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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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12歳〜

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★5  90年も前の日本の小学校が舞台ですが 投稿日:2010/08/31
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子12歳
からすたろう
からすたろう 文・絵: 八島 太郎
出版社: 偕成社
  初めこの作品を目にした時には、表紙の作者“やしまたろう”にピンと来ませんでした。
 二度目、もしや八島太郎では?と折り返しカバーの作者の略歴を読み、開いた作品です。
 『蟹工船』が近年再びブームになっていますが、あの拷問死した小林多喜二の友人で、彼の死顔をスケッチした八島先生でした。
 ご自分も反軍国主義の思想を貫き、1939年に渡米された事を聞き知っていました。
 
 この作品は、先生の二人の恩師の方をモデルとする教師(やしま先生)が、学校に居場所を見つけられず存在を認められていない主人公を見守り導き、彼の生活の背景を改めて同級生たちに気付かせ、さらに彼の特技を披露する機会を与えたというお話です。

  学校生活の中では伺えない生徒一人一人の家庭環境。
 それは黒板の前では必要のないことですが、教師は熟知し考慮たうえで生徒たちを導いていくことが大切であることが伝わってきます。
 学習に喜びを見いだせる子どもだけが、人として存在価値があるわけでは無い事をいそべ先生は作中で静かに周囲の生徒に伝えていきます。
 
 お話は90年も前の日本の小学校が舞台ですが、内容は現代にも見られる差別やいじめについて描かれています。
 他人を「人間」としての尊厳のまなざしを失い見つめるところから、愚かしい蔑みや先入観・偏見が生まれます。
 この世に生を受けた者は等しく存在し生きる権利のあることを大人になっても忘れない人物に育って欲しいと願ってやみません。

 人は認められ、初めてその社会(共同体)の中で、心置き無く呼吸でき生かされる存在となるのだと教えられる作品でした。
参考になりました。 5人

★5  中学生の時からずっと大事にしてる本 投稿日:2010/09/01
タンポポかあさんさん 30代・ママ・長野県  男の子12歳、男の子9歳、男の子5歳、男の子0歳
おばけやしき
おばけやしき 作・絵: ジャン・ピエンコフスキー
訳: でんでんむし

出版社: 大日本絵画
 私が子の本に出会ったのは中学生の時。
 なんと近所の小さな小さなスーパーに雑誌と一緒に並んでいたのです!
 本は読めないように包装してありました。
 当時定価2800円。そんな大金を持ってスーパーに行く年でもなく
 いったん家に帰り親に許可をもらって買いました。
 自分のお小遣いで買うつもりだったのですが
 結局、本を読むことはいいことだと、母がお金を出してくれました。
 スーパーに戻るとき「売れていませんように」
 とドキドキしたのを覚えています。
 それからずっと私の宝物。
 内容は本のページを開くたびにドキドキ、ワクワクするとても素敵なものでした。
 結婚して子供ができてからも、大事な本なので破られては
 いけない、と隠していたのですが
 ある日幼稚園児だった長男に見つかってしまいました。
 その後数か所破られてしまいましたが今でも変わらぬ宝物。

 今では下の子たちも自由に読んでその世界を堪能しています。
 もちろん子供たちも大好き。
 大事に読むように言い聞かせてはいますが
 これ以上破損したらいずれ新しいのを購入しようと腹をくくっています。
 初めて破れてしまったときは思わず長男を叱ってしまいました(本当にごめんね)が
 次男、三男にも小さいうちからこの本の世界に親しませてあげることができ
 今では長男に感謝しています。
 大人にもオススメです。
参考になりました。 3人

★5  初めて「人」として社会に肯定された瞬間 投稿日:2010/08/31
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子12歳
リキシャ・ガール
リキシャ・ガール 作: ミタリ・パーキンス
絵: ジェイミー・ホーガン
訳: 永瀬 比奈

出版社: 鈴木出版
 今年の夏休みに、息子も読んでいました。

 ナイマの家族への深い思いやりやいたわりの優しい心にうたれます。
 バングラデシュは、貧困と飢えに苦しむ人の多い国。
 日本もかつてそうであったように、女性が自立し外で働くことを慣習的に認めていない地域の多い国です。
 リキシャに客を乗せる仕事をしている病気がちな父親の休憩時間に、男装し少しでもリキシャで稼げたらと、こっそりローンの残っている新しいリキシャの運転を練習し壊してしまったナイマ。
 彼女の行為が親を助けようとする思いからのものであるのに、彼女を含め家族を苦境へ苦境へと陥らせて行くストーリーに胸が詰まります。

 女の子に生まれたことも、貧しい家庭であることも何一つナイマには責任のないことです。
 古い慣習に縛られる小さな共同体の中、自らの失敗の責任をとるためナイマは見事に勇気と行動力をもって、結果的に彼女の「生きる道」を切り開きました。

 自らの非力さをかみしめ自信の存在価値を見いだせないでいたナイマが、ハッサン修理店の女主人からかけられた「あなたが女の子でよかった。・・・」という言葉は、彼女が初めて「人」として社会に肯定された瞬間だったと思います。

 ムハマド・ユヌス氏の考案したマイクロファイナンスというシステムが、このお話の中で『女性銀行』という名前で出てきます。
 元手を持たない社会的に弱い立場にいる女性に小口の融資をし、自立を助けるこのシステムで、お金を借りビジネスを始めるハッサン修理店の女主人のような人が増加しつつあるそうです。
 そしてその女性の多くが、子どもたちに十分な教育をうけさせるという事に懸命になっていることをあとがきで読み、その未来へつながる「希望の光」が輝き続けるようにと祈りました。
参考になりました。 0人

★5  子どもに帰るということ 投稿日:2010/08/28
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
ちいさくなったパパ
ちいさくなったパパ 作: ウルフ・スタルク
絵: はた こうしろう
訳: 菱木 晃子

出版社: 小峰書店
子どもと遊んでいるつもりでいたら、子どもからしたら「お父さんは遊んでいない」と思っているのです。
で、…。
一日、本当の子どもに戻ったパパからすると、奥さんは巨人に思えるし、背丈が子どもと同じになっても、思考も行動も子どもには戻れない自分を実感するのでした。
滑稽ですが、シニカルな笑い話。
思わず感じ入ってしまいました。
子どもに帰るというのは難しいだけではなくて、ストレスでもあるようです。
夜になってまたもとの自分に戻って行くパパを迎えてくれたのは、自分と同じ背丈に見えるようになった奥さん。
ラストがいろっぽくて自分は気に入ったのですが、子どもと一緒に読むにはスリリングな展開でした。
参考になりました。 1人

★5  ゆったりとした贅沢な時間だな〜 投稿日:2010/08/30
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子12歳
絵で見るおふろの歴史
絵で見るおふろの歴史 作: 菊地ひと美
出版社: 講談社
 まさしく大人も子どもも楽しめる「おもしろくてためになる」作品でした。
 ははは、思わずちちも引っ張り込んで、二人で「へ〜〜〜〜〜!」と感心しながら読みました。
 夏休み最終日に工作の手直しをしながら横目で見ていた息子も、床についてから、堪能していました。
 
 江戸時代中期の湯屋の二階の様子を眺め、せかせかしている今の世ににはない、ゆったりとした贅沢な時間だな〜と思いました。
 
 この作品は、中高生の皆さんにも薦めたいです。
参考になりました。 0人

★5  本好きにはたまらない本です 投稿日:2010/08/26
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
まだ名前のない小さな本
まだ名前のない小さな本 出版社: 晶文社
少し難しいかもしれませんが、本のことを知るためにはとっても役立つ本だと思います。
「むかしむかし」と「おしまい」の2行しか書かれていない「ちいさなお話」が、成長するために冒険に出かけます。
本のページの仕組み、著作権の意味や、本に関する知識が物語の中に盛り込まれています。擬人化された雑誌や、法律書や、百科事典や様々な種類の本がそれぞれの特色を表現しながら、冒険の中に登場します。
本に対する親しみがさらに強くなる本だと思います。
参考になりました。 1人

★5  「ローリー」に笑いました!! 投稿日:2010/08/24
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
7日だけのローリー
7日だけのローリー 作・絵: 片山健
出版社: Gakken
動物好きの上の子に読みました。
我が家も昔はよく猫や犬を拾ってきては、飼い主が見つかるまでの2〜3日あずかっていましたね〜。

迷い犬を預かって、家族のように世話をしてあげた主人公一家に拍手!
まるで本当にどこかで会った事件を絵本にしたような感じがしました。もしかしたら、作者のお宅でこういうことがあったのかもしれませんね。(なんて、勝手な推測ですが…)

この絵本の中で一番笑ってしまったのは、
仮の名前をどうする?って、時に、迷わず好きな歌手の名前をあてたこと!
「ローリー」って(笑)片山さんの絵の感じを見ると、実在するあのローリーにしか見えないので、余計に可笑しかったです。
犬好きの人、動物好きの人、ぜひ読んでみてください。
人と動物の固い友情が切ない!
参考になりました。 0人

★5  あこがれ、チャレンジ、探究心 投稿日:2010/08/26
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
富士山にのぼる
富士山にのぼる 文・写真: 石川 直樹
出版社: 教育画劇
子どもにとっても富士山はあこがれの山です。
あこがれの山だけれど、山に登るためには一歩一歩歩いて登らなければいけない。
登りきって頂上から見下ろす景色の素晴らしさと達成感。
小一の息子と夏の富士山に登った時、息子には大きな自信が生まれたように思います。
この本は冒険家の石川さんが登った冬の富士山です。
夏とは違う景色、登るための道具、行程。
とても興味深く読みましたが、この本では富士山にまつわる様々なことがプラスされています。
チャレンジする心には、いろいろな探究心が研ぎ澄まされるのだと思います。
石川さんと一緒に富士山に登って行きながら、いろいろなことを教わりました。
そして、子どもたちにいろいろなことを伝えてくれると思いました。
参考になりました。 1人

★4  行ってみたいのは「白川郷」! 投稿日:2010/08/21
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
探Q!日本のひみつ〜世界いさん〜
探Q!日本のひみつ〜世界いさん〜 作・絵: 青山 邦彦
出版社: 帝国書院
日本にある世界遺産の中から歴代有名人を案内役として7か所、説明してくれています。
案内役のキャストは「千姫」「足利義満」「聖武天皇」と、もう一人は「お殿さま(…?服装からして織田信長がモデルかな〜、なぜか彼だけ特定の名前が載ってませんでした)」です。

特に姫路城のイラストは細かくて見ごたえがありました。でも、この作品を読んで一番行ってみたくなった世界遺産は「白川郷」でした!!
小学校の中学年、高学年くらいのお子さんに特にお薦めしたいです。
参考になりました。 0人

★4  有名どころの日本のまつり 投稿日:2010/08/21
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
探Q!日本のひみつ〜日本のまつり〜
探Q!日本のひみつ〜日本のまつり〜 作・絵: 青山 邦彦
出版社: 帝国書院
日本のお祭りはこれだけではありませんが、特に世界的にも有名なお祭りが7つ紹介されています。
シリーズ化されたこの作品で、第1巻とは案内役の子どもたちが国際色豊かになって登場します。
写真が趣味の中国人:メイリー、食べ物大好きのアメリカ人:ジョン、楽器おまかせのイタリア人:マリオ、踊りが得意なブラジル人:サンドラ。
この4人が、各お祭りにいって、その地やお祭りの様子を伝えてくれています。この辺が「日本のきせつ」の時よりさらに面白い作りになっています。
そして、絵本のページをめくるたびに(上の子がいうには「ウォー○ーくんをさがせ!」みたいに、ヒントを頼りに4人を探すのです。
うちの子は、「ここ(ウォーリー○んをさがせ!」みたいなところ)が嫌だった」といっていました。
こういうクイズ形式がお好きなお子さんにはお薦めです。
また、「日本のきせつ」の感想にも書きましたが、町探険などを勉強する中学年高学年のお子さんたちに、特にお薦めしたいです。

あと、岸和田のだんじり祭りって、けんか祭りって聞いていたわりに、何となく淋しい感じがしたのですが、今の「だんじり祭り」って、こんな感じなのでしょうか?(まだ、自分の目では見たことないんですよね〜)
参考になりました。 0人

★5  なんと!邦訳したのは(当時)高校生です。 投稿日:2010/08/24
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
ともだちのしるしだよ
ともだちのしるしだよ 作: カレン・リン・ウィリアムズ
絵: カードラ・モハメッド
訳: ダグ・チェイカ

出版社: 岩崎書店
少し前にボランティア仲間から教えてもらった作品です。その時は、友達がこの絵本を読み聞かせてくれました。
自分の目で黙読するのもいいけれど、こういう作品は人に読んでもらうと、また味わいがあって、素敵です。

戦争(紛争)の続く地域のちょっと切なく、心温まる友情物語でした。
何より驚いたのは、この作品を邦訳したのは、(当時)高校生ということです!
高校生でも、言葉のニュアンスに違和感なく、心に届く優しい言葉で綴られていました。
私は英語は不得意なので、原文で読むことは難しいと思いますが、もしかしたら、原文自体どの国の人が読んでもしっくりする、優しい言葉で描かれているのかもしれませんね。

イラストは油絵でしょうか?
肉厚なしっかりした色合いが、アラブの国の砂漠の世界をいい感じに出しくれていました。
少女たちの友情が、いつまでも続くことを祈ってやみません。
ウチでは私が子どもたちに読んでみたのですが、
こういう感動モノがどちらかというと苦手な子どもたちなので、
「ふ〜ん、いいんじゃない?」くらいの反応で、読み手としてはちょっとつまらなかったです。

読んであげるなら、小学校4年生くらいから、ひとり読みなら高学年くらいからいかがでしょうか?
特に今どきの見かけだけの友達ごっこに疲れている子どもたちに、読んでもらいたい1冊です。
参考になりました。 0人

★5  生きることを考える、死とは何かを考える 投稿日:2010/08/26
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
夏の庭 The Friends
夏の庭 The Friends 作: 湯本 香樹実
出版社: 徳間書店
夏休み、人の死に興味を持った小6三人組が、死と隣り合わせと思ったおじいさんと繰り広げる夏休みの出来事。
子どもたちのノビノビ感と、老人の生きてきた過去と戦争が不思議な人間関係を紡いでいきます。
現在進行形の世代に読んでほしい本だと思いました。
理屈っぽくもなく、説教もなく、夏のまぶしさと子どもたちの純粋さが過去を背負ったおじいさん世代とぶつかります。
最後におじいさんは亡くなってしまうのですが、子どもたちのひと夏の成長が伝わってきます。
参考になりました。 1人

★4  中3のには今イチでしたが、いい本です。 投稿日:2010/08/21
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
探Q!日本のひみつ〜まちでみつけた日本のきせつ〜
探Q!日本のひみつ〜まちでみつけた日本のきせつ〜 絵: 青山 邦彦
出版社: 帝国書院
どちらかというと、作りは小学校中学年くらいから1人で読める内容になっています。
作者や出版社が、「日本の秘密」としてピックアップした場所が、楽しいクイズ形式で紹介されていました。

上の子が社会が好きで、こういう各地域の特色や歴史の豆知識に興味があるので、喜ぶかと思って探してきたのですが、
中3の子どもには内容が子どもっぽくて、今一だったそうです。

地域的、歴史的町の説明など、分かりやすく紹介してくれている素敵な本ですが、何よりポイント高く見てほしいのが、各ページに描かれている建物や街並みです!
作者青山さんはもともと設計士ですので、描かれている1コマの世界がとても性格で素晴らしい作品になっています。
答えのページの説明書きもよく読んでほしいです。

特に、町探険とか勉強する年頃(小学校中学年。高学年くらい)のお子さんにお薦めします。
参考になりました。 0人

★5  ベッドはタイムマシーン 投稿日:2010/08/26
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
ゆめのおはなし
ゆめのおはなし 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: さいごうようこ

出版社: 徳間書店
立派な環境問題の絵本です。
ウォルターの生活は、空き袋を道に捨てたり、ゴミは分別しなかったり…。
自然よりも便利さを大事に考えて過ごしてたのですが…。
夢の中でベッドは、これでもかこれでもかと様々な世界を見せてくれます。
良く考えると、日頃のウォルターの行いや関心事が基にあるのですね。
目が覚めても、お話が未来の中にあるというのがオールズバーグ流。
長編ですが、パターンがつかめれば判りやすい本です。
読み聞かせには難しい構成かも。
参考になりました。 0人

★2  読み手(子ども)が混乱しそうな知識は× 投稿日:2010/08/21
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
ヤマガタはかせの昆虫事件簿 チョウのおんがえし
ヤマガタはかせの昆虫事件簿 チョウのおんがえし 作: わたなべめぐみ
絵: クレーン謙

出版社: 草土文化
このシリーズ、内容は幼年童話作品として、決して悪くないのに、あまり知っている人がいないようです。(私もつい最近まで知りませんでした)
幼稚園の年長さんから、小学校低学年のお子さんがてしてほしい本としては、表紙のバックが今イチシブいせいでしょうか?

この作品の表題作になっているチョウは、アメリカ大陸では結構有名で、テレビの世界の自然界の特番や、動物の生態番組などでも、何度か紹介されているチョウです。

で、次に出てくる「フンコゴガシ」の話は、どう考えてもアフリカ大陸の話なので、同じジャングルでも場所が違っていることが気になりました。
小さなお子さんが読むことを想定した本なので、
読んだ子が間違った知識として、これらの虫たちを同じ地域に生息すると、覚えてしまったら、まずい気がします。

ただの物語とはいえども、知識として提供している作品に、
嘘や混乱する知識を盛り込むのはどうでしょうか?
「ヤマガタはかせの昆虫事件簿」シリーズは、全体を通して決して悪くない作品だと思いますが、
もし、重版をかけたときなどに、このあたりの記述について直しや説明が入れられるなら、入れてほしいな、と思いました。
参考になりました。 0人

★4  様々な可能性を見せる初期作品 投稿日:2010/08/26
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
ベンの見た夢
ベンの見た夢 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: 河出書房新社
オールズバーグの初期の作品だそうですが、様々な作品につながる可能性を感じさせてくれました。
オールズバーグといえば独創的な「夢の世界」を描いて印象的なのですが、この絵本には夢の中の世界が拡がっています。
オールズバーグといえば「どこかぶきみさ」を見せる作品が多いのですが、この絵本に描かれている世界各地の名所に描かれる顔の表情が、オールズバーグだなって感じです。
オールズバーグといえば、どの作品にも「緊張感」があって、「オチ」があるのですが、この作品も単純ではありません。
オールズバーグの絵にはいくつかのパターンがあるのですが、この線画の延長に『2ひきのいけないアリ』につながり、次のモノクローム世界や、カラーの世界が広がっているのでしょうか。
いずれにしろ、オールズバーグのファンには楽しい絵本です。
読み聞かせには向かないかもしれません。
参考になりました。 0人

★5  あわてんぼうのしろブタくんは大けが 投稿日:2010/08/17
にぎりすしさん 50代・その他の方・京都府  
パラパラ山のおばけ
パラパラ山のおばけ 出版社: 岩崎書店
台湾ライマーさんの絵本は、初めて読みました。
しろぶたが 山からころん ころん おちてきた
おばけ・・・・・(絵がこわそうなんでハラハラします)

おもしろい絵、笑えます
ブタの仲間たちが看病 たんこぶと足の骨をおって痛そう・・・

みんなが話を聞いて びっくり 「おばけがいたんだ!」
こわそうな パラパラ山、暗くて こうもりがいて こわ〜い!
大きな牙をむいて追いかけてきたときいてみんな大騒ぎ
ビー玉むらの みんなも 怪我続き  絵がおもしろくて マンガのようです

話は 肥大して お化けが呪っていると・・・・しかもこぶたがわがまま言うとみんなおばけにたべられちゃうとか・・・・

こわいよね こんないいかたされて・・・
でもでも 読んでいるうちの  な〜んだ しろブヤくんの早とちりなんだよ!

なんと ヤマアラシ君たちが、しろブタくんのわすれもののかばんを届けに来てくれたのでした
ああ〜 そうだったのか

それにしても アマアラシのかげはやっぱりお化けに見えるよね
しろブタ君がおばけ〜と思ったのも無理ないように思えますね

まあ〜 よかったね!
絵が楽しく あわてているときは いろいろと怪我がつきものというのは当たってますね!
参考になりました。 0人

★5  さまよいつづける魂たち 投稿日:2010/08/22
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
とうろうながし
とうろうながし 作: 松谷 みよ子
絵: 丸木 俊

出版社: 偕成社
広島に原爆が落とされた日。
8月6日のとうろう流しのお話です。
母親となってひさびさに広島を訪れた女性は、こどもととろうを流します。
おじさんはあの原爆で亡くなり、両親も原爆症で亡くなったのでしょうか。
平和を祈り魂たちの冥福を祈るのですが、流されたとうろうが海から戻ってきて、さまよい続ける魂たちの姿を目にします。
何年たっても、あの原爆は過去形ではないという強いメッセージを感じました。
今日、環境を考えて回収されるので、流されたとうろうは海をさまようことはありません。
魂たちはどうしているのでしょうか。

松谷さんの平和への祈り、丸木さんの鎮魂の祈りが凝縮された絵本だと思います。
参考になりました。 0人

★5  祖国と戦争 投稿日:2010/08/24
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
大型絵本 ながいながい旅
大型絵本 ながいながい旅 作: イロン・ヴィークランド
絵: ローセ・ラーゲルクランツ
訳: 石井 登志子

出版社: 岩波書店
絵本作家イロン・ヴィークランドの自伝のような絵本です。
生まれた国が、様々な国の支配下におかれ亡命するという話は、日本人には少しわかりにくい世界かも知れません。
それだけ日本という祖国を持ち、沖縄は例外として、分割されたことも外部勢力に侵略されたこともない自分たちは恵まれているのだと思います。
この『ながいながい旅』の中で、イロンは戦争の荒波の中で振り回され、逃げまどいます。
そして親族や知り合いと出会ったり、友だちとなったり、そして離ればなれになったり。
エストニアという国に生まれた人たちの境遇が、とても辛いものだと知りました。
たどり着いたスウェーデンでの絵との出会い。
イロンの絵本の原点だと思いますが、イロンの他の絵本を読んだことがないので、今はこれ以上書けないのが残念です。
参考になりました。 0人

★4  ぶたが・・・ぶたが・・・! 投稿日:2010/08/27
いーめいさん 30代・ママ・新潟県  女の子9歳、男の子6歳
3びきのかわいいオオカミ
3びきのかわいいオオカミ 作: ユージーン・トリビザス
絵: ヘレン・オクセンバリー
訳: こだま ともこ

出版社: 冨山房
表紙のオオカミがオオカミに見えないくらいやさしい顔立ち。
それに対してこのブタのにくたらしい面構え!

邪魔の仕方だって吹き飛ばす手段が違います。

まずはオーソドックスな「三匹のこぶた」を読み聞かせてから
この本を。ブタのひどさが際だちます。

でも立場逆転という洒落をわかるには高学年あたりでないと・・・。
参考になりました。 0人

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