穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!
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2月15日発売、『クーちゃんとぎんがみちゃん ふたりの春夏秋冬』は、カカオの町に住む板チョコレートのクーちゃんとなかよしのぎんがみちゃんの、四季を通じてくり広げられる、ふたりのとろけるような楽しい毎日を描いたお話です。
今回は発売を記念して著者の北川佳奈さんに、『クーちゃんとぎんがみちゃん ふたりの春夏秋冬』の誕生秘話や執筆にあたってのお話などを伺ってみました。
小さい女の子のお友だちが、絵のプレゼントをしてくれたんです。その絵の中に、板チョコが赤いリボンをつけた絵があって、その絵を見たときに「なんてかわいいんだろう!」と思ったことがきっかけで、板チョコを主人公にしたお話を書こうと思いました。
クーちゃんとぎんがみちゃんと、ずっと昔から友だちだったような、そんな気持ちになりました。
赤い表紙やくらはしれいさんの絵といった、本のたたずまいが、そう感じさせるんだと思います。
板チョコの女の子に相棒みたいな仲良しの子がいたらいいなと思い、5円チョコちゃんとか、パラソルチョコ婦人とか、いろいろ候補をあげていたとき、夫が「銀紙」と言ったんです。
子どものころから板チョコはもちろん、キスチョコやフィンガーチョコレート、コインチョコレートなど、銀紙に包まれたチョコレートが大好きだったことを思い出しました。これはもう、銀紙しかない! と思い、ぎんがみちゃんにしました。
ウイスキーボンボンさんは愛着があるのですが、酔っぱらっていそうなので、わたしはフィンガーチョコレートさんのお店に行ってみたいです。
(*どんなキャラクターなのか、どこで登場するのかは、ぜひ作品をご覧ください!)
普段はついぼんやりしてしまいがちで、何かを見ても「きれいだな」と思うくらいです。
実際に書くときになると、どこからかひょっと言葉が出てきます。あとから読み返すと、本当に自分が書いたのかな? と思うこともあって、不思議です。
はい。中には実際にあったことも入っています。
特にコロナ禍で「友だちに会いたいな」とか「家族が元気でうれしいな」とか、自分の大切なものを確認することができて、それがエピソードに生かされていると思います。