作者のお名前は「みと」さんと読みます。
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投稿日:2011/01/30 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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中3の、朝読用に用意した本です。
「天使」って、どんな天使なんだろう?、気になって、図書館で借りてきたのですが、しいていえば「比喩」として使っていました。(天使みたい。って、感じに)
うちの子も、私自身も、読んだ感触は、「まぁ、まぁ」。
悪くはありませんが、抜きんでて「素晴らしかったよ〜」と伝えたくなるほどの内容では(残念ながら)ありませんでした。
主人公の男の子が中3らしいので、中学生・高校生くらいのお子さん向けに作ってあると思います。(うちの上の子はまさに、お薦めの年頃でしたね〜)
思春期にありがちな、いろいろなことが起こりますので、気になる方は読んでみてください。
作者のペンネームがとても変わってます。(本名なのかな?)三つのももと書いて、「みと」さんと読むそうです。
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どんな年代の人でも面白いと思います
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投稿日:2011/01/24 |
ももうさ♪さん 20代・ママ・北海道 女の子2歳、女の子0歳
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2001年の発刊直後に、
思春期は通り過ぎたか終わりかけか・・・という年頃でしたが、
「これ面白そうだよ」と母が図書館で借りてきてくれて読みました。
この本を読むには、小学校高学年〜中学生が
一番ピッタリというかシックリくる時期でしょうけれど、
とても面白かったです。
「人の死」を題材に扱っているのに、
悲しさや辛さではない、爽やかな読後感に驚き感動しました。
娘たちには、私よりも早い時期に読んで欲しいなと思っていますが、
きっとどの年代の人が読んでも、この感動は普遍であると思います。
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藤城さんの絵がたまらなく素晴らしい
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投稿日:2011/02/02 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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アンデルセンのお話も素晴らしいのですが、見返すたびに藤城さんの影絵にウットリしてしまいます。
ワインでいえば芳醇なブルゴーニュの赤。
しかもワイナリーでかなりの年月寝かされて熟成した極みを感じました。
多分あとがきにもあるように、藤城さんの思いが、ここまでの精度と味わいを深め、集大成の形でリメイクされた渾身の作品だからでしょう。
話はワインボトルの数奇な旅と、ワインボトルが出会ってきた人々と冒険。
しあわせな二人が1年後の結婚式を約束したのですが、男性が航海に出た先で遭難してしまいます。
恋人は許嫁への手紙を空のワインボトルに託します。
ワインボトルは二人のしあわせの絶頂から、長い年月の後に年老いた彼女との再会までの旅を語ります。
ワインボトルは出会ったこと見たものをただ受け入れただ見届けるだけ。
いくつかの悲しみがさりげなく即物的に語られます。
話に紆余曲折があるので、何度読み返しても飽きません。
そのくせお気に入りの映画のように、感動の中にすっかり引きこまれてしまいます。
そして藤城さんの絵。
黒の凛々しさと、彩色をほどこした背景の調和がたまりません。
あるときはスケールの大きな絵画のように、あるときは話を浮かび上がらせる黒子のように、そして動画のように…、絵本の一部であるのが申し訳ないように満ち溢れています。
ワインボトルの中にいろいろな思い出を浮かび上がらせ、表現もくっきりしていたり、ぼやかしたり、心の中で香りが拡がって行くように思いました。
大人にとっては、ワインかウィスキーを楽しみながら味わう絵本のようです。
思春期を迎えるロマンチック世代にお薦め。
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息子の底抜けの笑顔が懐かしい
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投稿日:2011/02/03 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子12歳
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長先生の作品は、いつも凝り固まった大人の心まで開放してくれます。
久々に手にして思わず借りて来てしまいました。
とおくの ほうから おとこのこが とんできました。
この最初の一行から私たちは別世界へ連れて行かれます。
幼い息子を膝に乗せ読んだときの息子の底抜けの笑顔が懐かしい。
あの笑い声で、親の私までいっときピュアな気持ちになれました。
今一度読み直し、長先生って子供心を忘れていない純粋な方だったんだな〜、としみじみ思いました。
わたしもポンたろうのように、事の成り行きに身を任せ飛んでいけたら楽しいだろうなぁ〜。
“ストレス”って言葉がない世界だろうなぁ〜。
息子も再読し、ハリネズミの変わり身にまた大笑いしていました。
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ファンタジーと科学(医学)のコラボ!!
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投稿日:2011/01/27 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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うちの上の子が絶賛!!
うちの子は「この本に出てくる魔女たちの中では、サーズが一番好き。個性があって、面白いよね」といってました。
実はサーズって、物語では好奇心旺盛な「小娘」呼ばわりされている魔女ですが、病気としては「SARS(重症急性呼吸症候群)」という恐ろしい病原ウィルスの名前で、2002年からの1年間に8000人の感染者を出し、そのうち1割がなくなるというものだったのです。
この作者は幼いころからの魔女好きで、本業はウィルス学者だそうです。その作者の血肉が、この物語をドラマチックに面白く作り上げてくれているようです。
この物語に登場する各「病気の魔女」は、サーズの他にもたくさん登場しますが、それぞれいろいろなところで流行った病気の病原体を指しています。
「薬の魔女」は、流行ってしまった病気に対するワクチンや薬草、青カビでつくったペニシリンなどの専門家という形で登場します。
それぞれの魔女たちが、それぞれの立場で活躍するさまは、なかなか見ごたえがあります。
また、物語の合間に、登場した病気や薬の魔女たちが実際ではどんな病気やワクチンであるかという説明も分かりやすく載っていて、とても勉強になりました。
この作品は、実生活の知識として役立つ上に面白い!ファンタジーと科学(医学)の世界が上手く絡み合った究極のコラボレーションだと思います。
字もやや大きめで、行間もファンタジー小説にしては広めにとってあります。ですから、長い本が苦手なお子さんでも、意外とすんなり読めるのではないでしょうか?
ぜひ、中学生・高校生くらいのお子さんたちに読んでもらいたい1冊です。
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戦時中の生活
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投稿日:2011/01/28 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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戦争体験者の語りを絵本で紹介しているシリーズの第1巻です。
この巻は戦時中の日常生活にスポットをあてて説明がなされています。
2編の話が載っているのですが、それぞれ徴収されて戦争に行った人が無事に帰ってきた話でホッとしました。
そのおかげで戦後も商売を続けることができて現在に至っているという話。
どうしても戦争というと悪い結末ばかりが先立ってしまうのですが、当たり前に生活できることがいかに大切かということを感じさせてくれます。
第1話
「家族をつないだお父さんのくつ」 光丘真理:文 / おぼまこと:絵
靴屋を営んでいるお父さんは32歳なので戦争に行かなくて済むと思っていたら、召集令状は若者から次第に年齢が上げられて兵隊に行くことになりました。
靴屋という商売、人のために苦をいとわず軍事工場で働くようになっても近所の人の靴を修理したエピソード、子どもが発熱して入院しているのを気にしつつ兵隊に行ったエピソード、現実の話であるだけにひしひしと伝わってきます。
人に助けられたこと、お父さんが無事に帰ってきてまた靴屋を始めることができたこと、
靴屋さんが今も続いていること。
自分のことのようにホッとさせられました。
絵をおぼまことさんが描いています。
『ひでちゃんとよばないで』、『伸ちゃんのさんりんしゃ』と相通ずるお話。おぼさんがシリーズ第1巻の第一話で描いていることに、このシリーズの意気込みを感じました。
第2話
「あいちゃんのおじやごはん」 すとうあさえ:文 / 藤本四郎:絵
あいちゃんの家は多くの人が住み込みで働いている鉄屋さん(金属製品を売っています)。朝の食事の漬物でおじやご飯をかきこむ音がとても印象に残っています。
戦争で職人が次々と兵隊さんになって去っていきます。その中で一番印象深いのはリーダー格のくにおさん。
いろいろな思い出が描かれていますが、その中で印象に残るのはザラメで飴を作ってくれた話。
そのくにおさんを戦争に送る送別のために炊いてあげたご飯(当時、お米はとても貴重だったことが解ります)。
そのくにおさんとは無事に再開できて、現在に至っているというホッとするお話でした。
絵を描いているのは藤本四郎さん。
藤本さんにも戦争にまつわる絵本が何点かあります。清楚な絵でじんわりと訴える物があります。
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お子さんがうっとりすること間違いなし
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投稿日:2011/02/02 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子12歳
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これは、楽しいわ〜♪
可愛いこぶたの五つ子ちゃんかしら?
パパを囲んでのお休み前の一家団欒のページから気持ちがほっこりしてきます。
パジャマに着替えて、歯磨き・おしっこ、パパ・ママが手伝って無事終了。
フルーツ柄の腹巻巻いて、キャップもかぶり、それぞれお気に入りを抱えてベッドへ。
五人一緒の寝室は毎夜盛り上がるでしょうねぇ〜。
今夜はどんな夢をみる?
と五人で、様々な夢を語りあっています。
その夢のなんと夢のあることか(笑)。
絵がいいですね〜。
楽園のようなジャングルもフェアリーのたくさん登場する御伽噺の世界も、各見開きを開くたびコミカルなキャラクターが細々と手の込んだ楽しい世界で遊んでいる様子にお子さんならうっとりすること間違いなしです。
お休み前にとお薦めしたいけれども、なんか盛り上がっちゃいそうで、結果に責任が持てません(笑)。
カバー折り返しと見開き前後がお話として繋がっているのもイカシてました。
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夢をかなえたジョット
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投稿日:2011/01/29 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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中世イタリア絵画の流れを作ったジョットの少年時代の話です。
羊飼いをしながら、心は絵を描くことに取りつかれているジョットでしたが、巨匠チマブーエに見出され画家への道を歩むことになります。
自分の天分に磨きをかけて、中世を代表する画家になりました。
イタリアを旅行した際にアッシジのサン・フランチェスコ聖堂で見た壁画の感動を思い出しながら、ジョットの伝記として読みました。
未来への夢を持つ少年たちにとって、とても良い本だと思います。
絵本に描かれている絵もまたとても重厚で神聖です。
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ゴミの反逆
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投稿日:2011/01/29 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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なんとも痛烈な環境破壊批判です。
人間に居場所を奪われた動物たちは、自分たちの棲みかを求めてゴミの山を作ります。
一見、人間社会と動物社会の住み分けのようにも見えました。
人間にとっても、動物たちにとっても良い環境のように思えました。
しかし、ゴミの山は動物たちの手に余る反逆を始めます。
人間は悪臭の防御策のために、飛行機を飛ばし悪臭を抑えようとするのですが追いつきません。
動物たちにも悪臭を放つガスに立ち向かおうとしますが、力を蓄えたゴミには太刀打ちできません。
ゴミは地球に対しても反逆を始めます。
自然、環境が崩壊していく様が痛烈に描かれているのですが、読む者に対しても突き刺さってくるように思いました。
考えさせられる絵本です。
梶山さんの絵が妙に慎重なのは何故でしょうか。
梶山さんの絵にしてはずいぶん地味なので、かえって文章が浮き出ているように感じました。
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「わらしべ長者」沖縄版
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投稿日:2011/01/26 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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「わらしべ長者」というと、もっていたわらしべを交換することで貧乏人が長者になって行く様を描いた、どちらかといえばほんのりぬくもりがある民話のように思っていたのですが、このお話はちょっと違います。
沖縄がよその国に侵略されて、たろうのお父さんは殺されました。
たろうは沖縄を離れて小さな島に逃げてきたのです。
その太郎が重い病に伏せた母から受け取ったわらしべ一つ。
そのわらしべが、太郎を王子にするというお話です。
沖縄にもどり、侵略者を追い出します。
機知にとんだ方法と、島民を奮い立たせる信望。
「わらしべ長者」の沖縄版はとても熱く、骨太です。
その侵略者とは誰だろう。
民話ですから、歴史事実は遠い昔のことかも知れませんが、儀間さんが描くととても含みが多く感じられます。
日本で唯一の戦場だった場所。
日本人(やまとんちゅう)にも裏切られてきた場所。
嘗ての琉球王国は、沖縄独特の世界の中にいるような気がします。
「わらしべ王子」そのものは爽快なお話として、子どもウケするような気がしましたが、この絵本はそれだけに終わっていません。
物語の後に重厚な解説があります。
この話をモチーフにした児童画があります。
木村次郎さん作詞、丸山亜季さん作曲の歌が5曲、歌詞と譜面がおさめられています。
残念ながら、譜面から曲をイメージ出来なかったのですが、この絵本に込められた思いの濃さを充分に感じます。
読む人によって感想はいろいろだと思いますが、お薦めします。
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ちょっと過激なハートフルストーリー
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投稿日:2011/02/01 |
ヒミコさん 40代・ママ・神奈川県 男の子13歳、男の子10歳
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ちょっと過激で、心温まるハートフルストーリーです。
この本、主人公のブンちゃんは、エッちゃんが大好き。
だけど会えばいつもいたずらばかり。それもハンパじゃない。
スカートをめくったり、お弁当箱にネズミの死骸を入れたり。
でもエッちゃんだって負けちゃいない。
つぶらな瞳で誘い出し、近づいてきたところで、「ファイヤーッ」
と一声。
そのあとは、次々とプロレス技をくり出すのです。
そして決め技は、『パイプドライバー』
メチャクチャにやられてしまうのだけど、それでもブンちゃんは
エッちゃんが大好き。
読む度に、ぽーっと心が温まります。
今度、6年の朝読で読んでみようかと思います。
反応はどうかな?
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女はしたたか、おいらは弱い
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投稿日:2011/01/28 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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節分の豆まきでイメージしていたものが、数ページにして打ち崩されていく内容でした。
狂言絵本ということですが、やけに大人感覚。
もとしたいづみさん、子ども向け作品を多く手掛ける女性ながら、この絵本ではしっかり対象を大人に拡げています。
子どもに読んでいるのか、自分で楽しんでいるのか、嫁さんは「この鬼は草食系だとのたまうし」…。
鬼が出てきて、豆まきがあって、パンチを期待したら、一番のパンチ力は鬼の宝物を巻き上げたうえで追い払った女。
鬼は何のためにわざわざ中国の蓬莱が島からやってきたのでしょうか(嫁さんさがしでもあるまいに)。
鬼は何をしたかったのでしょうか(わざわざ遠方から来たにしては??)。
鬼はどうして下手に出るのでしょうか(鬼よもっと胸を張れ)。
鬼はどうしてこんなに弱いのでしょうか(きっと誰に対してもではないと思うけど)。
多分原型の狂言はこれほどのなまめかしさはないのだろうな。
それにしても、鬼ってどうして純粋で単純で清純なのだろう。
この本の鬼には共感するばかり。
カッコばかりで悪者にされて…、(すいません、自己弁護入ってます)。
かくして私も嫁さんに豆をぶつけられるのでした。
教訓:鬼は外では強くても、家に帰れば猫になる。
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おしゃれレッスン用に・・・
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投稿日:2011/01/29 |
ぶらいすさん 40代・ママ・北海道 女の子15歳
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おしゃれが苦手な娘(15歳)に興味を持つようにとプレゼントしました。
絵はちょっとレトロな感じですが服などのパーツは現代的で可愛いです。
シールで組み合わせを楽しんだりぬり絵をしたりして楽しめます。
娘は気に入って遊んでいます。
服の組み合わせを考えるのが苦手な子なので、少しは練習になってるみたいです。
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ほんとはね・・・
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投稿日:2011/01/29 |
えぐもさん 40代・ママ・埼玉県 男の子21歳、男の子19歳、女の子16歳、女の子13歳
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子供には何の罪はない。
しかし、子供が犠牲になる事が多い。
長谷川君、お母さん、生きることから逃げませんでした。きっと、長谷川君以上にお母さんは悲しんでいることでしょう。
君は長谷川君が大だいだいだいきらい!!と言います。
でもね、すごく大好きだって知っています。
キャンディで山に連れて行った・・・照れ隠しだよね。
大好きってそっといなくなる友達より、大きらいと傍にいる君は私も大好きです。
私の心からしばらくは長谷川君と君が住み着いていそうです。
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長先生が「かがくのとも」に書かれると・・
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投稿日:2011/01/29 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子12歳
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長先生が「かがくのとも」に書かれると、こうなるんだぁ〜、と大笑い!
おならが、なぜでるか、どれくらいでるか、くさいおならとくさくないおならの違いについてまで、確かに科学的にコミカルな絵で説明してくれています。
おならの排出量のページでは、初めて知った事ながら爆笑です。
我慢する事はいけないということも言い添えられていて、恥ずかしがり屋さんも我慢はやめる事でしょう。
見返しのおならの音を一つずつ声に出して読み、親子でもう一度大笑い!
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1つの言葉からくるいろんな音が楽しめる。
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投稿日:2011/01/27 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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荒井良二さんらしい、ポジティブな絵本でした。
この絵本で取り上げられたそれそれのサブタイトルは、素晴らしい『音』であり、
どこか遠くをイメージさせる旅の始まりにふさわしい「トークトーク」=遠く遠く。
旅の途中で訪れる町の「ダンダント」=段々と
何かが、どこかららやって来る「クルヨクルヨ」=来るよ。来るよ。という言葉でつながった旅のお話です。
絵は明るいし、文字も大きくて見やすいので、読み聞かせなどにもピッタリだと思います。
1つの言葉でも、色々な音に聞こえるはずの、それぞれの単語を読み手のイメージでそれぞれ使い分けて、「音」に出してあげたら、聞き手の子どもたちも、より楽しめるんじゃないかと思いました。
音を楽しむこのと出来る年を考えると、4年生以上のお子さんにお薦めしたいです。
ちなみにうちの上の子の感想は「なかなかいいんじゃな〜い」なんて、上から目線でした。
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韓国の原爆被災
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投稿日:2011/01/26 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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日本は唯一の原爆被爆国だと思っていました。
しかし、広島原爆の被災者は日本人だけではなかった。
自分たちがどちらかといえば避けて通りたいような事実に基づいたお話です。
「広島、長崎には十数カ国の被爆者がいたそうです。とくに、韓国・朝鮮の人が広島だけで五万人が被爆、三万人もの人々がなくなったことは、案外知られていません。」と後書きにありました。
まさに、知りませんでした。
当時、国内にいた外国人はどんな人でしょう。
捕虜として広島にいた人もいたでしょう。
しかし、この話は日本の朝鮮侵略という歴史的事実といかに多くの韓国人が日本にいたかということを知る話でもあります。
強制的に日本に連れてこられた韓国人、騙されて日本に連れてこられた韓国人。
搾取と差別の中で彼らは翻弄されました。
そして広島の「ピカ」。
戦争が終わっても差別は終わらなかった。
そして、今日の韓国の強い日本への糾弾があります。
この絵本の主人公は在日2世。
日本名を名乗らなければならなかった時代に、差別に会いながら生活している広島で原爆を被災しました。
それから韓国に帰ったものの、原爆症と闘ってきた。
しかし、この絵本は大人の視線で描かれていません。
主人公には日本人の友達がいて、広島では友だちが死んでしまった。
つらいこともあったと思いますが、大人の蔑視の中で友情がとても友情話がすがすがしく感じられました。
どんぐりは、友だちとの友情の印。
広島に来て治療ができることになった時、こころ温かい日本医師もいました。
治療を終えて帰国するときに、平和公園でみつけたどんぐり。
医師との交流、助けられて書いた自分史、持ち帰ったどんぐりが韓国で育っていること…。
決して日本だけが被害者ではない。
自分たちもひどいことをしたのだという自責。
そして、心の触れ合いが理解を産むのだということ。
事実と先入観に左右されない崇高な事実を通して、子どもたちに伝えたいことがいっぱい詰まっていました。
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妙に納得できちゃうんですよ〜
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投稿日:2011/01/29 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子12歳
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タイトルに惹かれて手に取りました。
金メダルねぇ〜、へえ〜、と扉絵を見て、オリンピックスタジアムの絵に、まさかぞうが競技に参加?とワクワクしながら、先を急ぎました。
一見開き目の、“ぞうが しょうぼうしだけ やっている、と おもったら・・・・・・”から大笑い。
ぞうさんの本業は、消防士さんだったなんて。
重量挙げ、円盤投げと活躍の様子になるほど〜。
団体競技のページでは、強引にカッコ良く描かれていることに爆笑!
水泳での泳法にひっくり返ってしまった息子。
100メートル競走での勝因に、皆さんも笑ってください。
妙に納得できちゃうんですよ〜。
ぞうさんが、とってもカッコ良く思えちゃう作品です。
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こんなお母さんだった?
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投稿日:2011/01/28 |
えぐもさん 40代・ママ・埼玉県 男の子21歳、男の子19歳、女の子16歳、女の子13歳
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この春で一番下が中学生。なんだか少し手が離れる気がします。
その分、犬を猫っ可愛がりしています。
振り返ってみて、寝坊・・・?いつも、お母さんの夢は24時間寝る事!だったのでそれはないかもしれないけど、ドラマ、見ました。お迎え・・・出来ればもう少し一人にさせて!と思ったこともありました。
うさ君はお母さんと結婚したい!!!
こんな風に思えた母だったかなと考えちゃいました。うざくってうるさくて、きっと優しい笑顔のお母さんが良かったなぁ〜と思っていますね。
毎年思うんです。今年の目標は、この子達・・・いい子だよ。笑っていようよ、この一年。って。
今年は、結婚したいとは間違ってもいわないですが、お母さんで良かった!とほんの少し思わせたいです。もう怒ってしまいましたが・・・
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野火がいいね〜!
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投稿日:2011/01/26 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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上の子が朝読に持っていった作品です。
本が好きなお子さんであれば小学校高学年くらいからでも読めますが、どちらかというと、中学生・高校生くらいのお子さんにお薦めです。
物語の舞台は大和朝廷くらいの時代をイメージしながら読みました。「時代ロマンファンタジー」的な話かな…(^^;)
妖狐の野火というのが登場するのですが、母子共々、一番のお気に入りのキャラクターでした。
少々自虐的な性格ではありますが、とてもいい子でした。
こういう、まっすぐな想いや生き方が好きです。
また表紙絵がとても素敵でした。
個人的に欲をいえば、少々物語のページ数が短かったというところ!
大好きな『守り人』シリーズなどに比べると、かなりはしょって物語れたような、ちょっと物足りない感じで終わってしまったのが残念でした。
ロマンスが少し入ったファンタジーが好きな方には、もってこいの作品かと思います。
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