箱のなかにはいっているのは?!
- かわいい
- 盛り上がる
絵本紹介
2022.08.31
みどころ
毎朝いっしょに起きて、いっしょに遊んで。背中にのせてお山のてっぺんに行き、魔法みたいな空を見て。ぎゅっとして、おはなすりすりして。今日もまた一日いっしょ。楽しかったね。さあ、だっこでねんね。
あなたは、だいじな宝物。この上なくたいせつで、小さなかわいい宝物。
「だいすきだよ。お月さまにとどくほど」
湖の向こうに昇る朝日。白く輝く山々に囲まれた草原。寝ころべば空にはオーロラが光り、夜になれば夜空に浮かびあがるまるい月。そんな美しい背景の中で描かれるのは、あふれる愛情に包まれる白くまの親子。絵を見てうっとりした気持ちになっていると、聞こえてくるのは心地よい優しい言葉の数々。絵本の中の親子と自分たちが重なっていくようです。
おやすみ前に過ごす「甘くて幸せな時間」。それが、子どもたちにとってどれだけ大切なものなのでしょう。絵本を読みながら積み重ねていってくださいね。手にとりやすいサイズ、丈夫なボードブック、英語の表記、嬉しいポイントも揃っています。
この書籍を作った人
神戸市生まれ。神戸女学院大学英文学科卒。おもに草花の絵を中心に1994年ごろから絵本作家として活動。著書に『野の花えほん』『いきもの図鑑えほん』(あすなろ書房)、『幸せの鍵が見つかる世界の美しいことば』(創元社)など。絵本に『くまのこポーロ』『おさんぽ』『おかいもの』(主婦の友社)、翻訳書に『翻訳できない世界のことば』(創元社)、『もしかしたら』『だいすきだよ おつきさまにとどくほど』(パイ・インターナショナル)などがある。ふだん着るものの多くを自分で縫うなど、縫い物が好き。近年、弓道を嗜む。京都市在住。
1ページごとに愛が詰まっている
子どもとの生活を母熊の視点から捉えるお話です。
何気ない毎日がどれほどかけがえのないものか、母としても実感させられる絵本でした。
子どもがいつか、この母熊の気持ちを理解して、思いやりのある優しい子に育ってくれたらいいな、なんてことを考えさせられました。絵も優しく、夜をイメージしているカラーなので寝る前の読み聞かせにぴったりだと思います。
(てみれのんさん)
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