日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
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今年の冬は厳しい寒さ…。
宮沢賢治の「雪わたり」はいかがでしょうか?
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「堅雪かんこ、しみ雪しんこ」雪がすっかり凍った夜、幼い兄妹が歩いていると、狐が歌に入ってきます。狐と友達になった二人は狐に導かれて、狐小学校の幻燈会に招待されました。月のきれいな晩、森の木の枝に白い敷布がかけられ、幻燈会が始まります…。
白と黒の幻想的な世界を、繊細な鉛筆画で表現。子どもときつねたちの交流をあたたかく、美しく描いています。
この書籍を作った人
1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃から短歌を書き始め、その後、農業研究家、農村指導者として活動しつつ文芸の道を志ざし、詩・童話へとその領域を広げながら創作を続けた。生前に刊行された詩集に『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』がある。彼の作品の殆どは没後に高く評価され多数の作品が刊行された。また、何度も全集が刊行された。1933年に37歳で病没。主な作品に『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『ポラーノの広場』『注文の多い料理店』『どんぐりと山猫』『よだかの星』『雪渡り』『やまなし』『セロひきのゴーシュ』他多数。
この書籍を作った人
熊本県生まれ。1980年くらいからイラストの仕事を始める。独特のモノクローム作風で、単行本の表紙イラスト、挿絵などで活躍。児童書挿絵に「星の砦(芝田勝茂・文)」(理論社)、「【ホラーセレクション】サイコ(赤木かん子・編)」(ポプラ社)などがある。この「雪わたり」でけんぶち絵本の里 びばからす賞受賞。趣味は船などの模型を作ること。