すんなり納得してしまいました。
そうだよね〜。
動物たちの思いやりも素晴らしい。
理屈なしに、心の温もりが伝わってきました。
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子どもの心
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投稿日:2011/08/01 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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戦争で家族を失った父親が、新聞で自分の娘のことらしき記事を見つけました。
大空襲の中で逃げ惑ったあげく、母親と弟からはぐれ、にれの木の下でおはじきをしながら家族を待ちつつ死んでいった少女。
想像するととても痛々しい情景です。
父親が探したずねて、少女がおはじきをしていたにれの木に対面します。
にれの木に話かけます。
その時に出会った少女。
少女は、一人でおはじきをやってもつまらないよと語ります。
これが子どもの感覚なのでしょうか。
しかし、この少女の心は、霊となっておはじきをしていた少女を訪ねます。
そして一緒ににれの木の中で遊ぶのです。
戦争の悲しさと人を思う心が解け合って、感動的な絵本でした。
戦争を知らない子どもたちにその悲惨さを伝えるには、自分たちにとって身近なところから語ってあげるのが良いかと、歩み寄りの大切さを感じました。
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車に、注意して
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投稿日:2011/08/01 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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もぐらはミミズを餌に、そのもぐらはねこに狙われる。厳しいけれど自然なんですね。でもそれ以上にこわいのが、車です。よく、動物たちが交通事故にあったニュースを聞きます。
もぐらもねこも、子どもたちを車から守るために必死になっています。もぐらが、ねこも一緒に助けるところが、しみじみしました。
車は必要だけど、交通事故がない社会になってほしいなと思います。
迫力のある絵がいきいきして、楽しかったです
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平安時代のおひめさま
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投稿日:2011/07/30 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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たかこは、十二単を着ているから、やんごとなきおひめさまなんでしょうね。
平安時代の言葉は、今ではほとんど使われていません。うちの子は、
「どうして言葉が変わったんだろう」と不思議そうでした。十二単は、着るのが大変そうだな、と言っています。
こんな違いに気がつくことが大切なんだなと思います。
十二単のきものの色のなまえが、みやびですね。
昔の暮らしに興味を持つきっかけになりそうなお話です。
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アレレレレ?
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投稿日:2011/07/29 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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「ラプンツェル」の話ですが、読み終えて感じたのは「アレレレレ?」
自分の知っている話とどこか違うのです。
あの王子様はラプンツェルを探し求めてさ迷い歩いたのではなかったんでしたっけ?
お話はラプンツェルと王子様が幸せに暮らすところで終わったんじゃなかったでしたっけ?
瀬田さんの「ラプンツェル」は、かなり内容に変化を持たせています。
王子様はラプンツェルのいる塔から落とされたとき、ラプンツェルはまだ塔の中にいたのです。
(自分が知っているのは、ラプンツェルが魔女に追放されてことを知り、失望のあまり自ら飛び降りた王子様なのですが)
目の前で王子様が塔から落とされたのは、ラプンツェルにとって衝撃でした。
ラプンツェルは自ら塔から飛び降り、王子様の後を追うのです。
そして、幸せに暮らしたのでした。
メデタシ、メデタシ。
(こちらの方がロマンチックかも知れません)
この話にはおまけがあります。
塔に取り残された魔女は、自分で塔から出ることができず、飲まず食わずでリンゴほどの大きさに縮んだところで、大きな鳥に連れられて子どもたちの餌になってしまいました。
(なんとイソップ物語的な、因果応報の勧善懲悪ストーリー。でも、よく考えたら、どうして魔女は自分で脱出できないの?マヌケな話)
親切に絵もあるのだから、こういうバージョンがあるのですね。
ところで、私の知っている「ラプンツェル」は、飛び降りた王子様は盲目になって、何年もさ迷い歩いた末に、ラプンツェルに再会するのです。
幻想的な話でしたが、不思議なのはその時ラプンツェルに双子の子どもがいたことです。
何かの象徴のように思いますが、突っ込んで考えると意味深長です。
瀬田版は、大人のグリム童話を子供向けにアレンジした作品でした。
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漢字の物語
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投稿日:2011/07/31 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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出版社からの紹介文が、私の感想そのものでした。
小学1年で最初に習う「口」、これがなんと、顔にある口の意味ではないことに、本当にびっくりします。
漢字は象形文字だから、もともとの形がなんとなくわかります。でもこの本で、意味を知るとちょっとこわくなってきます。漢字には言霊がやどっているんですね。漢字一つ一つの物語が、深いなとおもいました。
漢字の物語を少しでも知ってから、漢字のドリルをやると、子どももしっかり覚えられそうです。
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なんともくすぐったい恋心
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投稿日:2011/07/27 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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同級生の点ちゃんが好きになったことに気づいた千春ちゃん。
千春ちゃんの心は、小学生中学生の恋心というには背伸びした感じがするのですが、大人が知らないだけなのでしょうか。
点ちゃんや親友の野々山さんやクラスメイトとの甘酸っぱすぎてくすぐったいような感じを受けるのは、やはり小学生だからでしょうか。
母親と叔母さんと自分の不思議な3人暮らしの千春ちゃん。
なんとも別世界。
おじさんとして照れながら読み終えて、やっぱり女子児童向けのお話でしょうか。
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フレンドリーなおばけ
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投稿日:2011/07/28 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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こわいけれど、気になるおばけ。うちの子は、幼稚園のころからおばけが好きです。だから、この絵本のおばけたちも、じっくり見て楽しんでいました。おなじみのおばけたちが、次々に出てきます。おばけの名前も、覚えられます。
おばけは、本当はフレンドリーなんです。人間もおばけの仲間というのが、いいですね。
なつかしい感じの商店街の様子もおもしろかったです。
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表現するということ
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投稿日:2011/07/28 |
さふぁいあ。さん 30代・ママ・愛知県 女の子9歳、男の子7歳
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おこづかいをアップしてもらうために
ポスターを作ってお母さんに訴える作戦を
4年生の主人公は思いつきました。
そこから”言葉”と”絵”の双方が
知恵を絞って目的を達成するためのポスター作り
が始まります。
楽しかったです。
私はすごく楽しめました。
視覚的に訴えたり、
ひねりのきいたキャッチコピーだったり
絵と言葉の両方が合わさると
伝えたいことを、より効果的に伝えられるということが
楽しく学べます。
3年生の息子は「よくわかんない」と言っていましたが…
おこづかいUPのポスター案が16枚も出てきます。
伝えたいことは1つなのにいろんな伝え方があることを
5年生の娘は感心してました。
夏休みのポスターを描く時の参考になりそうな絵本です。
・・・というか
『参考にして描いて欲しい』と期待してしまう絵本です。
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とまどいながら
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投稿日:2011/07/26 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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やわらかい色あいで、ていねいに描かれた絵に、気持ちがなごみます。
くまくんが、とまどいながら一生懸命ひなを育てます。ちゃんとまわりでサポートしてくる仲間がいるのがいいですね。
子育てはたいへんです。子育てで迷ったら、ひとりで悩まないで、まわりに助けてもらいましょう、そんなメッセージがこめられているような気がしました。
最後、くまくんのほっとした顔がほほえましいです。
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夢の世界はマーブル模様
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投稿日:2011/07/25 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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とても絵が印象的な絵本です。
ロベルトの作った紙ネズミが巨大な影になって、アーチーのネコを助けるところも光源は何だろうと思いながら不思議さに見入ってしまいました。
アパートで生活する人々が夜を迎えます。
ロベルトも眠りにつくのですが、なかなか眠れません。
話にするとさりげない展開なのですが、色を変える夜空のマーブル模様にとても意味深いものを感じました。
アパートの住民たちが就眠する前の生活感と、それぞれの夢の世界の色が窓に映し出されます。
そして、夢の世界は様々な色のマーブル模様。
キーツはこのマーブル模様の色彩にどんな思いを込めたのでしょうか。
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