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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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2023年8月 新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2023.08.21

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こわ〜い!けど面白い!おばけの絵本(2023年8月 新刊&おすすめ絵本)

目次

ゾクゾクこわ〜い! けれど、興味をくすぐられる存在、「おばけ」。「ひゃ〜」って怖がるわりに、「読んで!」と持ってきてくれる不思議なジャンルです。とはいえ、小さなお子さん向けだと怖さのレベルも気になるところ。大人でも、その手の話が苦手な方は、絵本も選びも慎重になりますよね。

さあ、赤ちゃんやおばけ初心者の皆さんは、こちらの入門編からお楽しみください。「怖さ:面白さ」は「1:9」くらい。思わず友だちになれちゃいそうなおばけの子や、どこか人間臭くて憎めない鬼のコンビ、妖怪たちは運動会! 奇奇怪怪な世界に安心して飛び込んでいける、面白くて親しみやすいおばけ絵本を集めました。

本棚に一冊並んでいるだけで、ソワソワ気になってしょうがない。夏の残り香が色濃く漂うこの時期に、おばけの世界へ参りましょう。

「ゆうやみひろば」を出発した赤い電車。窓の外にいるのは、おばけ……じゃない? 想像して盛り上がろう『ぞぞぞぞでんしゃ』

  • ぞぞぞぞでんしゃ

    出版社からの内容紹介

    森の中を走る赤い電車が、ぞっぞっぞっ、ぞぞぞぞぞ……、おかしな音を立てはじめました。乗客たちが窓の外を見ると「きゃー、おばけ」――と思ったら、それは大きなケーキやおにぎり、海苔巻き……。どうしてこんなにごちそうがあるんでしょう?

この書籍を作った人

薫 くみこ

薫 くみこ (くんくみこ)

東京都に生まれる。児童文学作家。高島屋の広告デザイナーを経て、児童文学、絵本、童話の創作を始める。主な作品に「十二歳の合い言葉―12歳」シリーズ(ポプラ社)、『あのときすきになったよ』(教育画劇)、『ハキちゃんの『はっぴょうします』』(佼成出版社)、『ちかちゃんのはじめてだらけ』(日本標準)、『なつのおうさま』(ポプラ社)、「みんなでんしゃ―赤いでんしゃ」シリーズ(ひさかたチャイルド)、近著に『しらゆきちりか ちっちゃいな』(PHP研究所)、『歯っかけアーメンさま』(理論社)、「スパイガールGOKKO」シリーズ(ポプラ社)など多数。ENEOS童話賞選考委員。

この書籍を作った人

かとう ようこ

かとう ようこ (かとうようこ)

詩と絵で綴る大人向けの「心の絵本」から、絵本の世界へ入り、児童書の創作活動へ。 主な作品に「みんなでんしゃ」「ぎゅうぎゅうでんしゃ」「ないしょでんしゃ」「ふらふらみつばち」(以上、ひさかたチャイルド)、「みてみて!」(ポプラ社)、「でっかいたまごとちっちゃいたまご」(WAVE出版)などがある。

誰よりも早く目が覚めちゃう『はやおきおばけ』。夜は眠くなっちゃうから、「うらめしやー」じゃなくて「めざましやー」?

  • はやおきおばけ

    みどころ

    おばけなのに、早起きが大好き!?
    そんな「はやおきおばけ」は、誰よりも早く目が覚めます。
    すると当然、夜は早く眠くなっちゃう。
    夜のおばけといえば「うらめしやー」「きゃー」の時間。
    だけど、はやおきおばけはぐっすり。そこで……。

    「めざましやー」
    「きゃー」

    次々みんなは飛び起きます。これはめざまし時計よりも効果抜群!
    あれあれ、なかなか起きない子もいるようですよ?

    愛らしいおばけたちが活躍する「せなけいこのえほん」シリーズが、ボードブックの新装版となって新登場。カバー袖には読み聞かせQRコードもついています。こんなおばけだったら、すぐに友だちになりたくなっちゃいますね。

「せなけいこのえほん」シリーズ

この書籍を作った人

せな けいこ

せな けいこ (せなけいこ)

東京生まれ。武井武雄氏に師事。1970年、「いやだいやだの絵本」でサンケイ児童文学賞受賞。児童出版美術家連盟会員。「あーん あんの絵本<全4冊>」(福音館書店)、「おおきくなりたい<全4冊>」(偕成社)、「ばけものつかい」(童心社)、「おばけのてんぷら」(ポプラ社)などの作品がある。ほかに紙芝居、装丁、さしえなど幅広い分野で活躍中。

tupera tuperaの妖怪絵本『こわめっこしましょ』。「泣いたら負けよ」って、鬼やゾンビと対決だ! 読み聞かせにも◎

  • こわめっこしましょ

    出版社からの内容紹介

    “にらめっこ”じゃなくて“こわめっこ”??
    “わらったらまけよ”ではなく“ないたらまけよ”の逆転発想。
    次々に登場するこわ〜い妖怪や魔女たちに、まけるな!まけるな!!

この書籍を作った人

tupera tupera

tupera tupera (つぺらつぺら)

亀山達矢(1976年三重県生まれ)と中川敦子(1978年京都府生まれ)によるユニット。 絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、舞台美術、空間デザイン、アートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。著書に「かおノート」(コクヨ)「やさいさん」(学研教育出版)「いろいろバス」(大日本図書)「うんこしりとり」(白泉社)など多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。絵本「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)で第18回日本絵本賞読者賞、Prix Du Livre Jeunesse Marseille 2014 (マルセイユ 子どもの本大賞 2014 )グランプリ、「パンダ銭湯」(絵本館)で第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ、第24回けんぶち絵本の里大賞 大賞、「わくせいキャベジ動物図鑑」(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞を受賞。2019年にやなせたかしさんの遺志を継いで創設された、第1回やなせたかし文化賞の大賞を受賞。武蔵野美術大学油絵学科版画専攻 客員教授、大阪樟蔭女子大学 客員教授。

真夜中のキックオフ! ひとつめこぞうにろくろ首、個性豊かな妖怪たちのスーパープレイが躍動感あふれる『ようかいサッカー』

  • ようかいサッカー

    出版社からの内容紹介

    夕方、人間たちのサッカーをこっそりと見ていたひとつめこぞう。「ぼくも やってみたいなぁ」夜な夜な、仲間の妖怪たちに声をかけ、いよいよみんな大集合。ぱーぷー! 豆腐小僧の笛で、ゲームがはじまります。カッパに化け猫、雪女、いったんもめんにろくろ首……でるぞ、でるぞ! 妖怪たちのびっくりプレー! どうなる? ようかいサッカー!?

    絵本・読み聞かせのプロ、聞かせ屋。けいたろう氏が手がける文章は、声に出して盛り上がること間違いなし! ひろかわさえこ氏が描く個性豊かな妖怪たちが、ボールを蹴って駆け出します。

    しかけページではダイナミックなプレーも再現! サッカー好きも、絵本好きも、皆一緒に熱くなれるサッカー絵本です。

「ポプラ社の絵本」シリーズ

この書籍を作った人

聞かせ屋。けいたろう

聞かせ屋。けいたろう (きかせやけいたろう)

夜の路上で、大人に絵本を読み始めた、聞かせ屋。親子読み聞かせ、絵本講座、保育者研修会で全国を駆け巡る。絵本の文章、翻訳も手がける。元保育士で一児の父。作品に「どうぶつしんちょうそくてい」「おっぱいごりら」(アリス館)「まいごのたまご」(角川書店)など。

この書籍を作った人

ひろかわ さえこ

ひろかわ さえこ (ひろかわさえこ)

北海道小樽市生まれ。武蔵野美術大学商業デザイン科卒業。主な作品に、「ぷくちゃんえほん」シリーズ、『いちにのさんぽ』、『あめぽったん』(すべて、アリス館)、「やさいむら」シリーズ、『ぞろりぞろりとやさいがね』(ともに偕成社)、「かばくん・くらしのえほん」シリーズ(あかね書房)などがある。日本児童出版美術家連盟会員。

「おばけもおばけが怖いんです」ぶるぶる震えるおばけの子どもたちが『おばけのきもだめし』へ。背筋が凍るゾゾゾ……なラスト

  • おばけのきもだめし

    みどころ

    「おばけのきもだめし」・・・あれ? なんかおかしい。
    そう、この絵本。「おばけのこども」たちが森できもだめし大会をするお話なのです。
    なんだか始まる前からみんな不安気な顔をしています。
    ろくろくび、のっぺらぼう、ひとつめにかさおばけ。
    みんなだって結構こわい顔をしているのにね。

    さて、えんまさまの一声できもだめしはスタートです。
    「さっさと、いけー」

    そろ、そろ、そろり。
    ちょび、ちょび、ちょびっと。
    みんなはくっついて、だんごになって歩きます。その時・・・
    「でたーっ」
    出ました、出ました。これはこわい!
    おおダヌキにガマガエル。なにしろみんな大きくて迫力満点なのです。
    おやおや、ひのたまはぶるぶる震えていますよ。
    そんな時、一番こわいあのおばけが・・・!?

    内田麟太郎さんと山本孝さんのコンビが描くおばけの絵本。
    迫力あって、それでいてユーモラス。
    こわいけど、楽しい。
    子どもたちが大好きな内容です。

この書籍を作った人

内田 麟太郎

内田 麟太郎 (うちだりんたろう)

1941年福岡県大牟田市生まれ。個性的な文体で独自の世界を展開。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごと がたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞。絵本の他にも、読み物、詩集など作品多数。他の主な作品に「おれたち、ともだち!」シリーズ(偕成社)、『かあさんのこころ』(佼成出版社)、『とってもいいこと』(クレヨンハウス)、『ぽんぽん』(鈴木出版)などがある。

この書籍を作った人

山本 孝

山本 孝 (やまもとたかし)

1972年、愛媛県松山市に生まれる。大阪デザイナー専門学校編集デザインコース絵本科卒。「あとさき塾」「メリーゴーランド絵本塾」で絵本を学ぶ。作品に『アブナイかえりみち』『アブナイおふろやさん』『祗園精舎』(ほるぷ出版)『ちゃんがら町』『十二支のおはなし』『がっこういこうぜ!』『おばけのきもだめし』(岩崎書店)『雪窓』『本所ななふしぎ』『学校ななふしぎ』(偕成社)『むしプロ』 『カイジュウゴッコ』(教育画劇)『ぬ〜くぬく』(農文協)『にんじゃつばめ丸』(ブロンズ新社) 『えかきのチャーリーひみつのかべ』(イースト・プレス)『いっすんぼうし』(あかね書房)『はのはのはなし』(アリス館)などがある。

通ってはいけないよ、と言われた「もりのみち」には次々と妖怪が出現。ドキドキしながら大迫力のページをめくる『こんたのおつかい』

  • こんたのおつかい

    出版社からの内容紹介

    おつかいをたのまれた、こぎつねのこんた。お店に行くとちゅう、お母さんに「だめ」といわれていた『もりのみち』をどうしても通りたくなって…?迫力満点のオニや妖怪が次から次へと現れて、ページをめくる驚きがいっぱい! 読み聞かせにひっぱりだこになる痛快絵本!

「こんたのおつかい」シリーズ

この書籍を作った人

田中 友佳子

田中 友佳子 (たなかゆかこ)

東京生まれ。幼少期を、自然に恵まれた神奈川県津久井郡で過ごす。武蔵野美術大学卒業。在学中はリトグラフに熱中。趣味は読書とランニング。特に自然の中を走ることが大好き。作品に『こんたのおつかい』『かっぱのかっぺいとおおきなきゅうり』『にげだしたてじなのたね』『こんた、バスでおつかい』(徳間書店)などがある。

深さも広さも自由自在、月夜に現れた不気味な水たまりの正体は、いたずら好きの『ばけバケツ』。不思議な世界をチャーミングに描く

  • ばけバケツ

    出版社からの内容紹介

    おばけも楽しい月夜の散歩。つぎつぎと現れるのは…!? 月夜の不思議を描いた、おばけ絵本の新定番! 夜の闇が美しい絵本。おばけのコミカルなやり取りがリズムある文章で綴られ、読み聞かせにもぴったり。

この書籍を作った人

軽部武宏

軽部武宏 (かるべたけひろ)

1969年、東京都に生まれる。画家。第2回岡本太郎記念現代芸術大賞展出品。個展、グループ展にて作品を発表している。『のっぺらぼう』(杉山亮・作、ポプラ社)で第16回日本絵本賞及び読者賞を受賞。主な絵本の作品に『いいないいなこのおうち』『いいないいなあのおうち』(ともに小学館)、『おたまさん』『こっそりどこかに』(ともに長崎出版)、『ちょうつがいきいきい』(加門七海・作、東雅夫・編、岩崎書店)、『まんげつのこどもたち』(イースト・プレス)、『大接近!妖怪図鑑』『大出現!精霊図鑑』(ともにあかね書房)ほか多数。

風神雷神の応援合戦に、火の玉割り競走と妖怪ならではの種目が満載。人気シリーズ新作『妖怪横丁大運動会』は運動会シーズンにも

  • 妖怪横丁大運動会

    みどころ

    空は晴天、はためく国旗。とびっきりの運動会日和!
    だけど今日は、ただの運動会じゃありません。

    「わたしたちは、妖怪精神にのっとり
    のびたり ちぢんだり とんだり
    妖怪らしく正々堂々と
    競技することをちかいます」

    『妖怪横丁』『妖怪遊園地』『妖怪温泉』などなど、広瀬克也さんの「妖怪シリーズ」でおなじみの妖怪たちが、こんどはみんなで運動会!

    妖怪のための運動会、やっぱり、ふつうの競技は見当たりません。大玉転がしは、燃え盛る火だるま転がしだし、二人三脚では、足を結び合わせるかわりに、ふたりでデカいひとつのパンツをはいてのかけっこ! 障害物競走では、雪女に冷気を浴びせかけられ、ろくろ首のからまった首と格闘して……どれもこれも、妖怪らしい、むちゃくちゃな競技ばかりです。

    聞いたことあるあの妖怪も、初めて知ったこの妖怪も、入り乱れての大混戦! 次から次に飛び出すおかしな競技を、妖怪たちは自分の個性を駆使してクリアしていきます。

    そしてお昼は特製弁当。これも、妖怪らしいめちゃくちゃなメニュー……と思いきや、人間たちでも、よだれを垂らしてよろこびそうなお弁当です。エビフライにステーキにお寿司に……う、うらやましい!

    晴天の下、たのしそうに競技にのぞむ妖怪たちのにぎやかな様子に、読んでるこちらも心ウキウキそわそわ、お祭り気分になる一冊です。

    夜に墓場でやるのもいいけど、やっぱり運動会は青空の下! さあ、赤組白組、勝つのはどっちだ!?

「広瀬克也の妖怪」シリーズ

「うわっ でよった でよった。なんや きみは」臆病な赤鬼の、関西弁でゆる〜い『オニのきもだめし』。おばけ相手のボケとツッコミが最高!

  • オニのきもだめし

    出版社からの内容紹介

    オニふたりのくら〜い夜道の“きもだめし”

    オニにはこわいものはない?いえいえ、オニだってこわいものはこわいのです。『ちくわのわーさん』『うどんのうーやん』などで人気の岡田よしたか氏が描く、こわがりなオニふたりにおこった、こわくておかしな物語。

    ある晩、ふたりのオニが夜道を歩いておりました。
    そこに、ゆうれいやろくろっくびがあらわれて、オニたちをこわがらせます。やっとのことで家にたどり着いたふたりのオニに起こったおどろきのできごととは!? 
    こわがるオニと、次から次へとあらわれるおばけたちのやりとりが軽妙で楽しい“岡田ワールド”全開の絵本です。

この書籍を作った人

岡田 よしたか

岡田 よしたか (おかだよしたか)

1956年 大阪生まれ。著書に、『おーい ペンギンさーん』『特急おべんとう号』(福音館書店)、『ちくわのわーさん』『こんぶのぶーさん』『うどんのうーやん』(ブロンズ新社)、『ハブラシくん』(ひかりのくに)などがある。奈良県在住。2012年『ちくわのわーさん』(ブロンズ新社)で、第3回リブロ絵本大賞を受賞。

【動画公開中】夏休みに広がる世界 絵本・児童書21選

文:栗田奈緒子 編集:木村春子

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