絵本紹介
2023.05.29
みどころ
恐竜ファンの子どもたちから大人気! 親子2代で読み継がれている、黒川みつひろさんの恐竜絵本。1992年の第一冊目『たたかえ恐竜トリケラトプス』の刊行から、今年で30周年を迎えます。その記念すべき年に、新シリーズ「恐竜しんはっけん」がスタートしました!
トリケラトプスの親子ビッグホーンとリトルホーン、友達のプテラぼうやが、親とはぐれたデイノケイルスの子ども・ディノを群れに送り届けるため、北米からアジア大陸を旅する物語。注目の第1弾は、彼らの出会いのお話です。
ある日ビッグホーンたちは海岸で、流されてきた子どもの恐竜を見つけます。助けようとしたそのとき、現れたのは海のギャング、「ウミトカゲ」のモササウルスとティロサウルス! そこからトリケラトプスとウミトカゲの激しいバトルが始まります。
全長最大17メートルという巨大な体と、鋭い歯がずらりと並んだ口。噛まれたらひとたまりもありません。さあ、がんばれ、トリケラトプスたち! 今回はどんなかっこいい戦いぶりを見せてくれるでしょうか?
シリーズの人気の秘訣は何といっても迫力満点の恐竜たちの戦い! 今作でもトリケラトプスたちと2頭のウミトカゲの、手に汗握る攻防が見どころです。画面いっぱいに広がるウミトカゲの大きな口の恐ろしさといったら!! ハラハラドキドキ、お話を楽しみながら、ダイナミックに動きまわる恐竜たちの姿を堪能できます。
新しい物語の幕開け、この先どんなことが待っているのか、向かうアジア大陸でどんな恐竜たちが登場するのか、次のお話が待ちきれませんね。
カバー裏に、黒川みつひろさん描き下ろしのぬりえとめいろがついています。絵本のすみずみまで楽しんでくださいね。
この書籍を作った人
1954年、大阪に生まれる。大阪市立美術研究所で絵を学ぶ。恐竜絵本作家として活躍中。古生物研究についても造詣が深い。現在、東京都練馬区にアトリエを構える。作品は『恐竜の大陸1〜7巻』『恐竜図解新事典』『たたかう恐竜たち既11巻』『恐竜ティラノサウルス大図解』(小峰書店)『絵巻えほん 新・恐竜たち』『恐竜の谷』(こぐま社)など、多数出版されている。
変わらない魅力
息子が幼稚園生だった頃から、何度も読んできた黒川みつひろさんの恐竜絵本シリーズ。久しぶりにビッグホーンやリトルホーンに出会えて、懐かしい思いでいっぱいでした。一冊目の刊行から、今年で30年が経つそうですが、今でも絵とお話の迫力は衰えることがありません。
今シリーズの舞台はアジアとのことなので、これまでより更に身近に感じられそう。今後の展開が楽しみです。
(miki222さん)
恐竜好きにはたまらない!
恐竜トリケラトプスシリーズに登場する恐竜たちは、
格好よくて生き生きとしていて、
恐竜好きの長男の心を鷲掴みです!
今作登場のウミトカゲはとても大きくて迫力満点!
「口でっかいなぁ!みんな食べられちゃう!!」と
子どもは大興奮でした。
デイノケイルスのディノという新しい仲間が加わり、
トリケラトプスたちはまた旅へ出発します。
シリーズがまだまだ続いてくれそうで嬉しいです♪
いつも子どもに「ここも!」と催促されて、最後
奥付ページの「作者のことば」も読み聞かせしています。
物語の補足や恐竜の知識が書かれているので、
親も勉強になりますよ。
(こやぁさん)
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