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2023年7月 新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2023.07.15

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7月17日は海の日! 海を体感する絵本(2023年7月 新刊&おすすめ絵本)

目次

今年の海の日は7月17日。関東では梅雨明けの時期にも重なって、海の日を迎えるといよいよ本格的な夏のはじまりを感じます。貴重な三連休で、海の日こそ海へ!と遊びに行くみなさんも多いことでしょう。

夏の海といえばやっぱり海水浴やマリンスポーツのイメージですが、遊ぶ以外にもいろんな楽しみ方ができるように思います。磯の香りを思いきり胸に吸い込んだり、砂浜を裸足で歩いたり、釣りをしたり貝がらを拾ったり。海の恵みを堪能しながら、港から遠洋に出る漁船や貨物船を眺めたり。ちなみに私は車や電車の車窓から海が見える瞬間が好きです。あぁ、海よ!わけもなくテンションがグッと上がります……と、あげてみてびっくり、こんなにありました。きっと海へのイメージや感じ方は、人の数だけありそうな気がします。

海を“体感する”というテーマで選んだ絵本をご紹介します。
絵本に登場する仲間たちも、それぞれに海を感じて楽しんでいますよ。ページをひらけば、実際に行かなくてもその存在を近くに感じることができる……絵本で楽しむ海、もありますね!

つるん、ザラザラ、でこぼこ、キラキラ、ペタペタ……イルカにサメ、カメやタコ、触わって学ぼう、海の世界!『新装改訂版 さわれるまなべる うみのいきもの』

「さわれる まなべる」シリーズ

頭にかぶったドーナツがトレードマークの『ドーナツペンタくん』。真夏の海水浴場で大活躍! 大人気『パンどろぼう』の作者・柴田ケイコさんが描く、海が舞台の楽しいおはなし

  • ドーナツペンタくん

    みどころ

    「ペペン ペンペン ペンタドーナツだよ〜♪」
    移動販売車でドーナツ屋さんを開く、ペンギンのペンタくん。頭にかぶったふっくらドーナツがトレードマークです。
    ほら、もう動物たちが集まってきましたよ。「あげたてドーナツなんて はじめて かうよ」「おいしそうだなあ」大人気です。しかしそこへ、ライオンさんからのリクエストが。「あのさ、ぼくの かおの ドーナツつくってよ」というのですが……。

    「パンどろぼう」シリーズ(KADOKAWA)で人気爆発中の柴田ケイコさんが描く、頭にドーナツをかぶったペンタくんの絵本。そりゃもう、どのページも可愛くてたまりません。ライオンだけでなく、ねこちゃんやヘビくんにもお願いされ、汗をかきかき、一所懸命ドーナツを作るペンタくんだけど、どうやら形作りは苦手なようで……。でも、大丈夫。味はピカイチなんですから! そして思わぬペンタくんのワザが発揮される、おはなしの後半は大注目。目が離せませんよ。

    おいしそうなドーナツに釘付け、そしてペンタくんが作った変なドーナツにニヤニヤ。でも最後は、ペンタくんの活躍ぶりを親子で楽しんでくださいね! (海水浴場に行きたくなっちゃった!)

この書籍を作った人

柴田 ケイコ

柴田 ケイコ (しばたけいこ)

1973年、高知県生まれ。奈良芸術短期大学ビジュアルデザインコース卒業。2002年より広告全般、出版物など、イラストレーターとして高知県で活動中。2009年、第10回ノート展準大賞を受賞。2016年『めがねこ』(手紙社)で絵本デビュー。2児の母。おいしいものが大好き。

お料理大好きな「いつつごうさぎ」、今日は海で開店!休憩中に波打ち際で見つけたのは、キラキラと光り輝く……『いつつごうさぎとうみのほうせき』

  • いつつごうさぎとうみのほうせき

    出版社からの内容紹介

    お店とお家が一緒になったトラックで、愉快に旅するいつつごうさぎ。今日は海辺で開店です。
    トウモロコシ、じゅうじゅう焼いて。
    氷はけずってふわふわに。
    焼きトウモロコシに、かき氷、おまたせしました!
    ちょっと休憩、海で遊ぼう。波打ち際でシロが拾ったのは、キラキラ輝く宝石!?

    『いつつごうさぎのきっさてん』待望の続編!

「いつつごうさぎ」シリーズ

この書籍を作った人

まつお りかこ

まつお りかこ (まつおりかこ)

1989年大分県生まれ。東京都育ち。女子美術大学版画コース卒業。見る人の気持ちをあたたかくする絵を描く。喜怒哀楽の表情が豊かな動物が特長。作品に『あめのひえんそく』(岩崎書店)、『おふろだいすき! しろくまきょうだい』(教育画劇)、『いっしょにあそぼう いない いない ばあ!』『ねんねのじかん ねてるこ だあれ?』(共に永岡書店)がある。

波と追いかけっこ、プカプカ浮き輪、スイカ割り……初めての海!「たちもとみちこのこぶたちゃんしかけえほん」シリーズ最新刊『うみのおと』

  • うみのおと

    出版社からの内容紹介

    電車でうとうとしていたこぶたちゃんが目をさますと、
    見たこともない景色が広がっていましたーー。

    波とおいかけっこしたり、うきわでプカプカしたり、
    すいか割りをしたり、貝がらをひろったり!
    はじめての海にこぶたちゃんの胸は高鳴ります。
    夏がひろがる素敵なしかけえほん。

「たちもとみちこのこぶたちゃんしかけえほん」シリーズ

この書籍を作った人

たちもと みちこ

たちもと みちこ (たちもとみちこ)

石川県金沢市出身。大阪芸術大学デザイン学科視覚情報デザイン学科卒。大阪芸術大学文藝学科客員准教授、同短期大学部客員准教授。絵本をはじめ、イラストレーション、映像、玩具、雑貨、クラフトなど様々なジャンルで「子ども」をテーマに創造性豊かでユーモラスな世界を繰り広げ遊び心をもった作品を発表し続けている。著書の絵本に『アニーのちいさな汽車』(学研)、『ことりのゆうえんち』『ゆきのはな』(PHP研究所)『おほしさま』(教育画劇)『はだかの王さま』『てぶくろ』『3びきのくま』(ブロンズ新社)など他多数。DVDに脚本・監督・イラストを手がけたアニメーション「つづきのおはなし」(クリエイティブ・コア)がある。子どものマルチメディアを企画制作するレーベル 「colobockle(コロボックル)」を主宰。東京、中目黒に「colobockle」のアンテナショップがある。

浜辺でお弁当の番をしていた、べら。のどが渇き海の水を飲んでみたら……初めての海を楽しむ犬の目線がダイナミック!『うみのあじ』

  • うみのあじ

    出版社からの内容紹介

    家族と海へ遊びにいった犬のべら。浜辺でお弁当の番をするのが仕事だ。でも、なんだかのどがかわいて海の水を飲んでみたら、しょっぱくてびっくり。潮だまりではいろんな生き物たちと目が合って、じっくり観察。すると大物にギロリとにらまれ、あわててしまってドッボーン! 海中でタコと大げんかし、スミだらけになって大ピンチに……。初めての海を楽しむ犬の一日をインクで描き、版画で刷り、けずったりして、元気に描いた絵本。

この書籍を作った人

たけがみ たえ

たけがみ たえ (たけがみたえ)

1986年東京都生まれ。和光大学表現学部芸術学科卒業。2007年に長野で牛にかこまれたときの衝撃から、生き物と目があった瞬間の「見たら見られた」をテーマに木版画を制作している。個展、グループ展での発表も多数。2017年『マンボウひまな日』(絵本館)で絵本作家デビュー。主な作品に『みたらみられた』(アリス館)、『あめちゃん』『きょうは泣き虫』(以上、好学社)、『うみのあじ』(あかね書房)、『だんだん だんだん』(ひさかたチャイルド)がある。

働き者の3兄弟いちくん、にいくん、さんちゃんが、釣りに出かけると……「ぐりとぐら」シリーズの中川李枝子さん&山脇百合子さんコンビの復刊絵本!『いちくん にいくん さんちゃん<復刊傑作幼児絵本シリーズ 1>』

復刊傑作幼児絵本シリーズ

この書籍を作った人

中川 李枝子

中川 李枝子 (なかがわりえこ)

作家。1935年札幌生まれ。東京都立高等保母学院卒業後、「みどり保育園」の主任保母になる。72年まで17年間勤めた。62年に出版した『いやいやえん』で厚生大臣賞、NHK児童文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞。翌年『ぐりとぐら』刊行。『子犬のロクがやってきた』で毎日出版文化賞受賞。主な著書に絵本『ぐりとぐら』シリーズ、『そらいろのたね』『ももいろのきりん』、童話『かえるのエルタ』、エッセイ『絵本と私』『本・子ども・絵本』。映画「となりのトトロ」の楽曲「さんぽ」の作詞でも知られる。2013年菊池寛賞受賞。『ぐりとぐら』は現在まで10カ国語に翻訳されている。

この書籍を作った人

山脇 百合子

山脇 百合子 (やまわきゆりこ)

1941年東京生まれ。上智大学フランス語科卒業。旧姓大村百合子。高校三年の時より童話の挿絵や絵本の仕事を多くてがけ、明るく楽しい絵で子どもたちの心を魅了している。主な作品に、実姉中川李枝子氏とのコンビで「いやいやえん」「かえるのエルタ」「おひさまはらっぱ」「ぐりとぐら」シリーズ、「なぞなぞえほん」「くまさん くまさん」、自作絵本に「そらをとんだけいこのあやとり」「やまわきゆりこのあかちゃん日記」「やまわきゆりこのデイブック」などがある。

夏休み前日、鉢植えを持った帰り道は重くて暑い。あさがおさん、『およいでいえにかえりたい』思わずつぶやいたら……!? 清涼感いっぱいの絵本

  • およいでいえにかえりたい

    みどころ

    明日から夏休み。学校からの帰り道、重いランドセルを背負って、大きな朝顔の鉢植えをもったなぎちゃんは、汗びっしょり。

    「あっつーい!」

    へとへとになったなぎちゃんは、掲示板の横で座りこみ、思わずつぶやきます。

    「あさがおさん、およいでいえにかえりたい……」

    すると、朝顔がひゅーっとのびて、きらきらと光る水のシャワーを出し、掲示板の中が水でいっぱいに。泳ぎが得意ななぎちゃんは、ばっしゃーん、ぶくぶくぶく、中に飛び込みます! 泡のすきまから、遠くに人かげが見えたので、泳いでいってみると……?

    いつもの景色が水でいっぱいに。流れるプールにすべりだい。ばしゃばしゃ、すいすい、ひんやり、ゆらゆら。泳いで進む帰り道、なんて気持ちよさそうなのでしょう!! なぎちゃん、うらやましい。あ、朝顔も忘れないで持って帰ってね。

    幼い頃から泳ぐことが大好きだったという作者による初めての絵本。真っ青な空、じりじり熱いアスファルトの道、ランドセル。夏休み前の懐かしい感覚をを思い出しながら、絵本の中で味わえるのは夢のような水の中の世界。想像したことあるような、ないような。でも、一度読んだら夏が来るたびに開きたくなる、思いっきり爽やかな1冊です。

【編集長の気になる1冊】その瞬間に必要なのは……? 『およいでいえにかえりたい』

「PHPわたしのえほん」シリーズ

東京駅を出発し相模湾、駿河湾を抜けてどんどん西へ。海の中をゆく『かいていとっきゅう しんかいせん』で深海の世界を旅しよう!

  • かいていとっきゅう しんかいせん

    出版社からの内容紹介

    いろんな いきものが くらすしんかいの せかいへ しゅっぱつだ!

    「しんかいせん」は、海の中をゆく特別な列車。
    東京駅を出発すると、三浦半島から相模湾、駿河湾を抜けて、西へ西へと進みます。
    乗客は、さまざまな海の生き物を眺めたり、海底駅で珍しい駅弁を買ったり…。
    ページをめくるたびに、変化に富んだ、豊かな海の世界が広がります。
    巻末には時刻表や路線図も収録!

この書籍を作った人

平田 昌広・平田 景

平田 昌広・平田 景 (ひらたまさひろ)

1969年、神奈川県生まれ。ふたりで、2002年楽しい本を作る“オフィスまけ”を設立。夫婦共作絵本に『ひものでございっ!』『ピーマン にんじん たまねぎ トマト!』(いずれも文化出版局)、『なっちゃんの ほくろスイッチ』『のりおのふしぎなぼうえんきょう』『かいてんずしだいさくせん』(いずれも講談社)『ねえ、ほんとにたすけてくれる?』(アリス館)『おとん』『おかん』(大日本図書)など多数。神奈川県三浦市在住。

ドキドキの海の冒険へ、いざ出発!子どもたちの想像力豊かな冒険とヘレン・オクセンバリーが描く優しい挿絵も魅力『ジャック船長とちびっこかいぞく』

この書籍を作った人

ヘレン・オクセンバリー

ヘレン・オクセンバリー (へれんおくせんばりー)

1938年、イギリスのサフォーク州生まれ。夫のジョン・バーニンガムの影響で絵本や挿絵の仕事をはじめる。『3びきのかわいいオオカミ』『トムとヒッポがほんをよむ』(リブロポート)、『しごと』『あそび』『したく』『ともだち』『かぞく』(以上、文化出版局)などの作品がある。

一人でブランコの練習に出かけたワタル。釣り針に引っかかったカモメを見つけ……国語教科書にも掲載されている海の物語『カモメがくれた三かくの海』

  • カモメがくれた三かくの海

    出版社からの内容紹介

    ブランコが苦手なワタルは一人で練習に出かけ,そこで釣り針が引っかかったカモメを助けます。教科書にも掲載された表題作のほかに,「海をあげるよ」「海のたんすパーティー」。海の物語3作品です。
    光村図書版小学校三年生国語教科書に、3期連続12年掲載。

「本のチカラ」シリーズ

この書籍を作った人

山下 明生

山下 明生 (やましたはるお)

1937年東京都生まれ。瀬戸内海で幼少年期を送る。京都大学仏文科卒業。海育ちの海好きで、海を舞台にした作品が多い。『海のしろうま』(理論社)で野間児童文芸賞、『はんぶんちょうだい』(小学館)で小学館文学賞、『まつげの海のひこうせん』(偕成社)で絵本にっぽん賞、『カモメの家』(理論社)で路傍の石文学賞を受賞。絵本の翻訳に「バーバパパ」シリーズ(講談社)、「カロリーヌ」シリーズ(BL出版)などがある。

【動画公開中】さぁ、夏をはじめよう!

< 2023年6月 新刊&おすすめ絵本

文:竹原 雅子 編集:木村 春子

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