まさにすばらしいときですね。
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投稿日:2009/07/30 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子10歳、男の子6歳
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この本を読んでいるあいだは、この本のタイトル通り、まさにすばらしいときでした。
作者の細かい自然の描写と、色彩あざやかな絵で、私の心も海と木々に囲まれた島へ連れていかれます。
自然の美しさとおそろしさ。それを感じることで、自然が生きていること、人間が生きていることを実感できるんだなあと、つくづく思いました。
この本のような体験はできなくても、日常の生活のなかで、自然を見つめ、自然と共に生きていることを感じる時間をもてたらいいなあと思います。自分だけではなく、子どもにも体験してほしいことですね。
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え゛〜〜〜〜〜、更衣室も〜〜〜〜〜
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投稿日:2009/07/29 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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子どもの頃、楽しい海水浴が終わって、浮き輪の空気を抜くときの淋しさったらなかったですよね。
親になって、海水浴後の脱力感、「さ〜これから帰って、洗濯だ〜〜〜。」って言う気だるさ。
表紙絵から「何が始まるんだろう。」って、ワクワク。
浮き輪の空気を抜いて、更衣室で着替えて、「え゛〜〜〜〜〜〜〜。更衣室も〜〜〜〜〜、ぷしゅ〜〜〜〜〜?」
バスも、電車も、………。
ここまで来ると、次のページの予測がつきます。
でもでも、最後は、『なるほど〜そんな気持ちだろうな。』と笑えます。たくさん遊んだ一日、お疲れ様でした。
石井先生の絵は、とても楽しいですね。最後の主人公のあの表情は、最高です。
4歳の近所の子から、我が息子までおおうけでした。
読後、口角が自然とあがってしまう絵本は、すぐお薦めしたくなってしまいます。
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想像の世界で 遊ばせてくれます
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投稿日:2009/07/29 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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書店では見かけましたが、「小学校のお話し会にも学齢的に会わないかな。ましてや、我が息子にはもう卒業の絵本でしょ。」って決めつけていました。
今日、私の用事で書店に息子を連れて行きましたら、「はは、これこれ。うけるんだけど〜。」って、勧められ。
『子どもの目で見て、惹かれる表紙なんだろうな。手に取るということは、表紙の力がおおきいんだな。ん〜そうか、やっぱりこの絵本は私が見る縁があるのだな。』なんてことを思いながら読みました。
表紙は、見知っていましたけれど、よく見ると笑えます。
開いて、歌っている紅白まんじゅう君たちの横顔が、おかしくってたまりません。
挟まれたそれぞれのキャラクターの表情も愉快です。
挟まれ押されたそれぞれが、意外な展開を繰り広げ、「そうなるかもね〜。」って、読み手を想像の世界で遊ばせてくれます。
赤ちゃんから楽しめますね。
仕事でちょっと疲れ気味の、夫にも読んでもらおうと買ってしまいました。
子どももさることながら、読んでやる大人が楽しくなってしまう絵本ですね。
本来、無表情のはずのまんじゅう君に、これだけの表情を付けられる、かがくい先生の感性とテクニックのファンになってしまいました。
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この頃こういう激しいのやっていないな
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投稿日:2009/07/28 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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表紙を見て、やったな?って思いました。
なかなか良いけんかです。
素手でつかみ合って、倒して倒され、キックもパンチも…。
この力勝負が大切ですよね。
どれくらいのパワーで、どれくらいのダメージがあるのかを、やられやり返し学習しています。
これをやらずに大きくなると、加減が解らず悲劇が起きる。 凶器に頼り、取り返しのつかないことになる。
幼い時は、気持ちを言葉で表現することが拙いから、手や足が出てしまう。
負けてしまった側の、火山火口のような噴煙をあげている気持ちが収まらないのは、大人も同じ。収め方も、けんかの数だけ上手になっていくのではないでしょうか。
けんかは随分(10数年)していませんが、エネルギーのあったころは、“けんかのきもち”は、木の剪定や草取りを無心にすることで収めていました。大人でしょ。
でも、お恥ずかしい話ですが、枝を切りすぎて翌年花が咲かなかった年もありました。
我が息子は、小1の頃、体型が小柄だった故、からかわれていたようです。夫に何かアドバイスをもらったようで、ある日スッキリした顔で帰ってきました。「けんかに勝った。」って。
どうやって勝てたか尋ねると、「おとうさんに、『おまえには頭付きという技があるじゃないか。』って言われて、相手のお腹めがけて突進したら勝てたんだ。」って。
それ以降、からかいは無くなり、親交を深める中になったようです。 男の世界じゃの〜〜〜〜〜〜〜う。
この絵本を読んで「この頃、こういう激しいのやっていないな。」っていうから、「話し合いで、解決ができる年頃になってきたんじゃないですか。」って、私が言うと「つまり、やっと高等動物の仲間入りって事か。」ですって。
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きれいな池に美味しいお米
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投稿日:2009/07/28 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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とんぼ池探検のツアコンのあまがえるくん。
ペットボトルのボートとは、なかなかなアイディアです。
昼食付きで500円というのもお手頃価格。
さて、本日のお客様は〜。
出てくる出てくる水中の生物と水辺の生物。とてもリアルな描写です。生態系の厳しさむごさにも目を伏せず、ストーリー仕立てでソフトに描いてあります。
このお話は、新潟県北魚沼郡川口町の池を取材して創ったものだそうで、息子は「こんなきれいな池がある所だから、美味しいお米もできるんだね。」と納得していました。
生物図鑑を横に置いて、調べながら読むのも楽しいかと思います。“生き物博士くん”たちにとっては、楽しめることこの上ない自然科学絵本です。
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こりゃおもしろい!
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投稿日:2009/07/27 |
あたさん 40代・ママ・兵庫県 男の子18歳、男の子14歳、女の子10歳
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文字のない絵本って、いろいろな想像をかき立てられおもしろい!
おはなしの会で読む(見せる)のって、難しいのかもしれないけど、読み手の説明しすぎない、簡単な補足程度でページをめくっていくと、子どもはそれぞれに心の中で物語を作って聞いて(見て)くれたようです。
私は子どもたち(9〜12歳)と一緒に聞きました。
ラストはこうなるとは想像もしなかったでしょう。
意外性にどっと笑いが起きましたよ。
是非一度手に取ってみてください。
あれこれ会話が弾むことでしょう〜♪
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内面に降り積もるエネルギーの開花
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投稿日:2009/07/25 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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『種をまく人』のP・フライシュマンさんの作品です。
サンタモニカ育ちの方の作品という、空気を感じます。
両親も心配しているちょっと独特のパーソナリティの持ち主ウエズレーは、夏休みの自由研究に、“自分だけの文明”をつくる事を決意。
耕し、種が飛んできて、芽が出て、花が咲き、誰も見たことのない新しい作物が…。
作物から様々な衣食住が生み出され、子供騙しのない徹底した終結に、この文明世界へ引き込まれた我が息子は、読後ウエズレーを大絶讃。連日、一人で読み直しています。
私が感心したのは、ウエズレーの両親。息子が招待するまで、このウエズランディア(ウエズレーの国)に、足を一歩も踏み入れず、覗かず、止めず、ウエズレーを信じ待っていたことです。
とかく、奇異(ウエズレーを理解しようとしない人々にはそう映っていたであろう)な世界へのめり込もうとする我が子を見たら、世間の目もあること故、親は無理矢理、軌道修正をしようとしがちです。
しかし、この両親は息子を歪めることなく、力を使うでもなく、信じ、見守り、待ちます。この姿勢が素晴らしいと思いました。
結果、ウエズレーの内面に、静かに確実に降り積もっていたエネルギーが、見事開花したのだと思います。
中高学年のお子さんとこの夏読んでみてはいかがでしょうか。
親子共々満足できる一冊だと思います。
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戦争のお話しにはこれを読みます
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投稿日:2009/07/22 |
いーめいさん 30代・ママ・新潟県 女の子8歳、男の子5歳
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小学校の国語の授業関連で戦争の読み聞かせを依頼されると
このお話しを読みます。
絵本としては長いかもしれません。でも、おばあちゃんの語りで
進められていくこのお話しは、静かですが、心の何かを
ぐっと締め付けるような強さがある気がします。
これは実話であることと、作者が丁寧にかかわって書かれたためでしょうか。
広島弁は馴染みがないのでわたしの読み方はおかしいと思われますが、
それでも、子どもたちは真剣に聞き入り、時には涙する子も。
せつないお話しですが、知っていてほしい物語です。
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恋した 相手が 悪かった
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投稿日:2009/07/25 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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横長の珍しいスタイルの絵本だなと思って、手に取りました。
見返し(効き紙)は、本文の内容を含む絵を描いた切手がペタペタ、見返し(遊び)には、
“じぶんで ほんが よめるようになるまで ほえなければならなかった ライオンに ささげる”
の一文があり、作者のこの絵本への愛が感じられ、読む前から温かい気持ちになりました。
百獣の王ライオンくん。
牙を剥き、「ガオー!」と吠えれば、それでなんでもOK。
ところが、恋した相手が悪かった。
読書するちょっとハイソな香り漂うレディのライオン。
レディには、手順をふまなくちゃ。そう、まずは手紙を出して。えっ?あっ!字がかけな〜〜〜い。
恋文代行を他の動物たちに命令し、……。
自分の思いを伝えきれない手紙に、ライオンくんが、癇癪をおこしていくのが滑稽です。癇癪ボルテージマックスのページに、場所を忘れて大爆笑。レジへ走りました。
絵がまた素晴らしい。恋するライオンくんは、牙を抜かれ、勇猛果敢をすべて捨て去ったような、“愛すべきおとぼけキャラ”に描かれています。
代筆した恋文が読みあげられるたび、その動物たちの習性を模したライオンくんの姿が、笑えて笑えて。
なんといっても、癇癪をおこし発するライオンくんの台詞の“字体”が、この絵本を一層楽しくしていると思います。『この本のタイトルのもう一つの意味付けなのかな?』と、ちょっと深読み。
ラストシーンも、本当に素敵です。
表紙絵をあらためて見ると、ライオンの手形(指紋?肉球紋?)がうっすらと、おしゃれですねぇ〜〜。
10歳の息子に、読みましたら涙を流さんばかりに笑っていました。
レディの台詞も“大人の魅力”を意識して言ってみましたら「はは、レディというより魔女みたい。」って、がっかり。
高学年まで楽しめる、ぜひお薦めしたいドイツの作家さんの作品です。
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おかみさんの方が何枚も上手
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投稿日:2009/07/20 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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ノルウェーの昔話です。
お百姓さんが、日々の農作業にほとほと疲れ果てて、おかみさんの家での仕事が楽そうだともらします。
おかみさんは、陽気に「そんなら、明日から仕事を取り替えよう。」ってことになって、……。
この会話、今のご時世じゃ、猛烈な反撃に出るおかみさんも多いことでしょうが、このおかみさんは、にこにこ旦那さんの要望を受け入れます。きっと、この頃の家事は今とは比べものにならないくらいの重労働であったでしょうに。
見開きいっぱいの絵で、夫婦のそれぞれの仕事を同時に眺められます。もくもくと、農作業をすすめるおかみさん、一方だんなさんは、何をやってもうまくいかない様子。
究極の大惨事を予想はしていたものの、絵で見ちゃうと笑えて笑えて、牛君ばっかりがいい迷惑の様子です。
話は収まるべき所に収まるのですが、このおかみさんこうなることを見越した上で旦那さんの要望を受け入れたのかも。と、考えると、なかなかおかみさんの方が何枚も上手ですね。
リスクは大きいとしても、お互いの立場を理解するためには、良い方法かもしれません。
むすこは、衝撃の大惨事に大笑いでした。
お話を、落ち着いてじっくり聞ける、3年生くらいからが、良いかと思います。
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立ち止まり心に抱いて歩んでいける『出会い
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投稿日:2009/07/18 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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タイトルと表紙を見て、おや?っと思いました。
“子ぎつねヘレン”といえば、『子ぎつねヘレンがのこしたもの』の竹田津 実さんの作品ではないのか?と。
巻末を見て、映画『子ぎつねヘレン』の脚本を担当した方が、この絵本の作者 いまいまさこ さんだと解って、納得でした。
この絵本は、映画の『子ぎつねヘレン』に沿って、描かれた絵本です。映画を観た方なら、その記憶がよみがえり、再び、涙されると思います。
ヘレンが亡くなった1年後。
どんな命も この世界に生きたしるしに おくりものを のこしていく
ぼくは それを みつけよう
扉絵の前から、お話が始まる形で、映画のような演出がここにも見えます。
主人公のぼくは、ヘレンと出会った所から回想し、おくりものを一つずつ見つけていきます。
頼りない命が、人間の少年をそして家族を変え、気づかせてくれた大きな存在であったことを伝えています。
私は、“ぼくの生きている世界にも、つかまえておきたい瞬間がたくさんある”という、2つ目で、もうウルウルでした。
最後の10個目で、ダメでした。
出会いは、儚く通り過ぎて行くことが多いものですが、このように人生のどこかで、立ち止まり心に抱いて歩んでいける『出会い』は、その人の“大切な宝もの”になるのでしょうね。
10歳の息子は、「忘れられないだろうね、ヘレンのこと」って、ティッシュを一枚引っ張って、隣の部屋へ。
こどもたちだけではなく、私たち大人にも様々なメッセージを伝えてくれる一冊です。
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絵が笑わせてくれます
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投稿日:2009/07/16 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子10歳、男の子6歳
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ありえないこと続出で、おどろきと笑いが止まらない絵本です。
ページに使われている紙の素材と、登場人物の雰囲気、景色の描かれ方などがレトロな感じで、ちょっとなつかしい夏のひとときかな。
もちろん、なつかしさに浸るよりも、おかしくって笑うことに時間を割いてしまいましたが。
このお話では、色がうまく使われていると思います。色の対比があってこそ、おもしろみが増すわけです。
私もきんぎょさんみたいに、海水浴に行きたいなあと思いをはせてしまいました。
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「犬飼いた〜い病」再発!
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投稿日:2009/07/18 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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犬大好きの戌年生まれの私。見逃すわけにはいきません。
ファーガスがとっても可愛らしい。ウエスティー(ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア)かな?
「いいこだ」っていうから、どんなお利口な事をしたのかと思ったら……。
ペットことにワンちゃんは、癒されますね。
飼い主を信じ、ますっぐ胸の中に飛び込んで来るんですもの。
ファーガスは、家族に愛されている満足感と、自信で伸び伸び育っています。
どの、ショットも口元が緩んでします。
ズームアップ気味の表情は、ファーガスが本から飛び出してきそうな勢いがあります。
「犬飼いた〜い病」が再発しそうな息子です。
ホントに満足、私もウエスティー欲しくなっちゃいました。
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かわいい!
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投稿日:2009/07/16 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子10歳、男の子6歳
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セミの幼虫を「種」と呼んで、植木鉢に入れて大事に大事に育ててる女の子。どんなときも自分のそばに植木鉢を置いて、土から出てくるのを待ってる姿は、ほほえましいものでした。
幼虫が成虫になる姿がはっきりと描かれていて、これを見ると、本当のセミのようすが見たくなります。
ただ、?と思ったのは、セミが成虫になったとき、まだアサガオが発芽していなかったこと。アサガオが芽が出るのはもっと早い時期なんじゃないかなあって、ちょっと突っ込んでみました。
でも、この本は、セミと女の子が主人公だから、いいんですよね。
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お米に関する“総合学習”
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投稿日:2009/07/16 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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息子が稲作の授業を社会科でちょうど学び、5月に田植え体験をし、バケツ稲も育てている最中です。秋には、刈り入れ体験もする予定です。非常にタイムリーな出会いでした。
お茶碗一杯にお米が何粒入っているか、疑問を抱いた主人公に、こめとのさまが助言をし、数える工夫が始まります。
現在でも、1合(180cc)の単位が残っている理由や、石高が、当時の大名の力をはかる単位として、いかに解りやすいものであったかまで説明されています。
そして、本題です。
米つぶ1つを人間1人に換算しての考察。
10万つぶは、2キロのお米。2キロのお米の袋に10万人が入っている…っていう具合に。
そして、現在の日本の総人口をお米で換算し……。
最後は、日本の心を守るため朝もお米を食べようという終わり方です。
この一冊で、お米に関する“総合学習”といっても良い内容の濃さです。
私も一緒に、勉強しました。
小学4〜6年生に、いかがでしょうか。
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お化けに親近感♪
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投稿日:2009/07/16 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子10歳、男の子6歳
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表紙を開けて、とびらの絵はとっても怖そうで、これから始まるお話がどんなにおどろおどろしいんだろうと、恐れてしまうのですが、お話の内容はいたってほのぼのです。登場人物がお化けだってことを除けば。
人間と同じように夏の暑さを感じ、暑さにも負けない子どもたちがおり、夏の風物詩を楽しんでいるようすに、親近感をおぼえました。
井戸やそうめん流し、昔ながらのお風呂など、今じゃめずらしくなったなつかしいものも登場して、古き良き日本のくらしを垣間見ることができます。
ぜひ、この夏の暑い日に読んでもらいたい一冊です。
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静けさから響く音まで感じます
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投稿日:2009/07/15 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子10歳、男の子6歳
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夜の静かな森のなかのようすが、美しい絵とことばで表現されていて、絵本でありながら、静けさや響く物音まで聞こえてきそうな気がしました。
はりねずみくんの心の優しさ、友達想いなところも心にしみてきます。
いろんな生き物が登場しますが、どの生き物もみんな夜の森のなかで物静か。落ち着いて見えました。
子どもが寝る前の一冊として読み聞かせにぴったりだと思いました。
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濃厚なユーモア絵本
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投稿日:2009/07/16 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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まず、表紙。「ユーモアな内容かな?」と期待しちゃいます。
カトリーン・シェーラー?知らない。知らないぞ。初めて聞く名前。
扉絵からストーリーは、始まっています。
[1ページ目に、この絵本のお約束を読者に提示。]
ここは、きつねとうさぎが「おやすみ」をいう場所。
ここで、きつねとうさぎのぼうやが会ってしまいました。
きつねは、『ごちそうだ』。
うさぎのぼうや、どうするどうする。
ペロリと食べられてしまいそうになるうさぎくん、知恵をはたらかせ、「お約束」を持ち出し、きつねを…。
絵がとても素晴らしい。
毛並みまでわかる筆致ながら、リアルなのに どのキャラクターも愛らしくユーモラス。
中でも、恐いきつねを手玉にとって、「お約束」攻めで言いくるめるうさぎくんの論客ぶりの表情と、自信たっぷりな態度。
はて?ポカーンとしているきつねの表情と、頼りない様子。
これが対照的で面白いんです。
息子に一番うけたのは、きつねの寝顔。二人で笑いました。
寝てるときは、みんなかわいいんですよね。
うさぎの親の反撃に、またもぼうやは、「お約束」を持ち出して…。
あぁ〜〜〜〜〜、この次のシーンもおかしくっておかしくって。
最後のページも、最高です。
文も絵も、久々に濃厚なユーモア絵本を楽しめました。
カトリーン・シェーラーさんのほかの作品も、日本で読めないのでしょうか。
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やる気をおこしてくれる本
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投稿日:2009/07/15 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子10歳、男の子6歳
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人生で迷いが生じたとき、改めて読みたいなあと思いました。
何が起こってもだいじょうぶ。どんどん行きなさい。と作者は読者の背中を押してくれます。それと同時に、人生は山あり谷ありであることも教えてくれます。人生ってつらいこともあるんだよって言いつつも、読者はなぜか悲観的にならないんです。それは、作者の文章力と絵の力でしょうか。作者の言葉を読んでいると、どんなにつらい場面でも元気がでてくるのです。そして、地球上ではなさそうな異空間を歩く男の子の絵に、夢をふくらませてしまうのです。
大人も子どもも元気に前へ一歩踏み出せる、そんなきっかけを与えてくれる絵本だと思いました。
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偉大な 我が手を respect!
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投稿日:2009/07/16 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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普段は気をとめることもない私たちの体。
ケガや病気になると改めてその役割の多様さに気づき、どの部分一つとっても、不要なものはないんですよね。
この絵本は。「手」です。
楽器、コップ、日除け、団扇、メガホンなどなど、出てくる出てくる。手のおしごと。
「そうそう、そうだよね。」って、読みながら、自分の手をながめ思わず偉大な我が手をrespectしちゃいました。
さらに、まだある手のしているしごとを………と紹介。
そして、点字が出てきます。
読みながら、点字に触れる貴重な体験ができます。
息子が感心していたのは、赤ちゃん同士が向き合ってお座りしている絵に「手だけで遊べる。」と書いていた部分です。赤ちゃんがアババーと言いながら、おててをブンブンしていて、二人とも楽しそう。
「そうだよナ〜、ぼくもこうしてたでしょ。」って。
最後のページの
“手って、心が出たり入ったりするところかもしれない”
の文が良い〆になっていると思います。
画面割りが、工夫されていてどのページも無駄がありません。
小学校高学年まで十分に、考え楽しめる一冊だと思います。
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