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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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★5  おばあちゃんの戦争体験と恋 投稿日:2010/04/27
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
ほっほっほー
ほっほっほー 作: 長崎 源之助
絵: 高田勲

出版社: 佼成出版社
おばあちゃんが、孫に鬼子母神のみやげのススキでつくったみみずくの説明をしています。
ふくろうには、おばあさんがまだ子どもだったころの思い出があります。
幼いころに遊んでもらった双子の兄弟。
どちらのおよめさんになるんだいとからかわれたけれど、兄弟は戦争で死んでしまった。
おもちゃ屋だった母親は、せっせとススキみみずくを作りながら子どもたちをしのんでいたのだけれど神隠しのようにいなくなってしまった。
戦争の悲しみと、おばあちゃんの恋心。
孫にだから話せるのでしょう。
本当に小さな孫に話しながら、昔をしのんでいるようなお話です。
当時の風刺漫画のような絵が時代感を膨らませています。
しみじみとしてくる絵本です。
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★5  やさしさと愛があふれる本です 投稿日:2010/05/01
もここさん 40代・ママ・東京都  男の子12歳、女の子9歳
おじいちゃんがおばけになったわけ
おじいちゃんがおばけになったわけ 作: キム・フォップス・オーカソン
絵: エヴァ・エリクソン
訳: 菱木 晃子

出版社: あすなろ書房
13歳の息子と10歳の娘に読みました。
あ〜、もう、K.F.オーカソンさんの勝ち!って感じの展開です。
作品中におじいちゃんの愛があふれています。

夜中におじいちゃんと忘れ物探しをして朝に眠くなってしまうエリックを見て
おじいちゃんが亡くなったショックで眠れないんだと勘違いな心配する両親。
おじいちゃんとエリックの楽しいお散歩や思い出話。
やさしい雰囲気で話が進む中、おじいちゃんは忘れ物に気付きエリックに話をします。

子ども達は真剣に聞き入っていました。
読み終わった後、息子がひとこと「感動する話だね」と。

「いいか、エリック。子どもはぎょうぎよくしなくちゃならないが、しすぎることはないぞ」
おじいちゃんがエリックの健やかな成長を願う気持ちと
エリックのおじいちゃんへの想いがジーンと伝わってくる本です。
人の死についても感じるものがあるはずです。
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★5  案内役はなんじゃもんじゃとなんだかんだ。 投稿日:2010/04/19
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
わざわざことわざ ことわざ事典 (3) せいかつの巻
わざわざことわざ ことわざ事典 (3) せいかつの巻 作: 国松 俊英
絵: たかい よしかず

出版社: 童心社
よく見たら、案内役のキャラクターは2匹いて、名前もついてました。
「なんじゃもんじゃ」と「なんだかんだ」です。
このキャラクターたちも、このことわざ辞典の魅力です。
他の感でも紹介しましたが、ところどころに4コマ漫画や絵もじクイズを使って、ことわざを楽しく教えてくれています。

こちらの巻では、生活にまつわるものを多くとりあつかていて、
「嘘から出たまこと」とか、「怪我の功名」とか、「地獄の沙汰も金次第」などが載っています。
もう、ことわざを知っている大人が読んでも楽しいです。
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★5  哲学的な絵本かも 投稿日:2010/04/25
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
どうするどうするあなのなか
どうするどうするあなのなか 作: きむら ゆういち
絵: 高畠 純

出版社: 福音館書店
やまねこに追いかけられて必死に逃げるのねずみ。
のねずみを餌にしようと追いかけるやまねこ。
それが深い穴に落ちてしまって、どうしたら出られるかを考えます。
縦長の絵本にユーモアいっぱいですが、良く考えると極めて哲学的な本だと思います。
のねずみを食べてしまってはやまねこは外に出られない。
どうしたら外に出られるか、そしてどうしたら自分たちが助かるか、単純なようで二つの目的を敵味方の間で話し合います。
のねずみだけが助かるのではやまねこは受け入れられません。
やまねこを先に出してしまっては、食べられてしまうだけです。
おかしいのは、流れ込んだ水のおかげで外に出られたのに、どうしたら穴から抜け出すことができるかを話し合い続けていること。
この話し合いによって仲が良くなったようでもあります。

自分たちもどうしたらよいか考えると、けっこう難しい問題のようです。
低学年、高学年、学年によって意味の変わる絵本だと思いました。
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★4  4コマ漫画や絵もじクイズもあるよ。 投稿日:2010/04/19
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
わざわざことわざ ことわざ事典 (2) からだとたべものの巻
わざわざことわざ ことわざ事典 (2) からだとたべものの巻 作: 国松 俊英
絵: たかい よしかず

出版社: 童心社
薦めたのは、下の子にでしたが、先に読んで楽しんだのは上の子でした。
子ども向けのことわざ辞典です。
表題にあるように、「体や食べ物」にかかわるものをいくつかピックアップしてあって、
このシリーズの案内役のようなマスコットのキャラクターが、子どもにもわかりやすい言葉で、意味を説明してくれています。
たかいよしかずさんのイラストも、分かりやすくてかわいくて、うちの子は楽しんで読んでました。
ところどころに、ことわざの4コマ漫画や、絵もじクイズなども書かれていて、字だけでは飽きてしまうお子さんにも、いいかな〜、と思いました。

うちの子は、最後の方に出てきた「目は口ほどにものを言う」の犬のキラキラした目に、うっとりしてました。
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★5  少年の功績 投稿日:2010/04/25
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
ふしぎなガーデン
ふしぎなガーデン 作・絵: ピーター・ブラウン
訳: 千葉 茂樹

出版社: ブロンズ新社
廃線となった高架鉄道。そして荒廃した街。
廃墟のような線路の跡に枯れそうになった草木を見つけたリーアム少年がそれを育て始めます。
草木を育てることに興味をもったリーアムの努力で町は草木で埋め尽くされていきます。
絵がとてもまろやかで、草木が生き生きして見える絵本。
しかし、この絵本の中で見過ごすことのできないのは、リーアムが投げ出さずに努力したこと。
そして、その姿と緑化されていく街が協力者を生み出したことです。
少し誇張が大きいようにも思えますが、子どもたちにとってはこのくらいが良いのかも。
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★4  ????? 投稿日:2010/04/24
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園
魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: あすなろ書房
インパクトのある題名と、ふしぎな絵で、「?マーク」のつく絵本です。
帽子が好きでわがままな犬フリッツの散歩と留守番を頼まれたアラン。
散歩に出かけたけれど「ぜったいになにがあっても犬を庭園の中に入れてはいけません。」と看板を出した引退した魔術師アブドゥル・ガサツィの庭にフリッツを逃がしてしまいます。
インチキくさい庭の入口と、インチキくさいガサツィの姿。
妖しげなお話です。
フリッツはアヒルに変えてしまったと言われて、連れ帰るときにアヒルは帽子を取って空に飛び立ってしまいます。
家に帰ってみると犬のフリッツは戻っているのですが、「?????」。
あり得ないけれど、なぜか納得させられてしまうようなお話。
読んでいる自分達もオールズバーグの魔法にかけられてしまったようです。
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★5  必見の価値あり! 投稿日:2010/04/19
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
ぐるりんぱっ
ぐるりんぱっ 作: なかの ひろみ
写真: まつお ようこ

出版社: アリス館
写真絵本です。
検索していて、何気にそのタイトルに惹かれて、図書館で探してきました。
すごかった〜!!
うちは下より、上の子が気に入りました。
「この葉っぱは何?」
私も最初、ページを開いた時、同じことをつぶやいてしまったのですが、まさか娘も同じことをいおうとは…。

この絵本に登場する葉っぱたちはシダ類の葉だそうです。
一番最後のページに「ぐるりん通信」というのがあって、面白いイラスト付きで、さらに「シダ類」のことが、いろいろと書いてありました。

いや、ホントに。ためになるし、面白かったです。
シダの葉っぱって、こんな妙技があったんですね〜。
小学校低学年から高学年、中学生でも楽しめる写真絵本だと思います。
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★5  SFのショートショートみたいでした。 投稿日:2010/04/19
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
海は広いね、おじいちゃん
海は広いね、おじいちゃん 作・絵: 五味 太郎
出版社: 絵本館
これはユーモア感覚のあるSFショートショートという感じで、星新一さんの作品なんかと、似ているストーリーでした。
もちろん、五味さんの味がしっかりと出ていて、面白かったです。

うちの上の子は、「なに、これ、なにこれ〜」と、クスクス笑ってました。こういうユーモアが特に好みのようです。

表紙の画も、また素敵ですね。色の入れ方がすごく目を惹きます。
単純で、見ているだけで(文章を深読みをしなくても)楽しい絵本でした。
4歳くらいから小学校高学年くらいまで、お薦めできます。
特に、UFOなどの不思議なものが好きなお子さん、お薦めです!
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★4  凧名人と戦争 投稿日:2010/04/24
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
とうちゃんの凧
とうちゃんの凧 作: 長崎 源之助
絵: 村上 豊

出版社: ポプラ社
お父ちゃんが魚屋の仕事そっちのけで夢中になった凧作り。
できた子どもにも巴御前の名前をつけたりして…。
でも、戦時中の話でした。
長崎さんの戦争シリーズの中で、不思議と悲壮感が表に出てこない作品です。
それにしても…、とは思ってしまうのですが。
招聘されて中国に出兵したお父ちゃん。
戦地で凧揚げとは信じられない話ですが、戦場の厳しい状況下にもそんなのどかさもあったのでしょうか。
ただ、連凧を揚げている光景は、その後を予測させてしまいました。
敵に居場所を教えているような者ですから。
お父ちゃんは撃たれて死にました。
お父ちゃんは本望だったのでしょうか。
家族はどう思ったのでしょうか。
やはり生きて帰って、平和な時代に思い気入り凧に取り組むお父ちゃんを見たかったのではないでしょうか。
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★3  作者はミヒャエル・エンデの目にとまった人 投稿日:2010/04/19
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
わらいかたをおしえてよ
わらいかたをおしえてよ 作: ラルフ・イーザウ
絵: オオサワ チカ
訳: さかよりしんいち

出版社: 長崎出版
うちのこどもの範のは、動物好きですが、今イチでした。
ただ動物たちの画が、非常に丁寧に描かれていて、それは気に入っていたようです。

特に、鳥の羽根の感じとか素敵でした。
ハイエナの笑い顔をインパクトはありましたが、
「ハイエナには気をつけるんだ」といわれていたのに、実際のハイエナはからすのブラックスを見ても、捕まえようともしなかったので、前半のあの伏線みたいな言葉は何?と、思ってしまいました。

後ろの解説を読むと、作者はベルリン生まれのファンタジー作家で、あの、ミヒャエル・エンデに認められて、作家デビューしたとか…。
もしかしたら、この方は絵本の世界よりも、もっと長めのファンタジーの世界を描く方が、向いているのかもしれません。
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★4  子どもの話ではアニメの方が分かりやすい 投稿日:2010/04/18
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子10歳
ひとまねこざるときいろいぼうし
ひとまねこざるときいろいぼうし 作・絵: H.A.レイ
訳: 光吉 夏弥

出版社: 岩波書店
とても有名な絵本の1冊です。
前にも読んだことはあったけど、感想を書いたのは初めてかも。

じょーじは、この「きいろいぼうしのおじさん」が、とても好きになったようです。
でも、理由が全然わからなくて、どうして、自分を捕まえた人間が好きになるのか、私にはわかりませんでした。
画も文章も、とても好意的に描いてあるけど、自然界の動物を町の動物園に連れてちゃうって、よく考えるとひどいことしてるよね〜。
といったら、
うちの上の子は、「前に見た『おさるのじょーじ』のアニメは、
“きいろいぼうしのおじさん”がどうしてジョージを連れていったか、どうして黄色い帽子なんかかぶってたのか、よくわかったけど、
この絵本じゃわからなかった。絵本が原作なの?」

私はそのアニメを見たことがないけど、
アニメの方が、ジョージときいろいぼうしのおじさんがどんな風に「仲良し」か、よくわかるそうです。
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★5  エノキの伝えること 投稿日:2010/04/24
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子14歳
ひろしまのエノキ
ひろしまのエノキ 作: 長崎 源之助
絵: 二俣 英五郎

出版社: 童心社
中学校の読み聞かせで再読しました。
広島の病院の傍らにあったエノキが、あの原爆と戦後とそして現在にわたって伝え続けているものがあります。
それは生きることの尊さ。
病院で負傷兵たちの憩いの場であったエノキの木陰は、原爆が投下された朝一変しました。
多くの命を失って荒廃した広島で、枝を吹き飛ばされても生き続けるエノキ。
復興していく町の中で残ったエノキですが、洞にゴミを投げ入れる人たちがいることを悲しんでもとまち小学校の児童たちがエノキを守る活動を始めました。
数人の児童たちの思いが拡がっていくのです。
子どもたちの願いを拒絶するように2度の台風で枝が折られ、幹の上の方が失われてしまったエノキ。
それでも子どもたちの願いは通じました。
樹医の手当のおかげでエノキは再生し、自分の子どもたちを育てたのちに一生を終えました。
この絵本には原爆の恐ろしさとともに、再生する力と未来にかける思いが込められています。
今年亡くなった長崎源之助さんが、戦争の悲惨さについて書き続けた絵本や物語の中で、光が見える作品です。
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★5  ブラックユーモア 投稿日:2010/04/24
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
オオカミと石のスープ
オオカミと石のスープ 作・絵: アナイス・ヴォージュラード
訳: 平岡 敦

出版社: 徳間書店
年老いたおおかみがめんどりさんの家をおとずれた理由は?
煮えるはずのない石のスープ。
ひとのいいめんどりさん、心配してたずねてきたブタさん。
つぎつぎに心配した仲間たちがたずねてきます。
そして、次々に野菜が加わっていきます。
仲間たちは夕ご飯で楽しくおしゃべりして親しみを増していきますが、オオカミさんはというと狡猾な目で、みんなを見ています。
オオカミの目的は?
よく考えると非常に不気味なお話です。
お肉の入っていないスープなんてオオカミさんが欲しいわけがない。
オオカミの気の弱さと、仲間たちの心配でめんどりさんは助かりました。
オオカミさんはもうこの家に来ることはないでしょう。
安全安心を得られたのです。
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★5  2ひきのアリの冒険 投稿日:2010/04/21
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
2ひきのいけないアリ
2ひきのいけないアリ 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: あすなろ書房
アリは、女王アリに従って働くのが仕事。だからってたまにははみ出したっていいよね。
私には、この2ひきのアリがいけないアリのようには思えないのですが、砂糖つぼの中に残ったアリはとんでもない冒険に巻き込まれます。
紅茶?に入れられ、飲み込まれそうになり、トースターに入れられ、生ごみの粉砕機?に入れられ、コンセントで感電しそうになり…。
助かって良かったね。

この2ひきのアリは、この冒険を通してしてはいけないことを学びました。
アリの目から見た家の中が面白く描かれています。
今まで見たオールズバーグの絵に比べ、すっきりと描かれているのと、線に特徴があって新鮮でした。
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★3  おじいさんの世界、花の世界 投稿日:2010/04/21
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
おじいさんの小さな庭
おじいさんの小さな庭 文: ゲルダ・マリー・シャイドル
絵: バーナデット・ワッツ
訳: ささき たづこ

出版社: 西村書店
隣の庭で咲きたかったヒナギク。
希望が叶ったと思ったら、相手にされない所か抜かれてゴミ捨て場に。
小さくても自分の世界が良い。
そんな話でしょうか?

でも、私は不思議な感じがしたのです。
おじいさんとお隣さんは仲が良くないのでしょうか?
小さな庭の仲間たちは仲が良いけれど、小さな世界で小さくなって生活しているようにも思えるのですが。

やっぱり、外の世界にあこがれても良いじゃないか。
外の世界と仲良くなっても良いじゃないか。
なんだか気持ちにオチ所のない絵本でした。
おじいさんにおじいさんらしさを感じられないのも不思議。
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★5  待ってました! 投稿日:2010/04/18
きのぴいさん 30代・ママ・栃木県  女の子4歳、男の子1歳
続・しごとば
続・しごとば 作・絵: 鈴木 のりたけ
出版社: ブロンズ新社
続編が出るのをとても楽しみにしていました。

このシリーズは、細かいところまで描かれており、また、その職業の生活の一部分を絶妙に切り取っていて感動です。

なかなか身近にない職業も取り上げてあって新しい発見がありうれしいです。
また、それぞれの職業のページがどこかにつながっていることもあっておもしろい。見るたびに、あら、こんなところまで・・・とできばえの良さにびっくりさせられます。

ここでは特別な職業が取り上げられることが多いですが、サラリーマンなど取り上げたらどうなるんだろう・・・なんて想像してしまいました。

また別の職業で続編が出たら即購入します!!
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★5  母子の絆 投稿日:2010/04/16
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
かあさんの下駄
かあさんの下駄 出版社: 青海社
これは、若いお父さんお母さんよりさらに昔の世界かも知れません。
私にとってはとても懐かしい昔への郷愁あふれる物語です。
田舎から出てきて訛りをばかにされ、貧乏をばかにされ、弁当代として渡されたわずかなお金を節約して、すり減った男物の下駄をはくお母さんに新しい下駄を買ってあげる。
まさか子どもがそんな思いをして買ってくれたとは思わないお母さんは、とってきたもの思って子どもをしかる。
今の子は「ありえない」とか「ださい」とか言って、軽く流してしまうかもしれないけれど、親子の絆って物はなくても心で結ばれていた時代があった。
子どもにお薦めする前に、親として読むべきところの多い作品です。

実話だそうです。歌手である中村さんの歌詞から生まれた作品だそうです。
漫画家の石ノ森章太郎が序文を書き、多くの人たちが寄せたコメントが含まれています。
団塊の世代が郷愁を寄せる時代の話です。

歌詞の冒頭に次のような詞があります。
「世界中で一番きらいなものはかあさんの怒った顔…
世界中で一番うれしいのはかあさんの笑った顔…
世界中で一番つらいのはかあさんの泣いた顔」
この感覚を子どもたちに判ってもらいたい。
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★5  さくらの一年 投稿日:2010/04/18
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
さくら
さくら 作: 長谷川 摂子
絵: 矢間 芳子

出版社: 福音館書店
とても繊細で澄んだ絵で、桜の一年間が語られます。
早川司寿乃さんの描いた『春の主役 桜』と絵のイメージが共通しているような気がしましたが、こちらは桜そのものにスポットを当て、とても純粋です。
これを見ると、自分達の見ている桜にとても親しみが持てます。
桜は春だけではないのだと痛感した次第です。
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★4  書から思い描くこと 投稿日:2010/04/18
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
もじと絵
もじと絵 絵: 黒田 征太郎
もじ: 乾 千恵

出版社: アートン
書家とイラストレーターのコラボレーション作品です。
正直言えば、組み合わせのちぐはぐさにスルーしかけたのですが、黒田征太郎さんのこの本ができた説明を見て踏みとどまりました。
書家の乾千恵さんは脳性小児マヒで身体が不自由ながら、とてもダイナミックな書を書き、いろいろなイベントに参加する力強い方です。
その力強い乾さんの一文字一文字から様々なイマジネーションがわき上がります。
黒田さんはその乾さんの文字から思い浮かべたものを、黒田さんなりに形にしたのです。
同じ文字をデフォルメして、茶化したわけではありませんが、黒田さんは乾さんの文字から軽快な世界を受け取ったのです。
この発想はとても良いことだと思いました。
乾さんの文字を見て、黒田さんの絵と言葉を見て、ナルホドと思うのもよし、イヤイヤと思うのもよし。
そんな感覚で眺めると、楽しくなると思います。
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