箱のなかにはいっているのは?!
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絵本紹介
2022.08.31
みどころ
「ああ、もうダメだ。おわった。これは大ピンチだ!」
きみがそう思うのはどんな時?飲もうと思って注いだ牛乳がこぼれた。ガムをのんだ。テープのはしが見つからない。ゲームの充電ができてない……。
大ピンチというのは、日常生活を送る中で、いつだって突然にやってくる。大人になってみれば小さなピンチに見えることだって、子どもたちから見れば、それは立派な「大ピンチ」。どうのりきればいい?
鈴木のりたけさんの最新作は、そんな大ピンチを徹底解説してくれる「大ピンチの図鑑」。そんなの見たことも聞いたこともない。でもすごく面白いのだ。よくあるピンチ、笑っちゃうピンチ、冷や汗のでるピンチからなぜか哀愁を感じるピンチまで。それぞれに「大ピンチレベル」や「なりやすさの5段階分類」、ちょっとした対処法までついている。この1冊で、もういつピンチが来ても大丈夫だ。……って、本当かな。笑っちゃうけど、意外と役に立つかも!?
きみたちが大きくなれば、大ピンチもどんどんやってくる。でも、きみならきっと乗り越えられる。どーんと背中を押してくれる1冊です。
この書籍を作った人
1975年、静岡県浜松市生まれ。会社員、グラフィックデザイナーを経て、絵本作家に。『ぼくのトイレ』(PHP研究所)で第17回日本絵本賞読者賞、『しごとば 東京スカイツリー』(ブロンズ新社)で第62回小学館児童出版文化賞を受賞。 主な作品に、「しごとば」シリーズ(ブロンズ新社)、『かわ』(幻冬舎)、『おしりをしりたい』(小学館)、『そだてば』(朝日新聞出版)などがある。
子どもが大うけ
主人公の男の子が、牛乳をこぼしたり、いろいろな大ピンチにみまわれます。そのピンチの内容も、ピンチにおちいったときの男の子の表情とかもとてもおもしろいです。7歳の男の子が大うけでした。おもしろい系の本が好きな、幼稚園〜小学校低学年の子どもは、一度読んでみてほしいです。
(じっこさん)
大人も大爆笑!
鈴木のりたけさんのユーモラスな絵本が大好きなので、こちらも読むのが楽しみでした。
表紙にある、牛乳をこぼしてしまう大ピンチ他、日常でよくあるピンチが次々と紹介されています。
「氷が舌にくっついた」「テープのはしが見つからない」などなど、「たしかに!」と叫びたくなるシチュエーションのオンパレード。ママ友と読んだのですが、みんなで「あるある」と言いながら、お腹を抱えて笑ってしまいました。
小さい子から大人まで、みんなで楽しめる絵本だと思います。
(クッチーナママさん)
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