超おもしろい、腸の世界を探検しよう!
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絵本紹介
2023.08.22
みなさん、どんな夏をお過ごしですか?
酷暑にはまいっちゃう日々ですが、今年の夏は久しぶりにマスクをつけずに思いきり駆け回る子どもたちの姿を見ることができて、なんだかホッとしています。でも、まだまだ暑さは続きそう……。折り返した夏休みも、楽しみ尽くしましょう!
ざっぶーんと飛び込むのも、波打ち際から果てしない地平線を眺めるのも醍醐味の夏の海。
レジャーに帰省にお出かけいっぱい。電車? 車? 船? 飛行機? どんな乗り物に乗る?
昆虫採集に磯あそび、水族館。いろんな生き物を見たい、触れてみたい!
子どもたちに人気の海や乗り物、生き物をテーマにした絵本をピックアップしました。
夏にぴったりのおはなし絵本のほかに、図鑑やゲーム、知育玩具などいろいろあって、長時間の乗り物移動やお出かけ先でも大活躍しそうです。絵本の時間も、親子でたっぷり満喫してくださいね。
みどころ
ゴーグルにキャップにタオル。そして白黒シマ模様の水着で、準備バッチリ。さあ、プールにいこう! とはりきっていってみたら……。月曜日は見たこともないほどぎゅうぎゅうの人混みプール。火曜日は魚釣りの日? 水曜日、木曜日は?
七変化するプールにびっくり。準備万端の子どもは残念そうなものの、「またあした!」と明るく前向きです。読後感もすがすがしく、なんだかにっこりしてしまう絵本です。見返しには「いち にい さん し」と準備体操をするかわいいポーズがいっぱい! 白黒のコントラストがおしゃれな印象と、どこかゆるく温かいぬくもりが同時に感じられます。
スイスの出版社からデビュー、グローバルに活躍する絵本作家のみうらともさん。本作もスイスで刊行後、みうらさんご自身の日本語テキストで作られたとか。みうらさんの作品が日本で刊行されるのは『わたしのちいさないもうと』(岩波書店)に続き2作目。海外生活経験が豊富で、ほっとする明るさが味わい深い、みうらともさんの作品世界をお楽しみください。これからますます活躍が楽しみな作家さんです。
出版社からの内容紹介
「なんでやねん!」と一緒にツッコミたくなるコミュニケーション絵本
人気シリーズ5作目の舞台は海!
家族みんなでのんびりと海水浴に出かけます。
青い海、白い砂浜、水着に着替えて準備万端
…ところが! 突如おすもうさんが現れたり、
昔話のキャラクターがやってきたり…。
こんな海水浴、ありえない!
思わず「なんでやねん!」と突っ込みたくなることばかりが起きます。
子どもも大人も笑いがあふれるコミュニケーション絵本です。
みどころ
「ジリリリーン リリリリーン」
地中で暮らすせみくんの家の電話が鳴り、せみくんは答えます。
「ええ そうです、いよいよ こんやです」
いったい何が起こるのでしょう。その一報はあっという間に地上の仲間たちに広がっていき、準備が始まります。ミツバチくんたちは甘い蜜を集め、アオムシちゃんたちはサラダを作り、カブトムシは準備運動をし、スズムシさんたちは演奏の練習をします。
その頃セミくんは、ひとり起き上がり、慣れ親しんだ部屋に別れを告げ、はしごを登り、地面へ顔を出し。さらに大きな木の幹を伝って……。
セミくんにとっての「いよいよ」は、もちろん「その瞬間」です。知らなかった子は驚き、知っている子が見ても息を飲んでしまうその出来事。なんて神秘的なのでしょう。そして、セミくんの嬉しそうなこと! さあ、みんなでお祝いです。
地中でのセミくんの暮らし、やがて旅立つ時のその心境、まわりの仲間たちの受け止め方。工藤ノリコさんが描く魅力的な絵を見ているだけで、想像はどこまでも広がっていきます。壮大なのに、どこまでも愛らしく、コケティッシュ。生きるって素晴らしいな。ミーンミーンと元気に鳴くセミくんを見ながら、改めて思うのです。
この書籍を作った人
1970年、横浜市生まれ。女子美術短期大学卒業。絵本作家、漫画家。絵本に『センシュちゃんとウオットちゃん』(小学館)『セミくん いよいよ こんやです』(教育画劇)『寿限無』(ほるぷ出版)『フローリアとおじさん』(白泉社)『ペンギンきょうだい れっしゃのたび』(ブロンズ新社)『ピヨピヨ スーパーマーケット』『ピヨピヨ メリークリスマス』『ピヨピヨ もりのゆうえんち』(佼成出版社)、読み物に『letters レターズ』(偕成社)『マルガリータとかいぞく船』(あかね書房)、マンガに『さすらいの就職犬!ワンワンちゃん』(白泉社)など多数。
出版社からの内容紹介
波打ちぎわに立つ男の子の耳にふしぎな声がきこえてきました。「恐いのかい? それなら、足もとにおちている貝をひろってごらん。海の音がきこえるだろ…」海の精ともいえるタコに誘われ、少年は海にもぐります。青く深い、美しい海の魅力と少年の勇気を描いた、村上康成の新しい世界。
この書籍を作った人
1955年、岐阜県生まれ。創作絵本をはじめ、ワイルドライフアート、オリジナルグッズなどで独自の世界を展開する、自然派アーティスト。「ピンクとスノーじいさん」(徳間書店)、「プレゼント」(BL出版)、「ようこそ森へ」(徳間書店)で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞、「ピンク!パール!」(徳間書店)で、ブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌、「なつのいけ」(ひかりのくに)で日本絵本賞大賞、「999ひきのきょうだいのおひっこし」(ひさかたチャイルド)が2012ドイツ児童文学賞にノミネートなど国内外で高く評価されている。主な作品に「星空キャンプ」(講談社)、「さかなつりにいこう!」(理論社)、「石のきもち」「くじらのバース」(ひさかたチャイルド)、新刊「どろんこ!どろんこ!」(講談社)など多数ある。伊豆高原と石垣島に、村上康成絵本ギャラリーがある。
出版社からの内容紹介
うだるような暑さの夏の大都会。普段であれば楽しいお散歩タイムですが、この暑さにホットドッグ似の犬もギブアップ、もうバテバテ。そこで飼い主の女性が取った行動は…。夏のけだるさや避暑地の爽快感を見事に描いた絵本。2023年コルデコット賞、エズラ・ジャック・キーツ賞の2冠受賞絵本!
出版社からの内容紹介
★「こどもずかん777 しゃしんバージョン」のむし編!
たくさんの親子に愛されてきた、累計240万部を超えるベストセラー「こどもずかん」。本書は、その写真版である「こどもずかん777 英語つき しゃしんバージョン」のむし編です。
★いろいろなむしの写真が満載! 777以上の写真と言葉を収録!
カブトムシ、クワガタムシ、バッタ、カマキリ、チョウなど、いろいろなむしの写真がいっぱい。むしの写真が散りばめられた紙面は、まるでおもちゃ箱みたい! 777以上の写真と言葉を収録。大好きなむしのことだから、たくさんの言葉をどんどん覚えられます。
★知育要素も充実!
ひらがな、カタカナ、アルファベット、数、色など、知育要素も充実。さまざまな分野の学びが詰まっています。むしで楽しく学べる知育図鑑です。
★英語と発音のカナつき
それぞれの言葉には、英語と発音のカナがついています。声に出して読んでみましょう。
アクセントの部分は太字にしているので、読んでいるうちに英語の感覚が身につきます。はじめての英語学習としても、楽しい「おうち英語」としても、長く活用できるシリーズです。
★脳科学の先生からもおすすめ
「バイリンガルは認知症になりにくいことが知られています。言葉を変換する作業を常とすることが脳トレになるからだと想像されます。いわゆる天才教育では空間認知能力も大事なポイント。写真バージョンで空間認知を合わせて鍛えるこの図鑑をお勧めします。」
諏訪東京理科大学教授 篠原菊紀先生より
出版社からの内容紹介
冬の終りに庭の小さな雪だるまを冷凍庫にかくしてしまったピーター。雪だるまが急に消えて不思議がるお兄ちゃんをよそに〈夏に雪だるまを見る会〉を思いつきます。アメリカの名コンビによる、楽しいおはなし。
この書籍を作った人
1913年アメリカ生まれ。グラフィックデザイナー、絵本作家。プラット・インスティテュート卒。マーガレット・ブロイ・グレアムは夫人。
この書籍を作った人
1920年カナダのトロント生まれ。トロント大学で美術史を学ぶ。「あらしのひ」(ほるぷ出版刊)、「うみべのハリー」、「ベンジーのふねのたび」(以上福音館書店刊)などの作品がある。
この書籍を作った人
1970年、埼玉県生まれ。フランス語、英語の児童書を翻訳しながら、ときどきエッセイも書く。主な翻訳に『トラの じゅうたんに なりたかったトラ』(岩波書店)、『どうぶつに ふくを きせては いけません』(朔北社)、『うんちっち』(あすなろ書房)、『わにの なみだは うそなき なみだ』、『ふるい せんろの かたすみで』(ともにロクリン社)など。海外作家との交流も多く、「日本の神話えほん」シリーズ(岩ア書店)では文を担当し、フランスの画家ポール・コックスと共同制作をした。登山と温泉が好き。
みどころ
2年2か月の歳月、3万7千キロもの距離を泳いで海を渡ったアカウミガメ・ヨシ。その名は日本の名前です。なぜ日本の名がついたのか。果てしない距離をどう泳ぎ切ったのか。実在する一匹のウミガメの軌跡を追ったおはなしですーー。
オーストラリアの浜辺。たくさんのきょうだいとともに一匹の赤ちゃんガメが、外敵の狙いをくぐり抜け海に出ました。必死に身を守りながら潮の流れに乗ってひとりぼっちでインド洋へ。しかし5年後、たどり着いた南アフリカの先端で沖合の漁網に引っかかってしまいます。
「もう大丈夫」
衰弱したウミガメを救ったのは、日本漁船の漁師。深い傷を手当し、数ヶ月にわたる世話のおかげで元気になったウミガメは「ヨシ(良し)」と名付けられました。帰国する漁師にかわりヨシを預かることになったのは、南アフリカ・ケープタウンにある水族館。野生に戻れるのかを心配されたヨシは、その後20年間を水そうの中で過ごすのです……。
生まれてから親ガメになるのは、1,000匹のうちたったの数匹。ヨシとの出会いは、漁師や水族館の人たちにとって奇跡のようなできごとでした。そしてもう一度野生に戻り、故郷の海へ。たくさんの支えと応援に応えるかのように、ヨシは人知を超えた生命の神秘を見せてくれます。
作者のリン・コックスは、アフリカ喜望峰周辺の荒海を泳ぐなど常人の限界を超えた記録の数々を打ちたてた長距離スイマー。ウミガメの保護区で赤ちゃんガメが浜辺から海へと向かう姿を見守った時、その決意と力強さに心打たれたといいます。一匹のウミガメの壮大な物語には、想像を超える困難と孤独に立ち向かい動物史上最長記録を泳いだヨシへの、理解者のようなまなざしも込められています。
100年を生きるといわれるウミガメ、ヨシは今も、広大な海をのびのびと泳いでいるでしょうか。その姿に心を重ねながら、ウミガメが生きる環境保護へも思いをつないでいきたい一冊です。
出版社からの内容紹介
いろんな いきものが くらすしんかいの せかいへ しゅっぱつだ!
「しんかいせん」は、海の中をゆく特別な列車。
東京駅を出発すると、三浦半島から相模湾、駿河湾を抜けて、西へ西へと進みます。
乗客は、さまざまな海の生き物を眺めたり、海底駅で珍しい駅弁を買ったり…。
ページをめくるたびに、変化に富んだ、豊かな海の世界が広がります。
巻末には時刻表や路線図も収録!
この書籍を作った人
平田 昌広と平田 景のふたりで、2002年楽しい本を作る“オフィスまけ”を設立。夫婦共作絵本に『ひものでございっ!』『ピーマン にんじん たまねぎ トマト!』(いずれも文化出版局)、『なっちゃんの ほくろスイッチ』『のりおのふしぎなぼうえんきょう』『かいてんずしだいさくせん』(いずれも講談社)『ねえ、ほんとにたすけてくれる?』(アリス館)『おとん』『おかん』(大日本図書)など多数。神奈川県三浦市在住。
出版社からの内容紹介
鉄道をテーマにした、47都道府県と日本地図に親しめるカードゲームです。47都道府県それぞれを走る鉄道を紹介して おり、楽しみながら地理を学べます。
遊べるゲームは年齢に合せて3ステップ5種類。
Step1:2歳頃〜「この鉄道わかるかな」。
Step2:3歳頃〜「47都道府県かるたあそび」、「鉄道スリーヒントゲーム」、「都道府県ならべ」。
Step3:5歳頃〜「新幹線路線図入り日本地図パズル」。
2〜8歳頃まで長く遊べるのも、このカードゲームのポイントです。
出版社からの内容紹介
ある日ガンピーさんがふねをだして出かけると、「わたしものせて、ガンピーさん」とたくさんの仲間がやってきます。低年齢のこどもが自然に楽しめるように、ゆったりとした語りです。ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品。
CDには,作者のバーニンガムさんもお気に入りのオリジナルソング2曲が挿入。
※歌詞はガイドブックに掲載しています
この書籍を作った人
1936年イギリスのサリー州に生まれる。若いころは、兵役を拒否し、さまざまな仕事をしながら世界中をまわった。その後、ロンドンにある美術学校に通いながらイラストの勉強をし、ポスターなどを描いていたが、はじめて手がけた絵本『ボルカはねなしガチョウのぼうけん』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞、絵本作家として鮮烈にデビューした。その後『ガンピーさんのふなあそび』で再度受賞し、この賞を2度受賞したはじめてのイラストレーターとなる。『ガンピーさんのドライブ』『おじいちゃん』『ねんころりん』『旅するベッド』『エドワルド せかいでいちばんおぞましいおとこのこ』など多数の作品を発表しており、いま、世界で最も注目されている絵本作家のひとり。夫人は著名な絵本作家であるヘレン・オクセンバリー。
この書籍を作った人
〈1904-1989年〉佐賀県生まれ。毎日新聞記者を経て、絵本・写真・バレエの研究・評論に活躍。ヘレン・バンナーマン『ちびくろ・さんぼ』をはじめ、シド・ホフ『ちびっこ大せんしゅ』(大日本図書)など、児童書の翻訳を多数手がけた。
出版社からの内容紹介
ずけいであそぼ! カンタン! 自在! 教材クオリティ!
自由なアイデアをあそびながらカタチに!
正三角形・正方形・正五角形を、磁石でくっつけてあそぶ、図形学習教具に、半透明のクリアタイプが登場。
三角形をしきつめてみたり、正方形で立体をつくったり、
簡単、自在に楽しく遊べて、知らず知らずのうちに、思考力や図形センスが伸びる教具です。
文:竹原雅子 編集:木村春子