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出版社エディターズブログ

2022.02.17

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『クーちゃんとぎんがみちゃん ふたりの春夏秋冬』著者・北川佳奈さんインタビュー (岩崎書店)

2月15日発売、『クーちゃんとぎんがみちゃん ふたりの春夏秋冬』は、カカオの町に住む板チョコレートのクーちゃんとなかよしのぎんがみちゃんの、四季を通じてくり広げられる、ふたりのとろけるような楽しい毎日を描いたお話です。
今回は発売を記念して著者の北川佳奈さんに、『クーちゃんとぎんがみちゃん ふたりの春夏秋冬』の誕生秘話や執筆にあたってのお話などを伺ってみました。

  • クーちゃんとぎんがみちゃん ふたりの春夏秋冬

    出版社からの内容紹介

    カカオの町でくらす、板チョコレートのクーちゃんと、仲良しのぎんがみちゃん。

    春は散歩と贈り物、夏は海水浴、秋は落ち葉を踏みしめて踊り、冬はがらがらを引きに商店街へ。
    四季を通じてくり広げられる、とろけるような楽しい毎日。ほっこり温かい世界へ誘います。

    注目の新進作家・北川佳奈と大人気イラストレーター・くらはしれいが贈る珠玉の作品。

―――小川未明文学賞という晴々しいデビューから、2作目。デビュー作とはまた違ったテイストの作品の執筆に至った経緯やきっかけを教えてください。


小さい女の子のお友だちが、絵のプレゼントをしてくれたんです。その絵の中に、板チョコが赤いリボンをつけた絵があって、その絵を見たときに「なんてかわいいんだろう!」と思ったことがきっかけで、板チョコを主人公にしたお話を書こうと思いました。

写真左の方に、“板チョコが赤いリボン”をつけた絵が!

―――実際に本を手にされていかがですか?


クーちゃんとぎんがみちゃんと、ずっと昔から友だちだったような、そんな気持ちになりました。
赤い表紙やくらはしれいさんの絵といった、本のたたずまいが、そう感じさせるんだと思います。

 

―――「板チョコ」と「銀紙」。2つはパートナーのような存在ですが、「ぎんがみちゃん」というキャラクターは最初から決めていたのですか?


板チョコの女の子に相棒みたいな仲良しの子がいたらいいなと思い、5円チョコちゃんとか、パラソルチョコ婦人とか、いろいろ候補をあげていたとき、夫が「銀紙」と言ったんです。
子どものころから板チョコはもちろん、キスチョコやフィンガーチョコレート、コインチョコレートなど、銀紙に包まれたチョコレートが大好きだったことを思い出しました。これはもう、銀紙しかない! と思い、ぎんがみちゃんにしました。

 

―――クーちゃんとぎんがみちゃん以外にも、作品の中で、ユニークなキャラクターが登場します。お気に入りのキャラクターはいますか?


ウイスキーボンボンさんは愛着があるのですが、酔っぱらっていそうなので、わたしはフィンガーチョコレートさんのお店に行ってみたいです。
(*どんなキャラクターなのか、どこで登場するのかは、ぜひ作品をご覧ください!)

 

―――作品中の独特な言い回しは(例:冬のわすれものみたいなお花)、北川さん特有の表現ですよね。普段から意識して、いろんなものを見るようにされているのですか。
また、その見えたものを作品に活かされているのでしょうか?

 

普段はついぼんやりしてしまいがちで、何かを見ても「きれいだな」と思うくらいです。
実際に書くときになると、どこからかひょっと言葉が出てきます。あとから読み返すと、本当に自分が書いたのかな? と思うこともあって、不思議です。

 

―――作品内のエピソードは、本当にありそうな日常の様子がたくさん書かれていますが、これは北川さんの実体験も入っていますか?

 

はい。中には実際にあったことも入っています。
特にコロナ禍で「友だちに会いたいな」とか「家族が元気でうれしいな」とか、自分の大切なものを確認することができて、それがエピソードに生かされていると思います。

 

ここからは、北川さんへの作家になられたきっかけや、普段のご執筆のことについて伺いました。

続きはこちら(外部サイト「岩崎書店のブログ」へ移ります)

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