マンモスは犠牲者だったのですね
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投稿日:2011/05/08 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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愛知万博で目にしたマンモスの骨、上野の博物館で息子の夏の宿題に付き合った数年前、子どもを通してマンモスに親しみを持ちましたが、この本を見てマンモスが優しいゾウであったことを再認識しました。
恐竜時代、マンモスの時代、人類は自然と闘ってきたのだと思い込んでいた私ですが、実は生活のために、タンパク源をマンモスに求めていたのでした。
それは人類にとって必要な歴史だったのかもしれないのですが、大きな象牙を持ってはいても、草食系で優しいマンモスは犠牲者だったのです。
理屈っぽい解説書ではないので、さらりと大昔について親しみを持てる本だと思います。
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昔話をパロディとしたもの
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投稿日:2011/05/08 |
ジュンイチさん 40代・パパ・東京都 男の子12歳、男の子6歳
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1993年のコールデコット賞オナー賞受賞作品。
原題は、The Stinky Cheese Man and Other Fairly Stupid Tales。
レイン・スミスは、「ヒヤシンスひめ」「ジャイアントピーチダールのお化け桃の冒険」などの絵も描いており、一寸暗めですが魅力的な作品を発表しています。
内容は、昔話をパロディとしたもので、全部で11話が掲載されています。
私自身、パロディとして良いものと悪いものがあって、昔から伝えられた作品を面白おかしく加筆してしまうというのは、その作品に対する冒涜であるとしか思えません。
この作品も、世に出すこと自体が有り得ないと思われる話があります。
昔話を知っていて、正しく理解出来るのであれば未だしも、知らないでこの作品を読んだとしたら、空恐ろしくなります。
そもそもの内容がオススメできませんし、文章量も無駄に多くて、最後まで読むのが苦痛でしかありませんでした。
こうした絵本が評価されるというのが、やはり理解出来ません。
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絵がとても良いです!
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投稿日:2011/05/08 |
絵本日和さん 40代・ママ・千葉県 男の子13歳、女の子10歳
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絵がとても良いです。小5の子どもも「可愛い!」と言いながらページをめくっていました。ねずみ達が作る家はじっくり絵を見て楽しめます。すごいなぁ こんな家、作ってみたいなぁ と見惚れていた様子でした。お話は、わかりやすくて安心(無難?)な展開なので、小学校低中学年はもちろん、少し長い感がありますが、絵本慣れしていて長いお話でもOKなお子さんなら幼稚園児さんくらいから読んであげられる絵本だと思います。
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仲良く共存
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投稿日:2011/05/08 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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地面の中がどんなふうになっているか、池の中になにがいるか、子どもは好奇心いっぱいです。外に出て、いろいろな自然を観察するのは、大切だなと思います。
将来は、深海に潜ったり宇宙に行くことができるのかな、と楽しみです。
小さなこどもが、人間以外のたくさんの動物たちとも、仲良く共存していこう、という気持ちになればいいなと思いました。
かわいいイラストたっちの絵に、なごみます。たくさんの動物たちを覚えられますね。
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おひさま ぽん!
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投稿日:2011/05/09 |
絵本日和さん 40代・ママ・千葉県 男の子13歳、女の子10歳
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片山健さん&中川ひろたかさん、表紙の絵、タイトル、はずす事はないだろう、というよりどんな本なのか楽しみにページをめくりました。
絵はきれいな水彩で、おひさまのオレンジと空の水色が優しい雰囲気!そして楽しげないきもの達がにぎやかに描かれています。
未就園児さんから楽しく読んであげられると思います。一緒に「おひさま ぽん!」といいながら・・・ お正月にも良い一冊です。
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豊かな感性。
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投稿日:2011/05/07 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子10歳
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まど・みちおさんの「イナゴ」、
神沢利子さんの「すいか」、
岸田衿子さんの「てがみ」、
谷川俊太郎さんの「かわ」など、18編の詩が載っています。
それぞれが皆、自然や周りから感じたことを「詩」で表現していて、
読んでみて、感性がみな違うんだな〜と面白かったです。
いろんな人の詩を読み比べるのも、楽しいし勉強になるように思います。
中には、2年生の詩もあって、題が「うんちのゆげ」。
うんちからゆげが出ていたので、そうとうびっくりしたのでしょうね。
その驚きが、「詩」という形で表現されたんだろうな〜と思いました。
巻末には、編者・小池昌代さんの丁寧な解説が載っていて、
とても嬉しかったです。
なかなか詩の解説まで載っている本はないですから。
小学校に入ると、授業で「詩」を書くことがあると思います。
参考にしてみるのもいいと思いました。
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すいかの皮
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投稿日:2011/05/07 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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ずっと穴をほったら?、、、と、だれでも一度は考えたことがあるでしょうね。
この絵本は、きちんと科学的に描かれていながら、楽しいのがいいです。温泉や地震のしくみなど、とてもよくわかります。
子どもは、どうして地球の中のことがわかるんだろう、と不思議そうでした。自由学習のきっかけになりそうです。
最後に、くだものの大きさで地球をあらわしているのが、よかったです。すいかの皮くらいのところで、みんな生きていることを、わかってほしいなと思いました。
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大ゲンカと仲直り
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投稿日:2011/05/07 |
読み聞かせパパさん 40代・パパ・群馬県 女の子13歳、男の子11歳、女の子8歳、男の子5歳
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仲良しの友達とだって、ケンカしてしまうことはある。
特に、夢中で競ったゲームがもとだから、よけい大ゲンカになった キツネとオオカミ。
オオカミは「自分のせいでこんなことになってしまった」と、キツネは「ついどなってしまった」と、そのあと後悔します。
オオカミに見えた部屋は、ゆがんで灰色に。自分が悪いとわかっているときは、見える世界がどんよりとしてゆがんでしまう、そんな心象風景がページいっぱいに描かれているようで、
「あ、そうそう」と思いました。
大ゲンカの仲直りは むずかしい。それだけに、仲直りできたときの 喜びはひとしお。
仲直りの歌を自己流で歌って聞かせると、大笑いしていました。
たくさんの感情がうずまく、ケンカと仲直り。
子どもたちの心の中にも、たくさんの感情が行き交うと思います。
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特別な才能を大切に
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投稿日:2011/05/06 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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作曲をするツグミというお話にはびっくりしましたが、この特別な才能が決して一人だけでは育てられないこと、才能を生かすには環境が必要なこと、ちょっぴり子育て感覚で描かれています。
ツグミの家族の中で、ウィリーは個性的で変わっています。
ツグミとして一緒に生活することにうんざりしたウィリーは一人で暮らすようになりますが、それを見守ってくれたのは家族。
一人で暮らすようになって、自分の才能を見出してくれたのは、図書館員のポリーさん。
なにしろ、自分で作曲してしまうツグミなんて見たことがない。
ウィリーの才能を公にしてくれたのも、世間の好奇心から守ってくれたのもポリーさん。
アメリカン・ドリームのようなお話でした。
この絵本で何より素晴らしいのはイラスト。
ノーマン・ロックウェルはイラストレーターとしては、一流のアーチスト。
その画集でみたロックウェル本人の写真とツグミのウィリーの姿がどことなく似ているのは、自分のことを題材にしているからなのでしょうか。
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テンポと話の飛躍が楽しいお話です
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投稿日:2011/05/06 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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ある暑い日に枝からオレンジがひとつ落ちました。
そのオレンジに止まっていた一羽の青いチョウがふわりと飛び立ちました。
「まだまだつづきがあるのです」という間合いの言葉で、話がどんどん展開していきます。
話の展開の意外性とテンポの良さ、そして絵のきめ細やかさで話にぐいぐいと引き込まれていきます。
とんでもない大騒ぎになった後、今度は町中を混乱に陥れた犯人捜しになります。
あれほどドタバタしたお話が今度は逆方向に向かいます。
賢い王様のさばきも楽しいのですが、最後のオチに絶句してしまいました。
この話、飽きません。
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親は子どもを心配し子どもは家をつくる
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投稿日:2011/05/06 |
doruさん 40代・その他の方・兵庫県 姪10歳
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キップコップってシリーズであるのですね。知りませんでした。名前もカタカナで読み聞かせるには舌がまわらず難儀しました。でもそのカタカナの名前が遠く異国の地で作られた感じがあってよかったです。
キップコップとティップトップは夫婦です。そして子供はとちのみから生まれるってちょっと斬新でした。家が流されそうになって、親は子どもを心配し、子どもは木の葉でできた家をつくる。妖精かコロボックルみたいで興味深かったです。
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楽しいシュール
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投稿日:2011/05/05 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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芸術、文学、哲学の小ネタがいっぱいの、シュールな絵本です。私は素養がないので、わかりにくところもありましたが、おもしろかったです。
内容は難しいところもありますが、絵が楽しいので子どもも笑っていました。白黒フェスティバルに、ぶたが牛のケープをはおっていく場面が気にいっていました。私は、バンブーコーヒーを飲んでいるパンダのくだりに笑ってしまいました。
サボテンのクリスマスツリーは、真似したいなと思いました。
原画を見たいなー、としみじみしました。
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わるだとひどいめにあうのだぞ
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投稿日:2011/05/05 |
doruさん 40代・その他の方・兵庫県 姪10歳
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ちびうさみたいにわがままで独占欲の強い絵本って、日本の絵本にはなかなかないタイプですね。でその結果大事にしていたそりがこわれちゃって、おかあさんうさぎが手袋をしろといったのに手袋しなかったものだから手も冷たくなってひどい目にあるのですよね。
ここらへん悪いことをしているとひどいめにあうのだぞといったお約束の部分がありますね。でも友達が助けてくれて無事めでたしめでたし。大人の私としてはもう少しひねりが欲しかったけど、姪っ子はこれぐらいがいいようで満足していました。
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アニメのよう
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投稿日:2011/05/05 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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つみきは積み上げるのも楽しいですが、くずれるのもおもしろいですね。子どもが小さいころ、つみきで遊んだことを思い出しました。
シンプルな色と線の絵は、アニメーションのようで、ナレーションがきこえてきそうです。
本を見た後は、ほんもののつみきで遊びたくなります。
おじさん顔のつみきがおかしい、と子どもが笑っていました。
センスのいい絵本なので、大人にもおすすめです。
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閻魔さま特製ラーメン
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投稿日:2011/05/04 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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激辛らーめんを「地獄らーめん」なんて、よくいいますよね。全部食べ切れたら、賞金がでるとか。
行列のラーメン屋に、天国からも並びにきているのがおもしろいです。
激辛らーめんを、本物の閻魔さまが作ってしまうお話に、笑ってしまいました。おじぞうさんや、鬼たちのキャラがおもしろかったです。
むしろ怖かったのは、地獄でラーメンを食べているのが、ふつうのおじさんやおばさんだったことです。
最後には、地獄も天国のようになってしまうのは、あれっ?と思いました。
キャラクターと絵の感じがぴったり合っていて、楽しかったです。
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おにいちゃんになっても
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投稿日:2011/05/03 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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絵がかわいくて、配色が楽しいです。五味さんの翻訳がぴったりあっています。見返しが、にぎやかで楽しかったです。
赤ちゃんが生まれて、上の子がちょっとさびしい思いをする。どこの国でも、みんな同じなんだなとしみじみします。突然おにいちゃんになってもザザは、ザザのままなんですよね。
パパとママが忙しいことも、よくわかるだけに切ないです。
ママが、ザザをだっこしてる場面がとてもいいです。
もうすぐ、おにいちゃんおねえちゃんになる子どもと、ママと一緒に読んでもらいたいなと思います
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大人に読んでもらいたい
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投稿日:2011/05/01 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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この歌は聴いたことがあります。イントロの一番最初のところが印象的です。この歌が生まれたいきさつも知っていましたが、参加アーティストがよくわからないです。みんな、スーパースターなんですよね。
藤城さんの絵が繊細でみごたえがあります。夢の世界が現実になるといいなと思います。
作者の北村さんが、この本を「大人に読んでもらいたい」と書いています。このプロジェクトは成功しましたが、あれから30年ちかくたった今でも、おなかをすかせている子どもたちがいっぱいいるのは、どうしてだろうと思います
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自分でも探してみよう
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投稿日:2011/04/30 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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あきやまさんの作品は、お話もキャラもほのぼのしているので楽しいです。
まゆげが太いかっぱくんは、見ているだけで笑えてくるキャラです。
「かっぱ」が「ぱかっ」、「ロボ」が「ぼろ」。シンプルな言葉遊びですが、いざ自分で言葉を探してみるとなかなか見つかりません。
柔軟な発想力がもとめられますね。子どもといっしょに、あれこれ試しています。
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ちゃっかりねずみ
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投稿日:2011/04/29 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子10歳
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「干支って、何」と子どもに聞かれて、私もよくわからなかったです。動物はわかるけれど、なぜ干支があるのか不思議です。
牛に隠れて、ねずみがちゃっかり一番になった逸話は、知っていましたが、他の動物のエピソードは新鮮でした。それぞれの動物らしい話が、おもしろかったです。犬猿の仲や猪突猛進には、笑ってしまいました。
こんなお話にしたら、小さい子も楽しく覚えられそうです。
かわいいキャラぽくない、きりっとした動物たちの絵も、よかったです。
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繊細な絵に余韻が残ります
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投稿日:2011/04/29 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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教科書にも書かれているし、このお話はよく知っているのですが、視覚化すると何とも言い難い雰囲気の違いを感じさせられます。
黒井さんの絵はごんぎつねの心を繊細に淡く描くことで、作品をさらに奥深い映像としたように思います。
ごんぎつねはいたずら好きで、悪さばかり繰り返していたようですが、母親思いの兵十がとっていたウナギを逃がしたことと、母親の死が重なり、深く反省するのです。
その心持が痛く伝わってくる描き方だと思います。
しかし、兵十への罪滅ぼしと思って行うことが、兵十にとっては災難に変わってしまいます。
最後にごんぎつねは銃で撃たれてしまいます。
しかし、兵十は山の収穫物を届けていたのがごんぎつねだったことを知るのです。
ごんぎつねが自分の行動を認められて息絶えるところは、黒井さんの絵でとても余韻が残る作品となりました。
ここまでくると、絵本も芸術だと思います。
他の絵本がひらがな表記であるのに、漢字を多用している点も考えると、高学年向けになっているように思います。
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