定番な展開なのに面白い!
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投稿日:2010/12/08 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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シリーズものの2巻目って、結構大事なポジションの作品ですよね?
ここで崩れてしまえば、もう次は読者に期待されないし、ここで、すごい!と思わせれば、絶対しファンは増えるし、物語が確固なものとして樹立する感じがします。
さて、娘に切望されて図書館で借りてきた『ジーク・シリーズ』の2巻目です。
今回は1巻で敵国であったゴルドニアと、ジークの住むジルバニアが同盟国となります。そして、そのゴルドニアに隣国のブラウニアという国が攻めてきた!
という、一大事の知らせから始まります。
大人向けのファンタジーなら、○○サーガとか付きそうなタイプの物語で、しいていえばありがちな設定なのに、読んでいてなんか、楽しい!
これはうちの子も同意見で、つい「次は?次は?」と、ドキドキしながらページをめくっている自分がいるそうです。
期待を裏切らない展開。のに、「読ませてくれるな〜」と嬉しい悲鳴をあげそうになる斉藤マジック(?)的「ジーク」シリーズに親子ともどもハマってしまいました。
さてさて、一難去ったジークに、3巻では一体どんなことが起きるのでしょうか?
楽しみです!!
小学校高学年くらいから、中学生、高校生くらいのお子さん向けです。
ファンタジー好きの人はぜひ読んでください。
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どの学年でも喜ばれます♪
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投稿日:2010/12/10 |
メンドリさん 30代・ママ・千葉県 8歳、10歳、14歳
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読み聞かせの時、ちょっとだけ時間があまってるけど、一冊読む時間はない、そんな経験ありませんか。
そんな時にぴったり、おススメの一冊です。低学年から高学年まで、また保護者の皆様まで楽しめて、繰り返し読んでも喜ばれるため、時間調整にも重宝しています。
『また次も持ってきて!』『教室に置いて行って!』とよく声をかけられます!
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スゴイ!!!!!
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投稿日:2010/12/08 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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五味太郎さんのパワーにはいつも恐れ入るのですが、この絵本にかけたエネルギーは半端ではない。
ことわざの解釈に首をかしげる説明も何点かあったのですが、五味さんなりに楽しく解説しているところが楽しい。
それにも増して、五味流に新しいことわざに置き換えているところが、すでに絵本の領域を超越しています。
多少なじみのないことわざもあるかと思いますが、期待感を持ってページをめくることができました。
子どものためとは言え、大人の勉強にも対応できる絵本です。
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インドの算数
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投稿日:2010/12/08 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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一粒の米が30日で10億以上に!!
良く考えれば不思議もない二進法ですが、インドの算数のマジックが光ります。
それを絵本で表現することがスゴイ。
視覚で見えれれば、数式は不要。
子どもよりも大人の私が納得です。
お話の内容は…、まあ算数の本ですから。
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「数学」を習うようになる中高生に
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投稿日:2010/12/08 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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中3の上の子が、絶賛!「これはいい絵本だよ〜」と、何度も下の子に力説していました。
でも、下の子(小5)には、内容的に今イチぴんとこなかったようです。ナビでの評価は上の子があまり気に入ったので、☆5つにしましたが、ジャンル的に「わかる・わからない」がはっきり出る作品かな?と、思いました。
フィボナッチは実際にイタリアにいた方で、いわゆる伝記絵本です。
おまけにフィボナッチのやったことは、数学を解く上での規則性を発見したことなので、算数が苦手なお子さんや、フィボナッチがやったこと自体に興味がないお子さんには、面白みはないと思います。
うちの上の子は、たぶん、こういった規則性が好きなんでしょうね〜。おまけに「イタリア」という国自体にも、とても興味を持っているし。
彼女の「大好き」ポイントは、ぐぐっと上がったわけです。
どちらかというと、「算数」よりも「数学」を習う中高生向きの絵本なのかもしれませんね。
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思いやり
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投稿日:2010/12/06 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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解説にあった大師講も弘法大師も良くわかっていないのですが、そんなことを抜きにしてもとても澄んだ気持ちになれるお話です。
11月23日、旅を続けるみすぼらしい修行僧が宿を借りようとして立ち寄ったのはお屋敷。
身なりを見て追い返された後、近くの小屋のような家に宿を借ります。
貧乏なおばあさんは、タキギを持ってきたり、大根を持ってきて焼いて修行僧をもてなしますが、見てみるとあのお屋敷を行き来する足跡が残っています。
修行僧のために盗んできたのでしょうか?
おばあさんのやさしさを見ていると、悪いことしているようには見えません。
修行僧は空に念じて雪を降らせ、おばあさんの足跡を隠してあげました。
この本には二つの思いやりがあります。
おばあさんの修行僧に対する思いやり、修行僧のおばあさんに対する思いやり。
おばあさんがタキギやだいこんをどのように手に入れたのかを追及しないのは読者としての思いやりかも知れません。
やさしさにつつまれたお話の中で、攻め立てることなど何もないのですから。
修行僧は弘法大師だったのでしょうか。
全国に弘法大師にまつわる話はありますが、心広くなれるエピソードが添えられています。
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「さすが!斉藤洋さんだね!」
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投稿日:2010/12/08 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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前から気になっていて読みたいと思っていたのですが、斉藤洋さんの長編ファンタジーを図書館で借りてきました。
上の子は、読み始めると一気に読んでしまい
「面白かったぁ!!さすが斉藤洋さんだね!!早く続きが読みたい」と、続編を早く借りてきて欲しいとねだられました。
大まかな内容はわりとよくある、出生の秘密を持つ王子の冒険ものなのですが、
そこは娘の言う通り、斉藤さんの物語の世界の描写がはっきりとわかりやすく、余計な説明や会話がないのに、1人1人の登場人物や町並みが見える様な描かれ方で、すごく納得しながら、楽しく読むことができました。
たぶん、出版社のお薦めの年齢は、文字のレイアウトや漢字の使い方、ページ数などを考えると、小学校高学年くらいではないかと思います。
うちの子の意見としては、中学生でも十分楽しめたそうです。
特にファンタジー《冒険もの》が好きなお子さん、斉藤洋さんの作品が好き!でもこの本は見た目がちょっと分厚いんだよなぁ。なんて、敬遠しているお子さん!!
面白いから、とにかく手にとって、読んでみてください。
損はしません。。
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イラストの広瀬さんは河童好き?
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投稿日:2010/12/08 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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さすが、富安さん!
富安さんらしいメリハリがあって、ちょっぴり勇気のいる冒険物で、素直に面白かったです。
普通河童の物語というと、人間の子どもとの交流ものなどが多いですが、この物語には河童と動物たちしか登場しないところが、他の河童が出てくる作品と大きく違うところかな?
また、巻末の裏表紙に本文の中では直接描かれていなかった「河童文字」の五十音表が書かれていて、笑えました。
イラストを書かれた広瀬弦さんの紹介の一覧を見ると、なんと、「河童」関連の物語が多いことにびっくりしました。
もしかして、広瀬さんは河童が大好きなのでしょうか?
文字の大きさやスペースのレイアウトを見ると、小学校中学年くらいにお薦めしたい作品です。
それほど長い物語ではないので、す〜と、楽しく読み切ることができます。
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絶版になっているのが残念!
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投稿日:2010/12/03 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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清水真砂子さんの本を読んで、この「世界をまわろう」がどうしても読みたくなり、図書館で探してきました。
一昔前の世界観ではありましたが、当時は「世界旅行する」なんて、とても大変(旅費もかかるし運行している船や列車も限られていた)だったでしょうに、これほど、各土地各土地の特色を面白く教えてくれる楽しい世界情報カタログ。という感じでした。
うちの子は特にヨーロッパに興味があるので、ヨーロッパの説明のあたりはとても喜んで読んでいました。
この本がもう絶版になっていて、図書館で借りるしかないのがとても残念です。
世界に興味のあるお子さんは、ぜひ読んでみてください。多少欧米人なら出のは考え方にヘキヘキする面はありますが、
読んで損はない作品です。
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ユダヤ人の友(フリードリヒ)を持つ、ぼく
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投稿日:2010/12/05 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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第1刷が1977年となっています。
私の記憶では、自分が小学校の頃図書室にあったような気がします。
だから、タイトルだけはずいぶん前から知っていましたが、子どもが読みたいというので、今回図書館から借りてくるまで、自分からは一度も読んだことがありませんでした。
ドイツに興味がなくても、戦争の話やヒトラー政権に興味がなくても、
本が好きな方は、ぜひ一度は読んでほしい作品だと思いました。
主人公の「ぼく」と、一週間しか誕生日が変わらない幼馴染フリードリヒ。
貧しい暮らしの中でも、同じものを見て、一緒に遊んで、一緒に成長してきた「ぼくと」フリードリヒの大きな違いは、
フリードリヒがユダヤ人の子どもだったこと!
他のユダヤ人の物語や、ヒトラー政権で虐げられた人たちの話は、その本人が主人公であることが多いですが、
この作品は、ユダヤ人の友だちを持っているけれど、彼がユダヤ人であらろうとなかろうと、なんの偏見も持っていない「ぼく」の目線で、見た事・感じたことが語られていきます。
1章1章は日付のタイトルになっていて、
ヒトラー政権のユダヤ人に対しての弾圧が日々厳しくなっていくのがわかります。
結局、「ぼく」とその家族は、フリードリヒと、フリードリヒの両親を大切な友人と思っているにもかかわらず、本当の意味で救ってやることはできませんでしたが、
『なにかをしてあげる』のでなく、『《ユダヤ人だから》という偏見の目で見ることなく、普通に接していた』ことが、フリードリヒたちにとってありがたかったのではないかな〜と、思いました。
苦くて、悲しいお話ですが、時代が古い物語にしては、違和感なくしっかりと伝わってくるよい作品なので(もちろん名作の1冊)、
ぜひ手にしてほしい1冊です。
特に「ぼく」や、フリードリヒと同じくらいの年齢の子どもたち小学校高学年くらいから、高校生くらいの子に読んでほしいです。
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盛りだくさん
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投稿日:2010/12/06 |
きらきら虫さん 40代・ママ・茨城県 女の子16歳、男の子13歳
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物語のその後という本をさがしていて、前にテレビで見たようなおぼえがあり、借りてみました。
一番最初に、子供たちが島に渡って来た、というのがちょっとなあ、とは思ったのですが、そこは固いことを言わず・・・。
にらめっこ、おにごっこ、しりとり、かみなり、せつぶんなど盛りだくさん。
猿も木から落ちる、もありましたね。
しりとりのページは、文字を読まなかったら、なかなか難しいですよ。
まだ字を読まない子どもとやったら面白そう。
一度読んだら、次から言えたりして。
節分のかけ声、「ふくはーうち、おにあーそぼ」にはまりました。
1年生くらいで使えるかな。
でも、おうちでじっくり絵を眺めた方がよさそう。
私も何か見落としてるかな?
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心温まるお話
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投稿日:2010/12/05 |
ふわっとさんさん 20代・その他の方・埼玉県
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この方の絵本は初めて読みます。薄いグレーの景色の中にうかびあがる真っ白いねこがたっているという表紙に惹かれて手に取った1冊です。
この絵本は、お母さんが亡くなった・・という重いテーマを持ったおはなしです。
主人公の少女、ちひろはお母さんを亡くします。悲しい出来事で始まるストーリー。ある時、ちひろのところにももいろのマフラーを巻いたまっしろいなこが訪ねてきます。
そのネコは、「お母さんのつかいできた」とちひろに告げます。
驚くちひろ。そして・・。
お母さんが亡くなるという辛い経験をしたちひろですが、おかあさんがそばにいなくなってもお母さんのちひろへの愛はそこで終わりではない。ずっとずっと続いていく物なのだと・・。親が子供にそそぐ無償の愛・・とでもいうのでしょうか・・。ちょっと難しいですが、心がほわっとあたたかくなる・・そんな絵本です。
ちひろと同じような経験をしている子供は多いと思いますが、ちひろのように少しでも救いとなるような・・奇跡とでもいうのか・・が起こってくれればいいな☆と思います。
この絵本は、四季ネコ絵本として本作の冬からはじまり、春・夏・秋・と出版されるそうです。
それぞれの季節にネコと子供達のお話が描かれていくそうなので、四季を通してぜひ読みたいです!!!
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卒業する子どもたちへのはなむけになる作品
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投稿日:2010/12/05 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子12歳
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息子の小学校の図書ボランティアでは、来年3月の卒業に向け、“春休みに卒業生に薦めたい作品”のリーフレット作りの準備中です。
司馬遼太郎の「二十一世紀に生きる君たちへ」や村上龍の「新13歳のハローワーク」・池田晶子の「14歳からの哲学」もいいなと考えていましたが、絵本にもこの後も触れて欲しいという気持ちから、「100万回生きたねこ」(講談社)や「きみの行く道」(河出書房新社)も候補に考えています。
この作品も出会い、即 候補にあげたいと思いました。
私たちの毎日は、旅のようなもの。
でも、道しるべが、あちこち 向いている時は、どの道を 行けばよいのでしょう。
という、これから一人で人生の道を選択し、多々の問題にぶつかりながらも進み、歩んで行かなければならない子どもたちへのはなむけになる作品だと思います。
卒業時には感じるところがなくとも、中高生となりさらには成人した後も感じ入るところが多く勇気付けられる作品だと思います。
個人的には、主人公が助けられる存在に出会うばかりでなく、自らもうさぎを助けるページが好きです。
終盤、一人一人の旅(人生の道)はそれぞれで、見上げる空に輝いて見える星もそれぞれ。
そして、この旅は“その人だけのかけがえのない旅”で、星をみあげつつずっと続くものなんだ、という結び方が素敵でした。
大人の方も、一度開いていただきたい一冊です。
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フィリピン セブ島のクリスマスのお話
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投稿日:2010/12/05 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子12歳
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こちら雪国では羨ましい表紙絵を見て、あったかい国のお話もいいなぁ〜、と手に取りました。
読んでビックリ!
なんと、フィリピン セブ島のクリスマスのお話でした。
『クリスマスまであと九日−セシのポサダの日』と同様、他国のクリスマスを知る事ができました。
大友先生がセブ島で1年間暮らしたご経験と、新潟県上越市に嫁いでいるフィリピン出身の花嫁さんのいるご家庭数家族への取材に基づいて、作られた作品だそうです。
主人公しょうたくんのママの故郷セブ島へ、新潟で米作りをしているしょうたくん一家(両親と妹めぐみさん)が、クリスマスの数日前からでかけ、セブ島の家族や親戚が集まる日本のお正月のような賑やかなクリスマスを過ごし帰って来るまでのお話です。
スペインの植民地時代に入ったカトリック信仰は、メキシコと同様のピニャータ割りのゲーム(セレモニー)も行われていて、『クリスマスまであと九日−セシのポサダの日』とお話も繋がります。
世界中に、ピニャータ(ピニャタ)割りをしているところは、もっとあるのでしょうね。
クリスマスの過ごし方はもとより、セブ島の歴史・文化について丁寧に書かれており、中高生にも読み応えがあると思います。
しょうたくんのママが、持参した新潟のお米で作り振舞ったカレーライスを現地の人と食べるページに、しょうたくんのママは食文化の国際交流の架け橋になってくれているんだなと思いました。
巻末には〈すこし くわしく〉のページもあり、冬のないフィリピンでは、日本の冬休みにあたる学校の長期休業は「クリスマス休み」と呼ぶ事に、息子は「そっか〜、冬がないのか〜」としみじみ呟いていました。
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この時期(12月頃)に家族みんなで
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投稿日:2010/12/03 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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12月に入り、クリスマスものが読みたいと検索していて、今、巷で結構人気の作品と聞いて探してきました。
説明書きが細かくて、サンタの図鑑みたいな作りになっているので、良い聞かせには無金銭。家族やお友達を、ワイワイ言いながら読むのが一番楽しいと思います。
もう中3なのに上の子は、読みながらクスクス笑ってました。
アラン・スノウのイラストの描き方がつぼに入ってしまったみたいです。
この時期、家族みんなで読んでみてはいかがでしょうか?
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情感たっぷりの絵に包まれた切ないお話
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投稿日:2010/12/04 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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占いをしたり、まじないで病を治したり、イタコは盲目のおばあさん。
年老いて占いもままならず、やることにかげりが出てきて、自分自身も失敗で寝込んでしまったおばあさん。
床に伏せっているところに食べ物をあさりに来たきつねと奇妙な同居を始めます。
きつねの奇妙なじょうるりは病を治すじょうるり。
お互いに助け合い、おばあさんは仕事に出ます。
成功の果ての哀しみ。
きつねのおこんがおばあさんの身代わりとなって悪人の棍棒をうけるところ、おばあさんが必死できつねにじょうるりを聞かせるところ、笑顔で息絶えるところ、感動的です。
それからおばあさん他のきつねたちにじょうるりをきかせてくらすところは、映画のエンディングシーンのようで哀愁たっぷり。
切ないお話が、井上洋介さんの情感たっぷりの絵でとても効果的に語られています。
少しどろどろした感じのする絵ですが、何度も見直しているうちにとても納得。
この絵だから良いのだと理解しました。
井上洋介さんは、どちらかというとナンセンス絵本の作家のように思われていますが、画家として描く絵は情念の世界にどっぷりと引き込んでくれます。
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世間一般のイメージのサンタとは違います
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投稿日:2010/12/03 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳
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面白い発想で描かれているな。と、思いました。
なぜって、世間一般にイメージされている「白ひげが長く、かっぷくのいいおじいさん」なサンタ。は、悪いサンタ『ヴァルデマール』のイメージで、本当の、サンタはひょろひょろの若い(パッと見ちょっと情けなさそうな)ユレブック(主人公のサンタ)だった。という設定。
ユレブックの住まいはキャンピングカーだし、トナカイはどこかにいっちゃうし、口の悪い妖精たち(でも心は優しい)は登場するし、子どもたちがイメージしている「サンタ」とは違います。
たった一つ、見た目に関係ない「サンタ」らしさは、子どもたちが「大好き」ってこと。
それは作品の中にとてもよく描かれていました。
ヴァルデマールに命を狙われながらも、子どもたちに夢を届けようとするユレブックのサンタらしさが胸にきました。
あと、「サンタの長靴を脱がせちゃうと、サンタはチョコレートになっちゃう」という奇想天外なせっても楽しかったです。
作者自身が描いているイラストがたくさん載っているし、
文字のレイアウトも、とても読みやすいので、小学校中学年くらいからお薦めしたいです。
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真剣に・・・
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投稿日:2010/12/03 |
にまちゃんさん 30代・ママ・鹿児島県 女の子6歳、男の子4歳
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先日、中学1年生への読み聞かせで使いました。
本を読む前に、少しだけ、9.11テロ事件のことを説明してから、
読み聞かせに入ったので、子供達も話に入りやすかった感じがしました。
中学生なので、緊張しましたが、皆、真剣に聞いてくれました。
それはやはり、ストーリーの面白さと、絵の描写が素晴らしいから
だと思います。実話なので、驚きですよね。
大人が読んでも楽しめる1冊だと思います。
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トラの威をかりるキツネ
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投稿日:2010/12/01 |
きらきら虫さん 40代・ママ・茨城県 女の子16歳、男の子13歳
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私が図書館で借りる本は、1985年発行の古ーい本です。
中国での発行は、1980年。
6冊セット販売だったようです。
再話と絵は中国の方で、6冊ともばらばらですが、訳は君島久子さん。
四字熟語とか故事成語を分かりやすく絵本にしたものです。
矛盾とか、一挙両得、蛇足などは良いのですが、日本では馴染みのないものも含まれています。
一冊に2〜3話入っているので、子供たちに分かりそうなのだけを拾って読むのもいいでしょう。
今回、6年生で読んだ、(6)は、「トラの威をかりるキツネ」と、「漁夫の利」で一冊2〜3分で読めて、一番面白いです。
キツネが、他の動物たちは自分を恐れて逃げて行った、とだます場面では、クスクスと笑い声がおこりました。ちゃんと理解できたみたいです。
21×19位のちいさな本ですが、ちょっと残った時間に読んであげるのに重宝しています。
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その場に私も招かれたような臨場感で・・
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投稿日:2010/12/02 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子12歳
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サンタさん中心のクリスマス作品はたくさん読みましたが、異国のクリスマスの過ごし方を描いた作品というのは珍しいですね。
メキシコのクリスマスの前からの様子を主人公のセシちゃんと一緒に楽しみました。
メキシコはブラジルに次いで世界で二番目にカトリック人口(89%)が多い国です。
また、メキシコのカトリックは、もともとメキシコに存在していた先住民(インディオ)の信仰と融合したカトリックとしても知られています。
クリスマス前からの準備の様子や人々のワクワク感が伝わる描写や、セシのポサダ当日の丁寧なセレモニーの描写まで、その場に私も招かれたような臨場感で楽しめました。
特にピニャタ割りが、この国の子どもたちにとってことのほか楽しみな事であることも理解できました。
ピニャタの中のお菓子やコインよりも、初めて自分のピニャタを買ってもらい、割られることを嫌がるセシの可愛い涙もいとおしかったです。
やはり、エッツさんならではの見逃さない子どもの言いようもない魅力的な表情の瞬間が描かれていました。
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